バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵
自分自身についてあまりさらけ出すのは良くないこと、礼儀正しさや良識、冷静さなどの重要性など、社会生活を営む上で失敗しがちなポイントを抑えていて、気をつけなければならないと思わせられる。
17世紀のスペインで修道士として活躍したバルタザール・グラシアンによる240の言葉を現代語訳している…
自分自身についてあまりさらけ出すのは良くないこと、礼儀正しさや良識、冷静さなどの重要性など、社会生活を営む上で失敗しがちなポイントを抑えていて、気をつけなければならないと思わせられる。
17世紀のスペインで修道士として活躍したバルタザール・グラシアンによる240の言葉を現代語訳している…
ポイントとしては見返りを求めると残念な人になるので、見返りを求めないで実行することと書かれている。 見返りを求めずにいいことをしている意識があることが幸福につながるというわけで、理解できそうである。
ドイツの心理学者であるアルフレッド・アドラーの著作から、100の言葉を紹介・解説している作品。 ア…
羽生善治や谷川浩司といった棋士、野村克也、森祇晶、江夏豊、江川卓といったプロ野球の選手や監督などによるエピソードや著述、『君主論』や『五輪書』などからの引用もあり、説得力のある話が多い。
『孫子』とクラウゼヴィッツの『戦争論』という東西を代表する兵書を比較しつつ、戦略の必要な場面、違いが…
勝算がないのに戦ってはいけないことや、戦うとさまざまなリソースを消費するためにできるだけ短期間に終わらせるべきこと、戦わずに勝つことがベストなど、『孫子』のエッセンスがよく出ているように思った。
『孫子』に書かれている内容をかなり現代的なものに即した形で訳し、具体的な例も交えて解説している作品。…
結婚や家族関係でもいろいろあったようで、人生や結婚の問題についてもさまざまな言葉を残していて、天才というイメージの強いアインシュタインもこの種の問題はうまく解決できなかったのだろうと親しみが持てる。
物理学者アルバート・アインシュタインが語った言葉190を、1ページごとの構成で紹介している作品。 …
宗教を利用した悪だくみによる歴史上の事件がいくつも出てきて、そりゃあ宗教をこれだけ悪用したら争いがなくならないわけだと感じた。宗教にまつわる話が分かりやすく書かれ、重く感じはしたものの興味深く読んだ。
宗教の観点から世界史や地政学を解説している作品。 東アジア、インド・東南アジア、ヨーロッパ、中東・…
一神教としてのキリスト教を世界で最も理解していない人々として日本人がいることを挙げていて、驚く。偶像や預言者の有無に関わらず、神を創造したのは人間では?と疑問を公言するのはあまり良くないようである。
宗教も専門とする社会学者2人による、日本人が理解しづらいと思われる一神教としてのキリスト教、そしてそ…
アウトプットがもたらす影響力の大きさが特に良く伝わった。書かれているテーマがテーマなだけに、具体的で伝わる内容だった。
マイクロソフト社でWindows95やWindows98の開発に携わってきたソフトウェア技術者による…
生きていればいいことも悪いことも起こるわけで、何を考えて次につなげていくかが重要なのだということ、考え方や行動を変えることに熟慮は必要だが恐れてはいけないことなど、考えさせられるポイントが多い。
仕事にやりがいを感じて取り組んでいる、さまざまな企業で活躍する人10人にインタビューし、仕事に対する…
盛りだくさんのネタが使われていて面白いが、文章のテンポや構成で損している。もっと面白くできた作品だと思うので、つくづくもったいないと思う。
空海の生涯における7年間に着目し、さまざまな伝説や異説を加え、空海が史実以上の大活躍を行ったという設…
自身の心構えや対人関係について触れられた言葉が多い。どの思想でもそうだが原理主義を唱える人は必ず出てくるので、こうした理想をいかに現実と調整するかがポイントのように感じた。
儒教のバイブルに当たる四書五経から『大学』と『中庸』、加えて『易経』、『礼記』、『書経』、『左伝』か…
イギリスの金融商品や制度をそのまま訳してしまっている部分が中盤で目立ち、読んでいて釈然としなかった。それはそれとして、フランクリンの格言そのものは基本的ながらピリッとした切れ味があって興味深かった。
アメリカの政治家や科学者として活躍し、独立宣言の起草に関与したり雷が電気であることの実験をするなど多…
失ったものは天に返したと考えてみることや、準備に時間を使いすぎてはいけないこと、謙遜のしすぎは嫌味になって嫌われることなど、人間関係や仕事への前向きな取り組みについての言葉が多いのがいい。
齋藤孝による、19世紀のドイツで法学者や政治家として活躍したカール・ヒルティの著作『幸福論』から76…
政情が安定した国、独特の社会システムを構築している国(セネガルなど)、独裁政権の後始末に苦しむ国、内戦などで政府が機能していない国など国情がさまざまだが、抱えている問題は難しいものが多いことが分かる。
イスラム教が盛んとされる57カ国の国情を解説している作品。 インドやロシア、ボスニア・ヘルツェゴビ…
元外務省の佐藤優による、世界史をアナロジカル(類比的)に捉えて現代社会を分析する手法について語っている作品。歴史や民族、宗教の捉え方の手法が書かれていて参考になった。
元外務省の佐藤優による、世界史をアナロジカル(類比的)に捉えて現代社会を分析する手法について語ってい…
欲望に翻弄されることの危険性や、志がない状態での学問は危険な道具となりうること、恥じることは大切で栄誉は受けてもいいが求めなくてもいいなど、読み返したくなる言葉がいくつも収録されている。
江戸時代後期の儒学者で、幕末・明治の偉人たちに多大な影響を与えた佐藤一斎による『言志四録』を思い切っ…
メンタルヘルスの第一人者として知られる医師による、精神的な疲れや心の病気を癒したり予防したりする方法を語っている作品。全体的に手堅くまとめられていて、色々と参考になる部分が多くて役立つ。
内科や精神科、心療内科などを修め、メンタルヘルスの第一人者として知られる医師による、精神的な疲れや心…
それぞれの教科によっての方法の違いについても扱っているのもいい。さまざまな分野での学習に応用できる内容で、活用を試みたい。
資格試験や入試など、試験にまつわる学習について、主に記憶による部分の学習方法を解説している作品。 本…
自分がこうありたいという目標を設定し、その方法論を具体的に解説している作品。目標を立てて達成するのは難しいが、自身の願望を目標として設定するところが重要だと思う。
タイトル通り、自分がこうありたいという目標を設定し、その方法論を具体的に解説している作品。 著者はセ…
三国志に登場する名言と、その背景となるエピソード、そして名言を描いた書から構成される作品。三国志の予備知識を多少なりとも知っていれば かなり味わい深い作品だと思う。
三国志に登場する名言と、その背景となるエピソード、そして名言を描いた書から構成される作品。 著者の渡…