こころの朝―たった1つの教訓で、もっと明るく生きられる
セイコー創業者の服部金太郎やアンパンを初めて作った木村安兵衛、トルストイが感嘆した仏教関連の寓話などは初めて読んだので興味深かった。
さまざまな教訓的なエピソードを紹介している作品。 大きく3章に分かれていて、 第1章 道が開ける…
セイコー創業者の服部金太郎やアンパンを初めて作った木村安兵衛、トルストイが感嘆した仏教関連の寓話などは初めて読んだので興味深かった。
さまざまな教訓的なエピソードを紹介している作品。 大きく3章に分かれていて、 第1章 道が開ける…
社会心理や企業経営の観点から分析し解決方法を模索している本。悪く言えば付き合いの悪さ、すこし品よく言えばクールさやドライさも受け入れられる余地も残しておいて欲しいというのが正直なところである。
各人が自分の仕事にて一杯で、協力を求めても忙しいと断られて仕事がたまっていく・・・といった現在よく見…
世間知らずの国王と弁舌を用いて言いくるめる論客の対話シーンが印象に強く残る。おべっか使いの家臣に操られてしまう暗君が何人も登場するが、だまされるパターンは古今東西似たようなものである。
戦国策は講談社学術文庫版を読んでいたが、面白いのでこのところ毎月刊行されている徳間文庫版の本書も購入…
江戸時代後期の儒学者である佐藤一斎の格言集『言志四録』を現代語訳および解説している本。何度も読み返して自らを省みるに値する言葉が多く、良書だと思う。
江戸時代後期の儒学者である佐藤一斎の格言集『言志四録』を現代語訳および解説している本。 この『言志…
欲望や利益を得ることも認めた上でコントロールすべきだとするなど、佐藤一斎のさばけた考え方がうかがえて納得しやすい。 韻を踏んだりリズム感を持って読むことのできる書かれ方をされていたりするのもいい。
『声に出して読みたい日本語』などで知られる明治大教授の齋藤孝氏による、江戸時代の儒者である佐藤一斎の…
こだわりによる苦しみから解放されるための教えという感じが強い。中でも、念仏は自分一人のものではなく、目の前の人と向き合っていくものという言葉が印象に残っている。
親鸞が遺した言葉について、浄土真宗大谷派に属する尼僧兼アナウンサーの文章と、女流書家の書で構成されて…
ちょっとした言動で性格が分かったりするので、気をつける必要があると思わされた。 見方を変えると、いい言動を続ければ本物になるかもしれないわけで、行動から性格を変える手法も結構有効なのではないかと思う。
古今東西における、勤勉さや人への思いやり、正直さなどの重要性を説いた100の小話集 1話2~3ページ…
世界征服を遂げる上での組織作りから資金や人材集め、その上資金が予想以上に集まった場合にモチベーションが下がる問題まで語っている。 扱われている題材もバラエティ豊かで楽しい。
アニメや特撮番組で登場する悪の組織を題材に、それらが目指した世界征服というものがどのようなもので実現…
著者が事前に予備知識をあまり仕入れないままに行っていることもあって、一般人に近い感覚で書かれているのがとっつきやすい。
清水義範が夫人とともに1990年代後半から2000年代前半にかけて訪れた、イスラム教の影響の強い国々…
悪賢く生きるテクニックという印象もあるが、基本は正直で穏やかな心を持った生き方を勧めている。 ただ、この世ではそれだけではうまくいかないので、避けられる不幸は避けようという考え方で書かれている。
17世紀に活躍した修道士で哲学者のバルタザール・グラシアンによる287の言葉を現代語訳している作品。…
明確な主張を平易な文体で語っていて、早く読み終えることができる。 学ぶのに遅すぎるということはないこと、学び続けることが大切なことを再認識でき、読んでいて勇気づけられた。
1970年代に女性誌で連載されていた学問や教育に関するエッセイをまとめた作品。 30年以上経っての…
アホの壁を越えてしまう話を続けた後に終章では「アホの存在理由」として、アホへの愛着を語って落ちをつけるあたりは関西人らしいし、最後の数行で脱力させる短編をしばしば書いた著者らしいとも感じた。
SF作家・筒井康隆による、人がなぜアホな言動を繰り返してしまうのかについて語ったエッセイ。 タ…
戦略論は戦争を大きなプロジェクトと読み替えると現代でも充分通用しそうな事が多く書かれており、プレジデント社から発行されているのもなるほどと思った。
『中国の思想 孫子・呉子』に一部掲載されていた李衛公問対が面白かったので、その全文が収録されている本…
梅棹氏がやってきたことや考え方が語られていて、驚いたり笑ったりする部分が多く興味深い。多くの挫折を乗り越えてきた強さにも感嘆する。
『文明の生態史観』や『知的生産の技術』などで知られ、昨年亡くなった梅棹忠夫氏との対談を、梅棹氏の弟子…
哲学的なところだけではなく政治や経済政策、心理学的なところまで幅広く触れられており、合理的な思考方法が非常に分かりやすい。
中国の古典ものの中でも特に読みやすいと思われる、徳間書店の中国の思想シリーズにおける、荀子編。 …
一時期は楚の地方長官を務めるなど行政経験があることなどから見ても、時代的な背景からするとかなり合理的な思想の持ち主だったと思わされる。
性悪説で知られる荀子の抄訳本。 以前『中国の思想 荀子』を図書館で借りてなかなか興味深いと感じたも…
リバタリアニズム(自由至上主義)の観点から、認められない職業や行動をしている人が必要悪かを具体例を挙げ解説している本。なんとなく抱いている常識や固定観念を疑うきっかけになり、なかなか面白かった。
リバタリアニズム(自由至上主義)の観点から、一般的には認められていない職業や行動をしている人について…
1000篇を超えるショートショートを書いたことでも知られるSF作家・星新一の著作やインタビューの中から160の言葉を抜き出した名言集。”あーっ、読んだ読んだ!”という言葉がいくつもあった。
1000篇を超えるショートショートを書いたことでも知られるSF作家・星新一の著作やインタビューの中か…
渋沢栄一の著作『論語と算盤』を、現代語訳している作品。 原書は読んだことがないのでどの程度読みにくいのか知らないが、意味の解釈などで引っかかるところもなく読みやすい。
明治時代に数多くの企業を設立するなどして日本資本主義の父とも呼ばれる渋沢栄一の著作『論語と算盤』を、…
朱子学と陽明学の違い、そして陽明学がいかに禅の思想や老荘思想と通じるかといったことを語った講演をまとめている本。漠然と持っていた陽明学への印象が覆され、驚きながら読んでいくことになった。
朱子学と陽明学の違い、そして陽明学がいかに禅の思想や老荘思想と通じるかといったことを語った講演をまと…