蒸気機関車に竜を乗せて





蒸気機関車の煙と竜の息吹が交錯する、架空の連合王国を舞台にしたファンタジー小説。記者ジャックラインが竜と出会い、人探しの旅に繰り出す物語は、繁栄と闇がせめぎ合う国家と歴史の深層を抉り出す。
黒崎江治『蒸気機関車に竜を乗せて』(2024年)は幻想と歴史が交錯する極上のファンタジー小説。舞台は…

本が好き! 1級
書評数:3170 件
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歴史小説、SF、漫画が好き。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』はマンションだまし売り被害を消費者契約法(不利益事実の不告知)で解決したノンフィクション。





蒸気機関車の煙と竜の息吹が交錯する、架空の連合王国を舞台にしたファンタジー小説。記者ジャックラインが竜と出会い、人探しの旅に繰り出す物語は、繁栄と闇がせめぎ合う国家と歴史の深層を抉り出す。
黒崎江治『蒸気機関車に竜を乗せて』(2024年)は幻想と歴史が交錯する極上のファンタジー小説。舞台は…





ただ読む立場では難解である。しかし、コマのようなそれほど複雑ではないものを用いて解説することは興味深い。相対性理論や量子力学のような人間が実感できる常識から外れた理論が登場する前の科学の精緻である。
ジョン・ペリー著、森博嗣監修、高島直昭訳『コマとジャイロ ー回転体の科学と技術ー』(誠文堂新光社、2…




6月26日は「違法薬物には絶対に手を出しちゃダメ!」である。これは毎年6月26日が国際薬物乱用・不法取引防止デーになっていることに由来する。このようにトピックを意味のある日に配置している。
齋藤孝『1日5分で未来が変わる! こどもSDGs大図鑑365』(実務教育出版、2022年)は持続可能…




新型コロナウイルスのワクチン接種は強制ではない。接種しても接種しなくてもよく、接種しない自己決定は無条件で尊重される。接種しないことによる一切の不利益や差別は許されない。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの第七波が起きている。新型コロナウイルスのワクチン接種は強制で…




「ハマる」の典型は薬物依存である。依存性薬物のとりこになり、クスリが欲しいという強烈な欲求を自分でコントロールできず、病的にのめり込んでしまう。類似語に「やみつき」がある。
「ハマる」の典型は薬物依存である。依存性薬物のとりこになり、クスリが欲しいという強烈な欲求を自分でコ…





オオカミの群れが暮らすエリアで生活し、観察をつづけた夫妻によるノンフィクション。狼には悪いイメージがあるが、それは現実の狼とは無縁の冤罪である。本書は狼への冤罪をなくそうとしている。
ジム&ジェイミー・ダッチャー著、藤井留美訳『オオカミの知恵と愛 ソートゥース・パックと暮らしたかけが…




SDGs; Sustainable Development Goalsゴール7「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」に基づき持続可能なエネルギーを志向するが、書籍の内容は各種エネルギーの解説が中心。
齋藤勝裕『脱炭素時代を生き抜くための「エネルギー」入門』(実務教育出版、2021年)はエネルギー問題…




有害な発明の筆頭は依存性薬物である。個人を薬物中毒にして破壊し、社会を荒廃させる。依存性薬物は人類に取り返しのつかないほどの害をもたらしている。依存性薬物の売人は武器商人以上に死の商人である。
ポール・A・オフィット著、関谷冬華訳、大沢基保監修『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』(日経ナショ…




人間が合理的な意思決定を損なうケースにサンクコストの問題がある。過去の犠牲に意味を求めて、撤退ではなく、犠牲を継続する。これは改革の妨げになる。無駄な公共事業を続ける日本の公務員組織に当てはまる。
ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』(河出書房新社、…




日本では逆に高齢化社会に向けて終活やリビングウィルなどいかに綺麗に死ぬかを奨励する傾向がある。世界のトレンドと逆行している。もっと生き続けることに価値を持って良いのではないか。
ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』上下巻(河出書房…




感染拡大防止のためには監視と処罰を強化するよりも、信頼できる科学的な事実を国民にしっかり伝える方が有効である。警察が監視しているからではなく、手からウイルスを取り除けると理解しているから手を洗う。
ユヴァル・ノア・ハラリ、柴田裕之訳『緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー』(河出書房新社、20…

東京外郭環状道路(外環道)のシールドトンネル建設工事現場の真上の道路が2020年10月18日陥没した。地下工事による道路陥没は相鉄東急直通線の新横浜トンネル建設工事でも起きている。
東京外郭環状道路(外環道)のシールドトンネル建設工事現場の真上の道路が2020年10月18日陥没した…




警察の自白強要体質。それも事件を早く片付けたいという下らない理由が動機になっており、救い難い。警察の自白強要体質は被疑者との関係が最も問題であるが、「正月の決意」には目撃者にも嘘の証言を強いている。
東野圭吾『素敵な日本人 東野圭吾短編集』(光文社文庫、2020年)は日本の季節行事を題材にした話やミ…




老化が病気の一種であり、治癒できるものと主張する書籍である。今や社会福祉の世界では人生100年時代という言葉がキーワードになっている。その人生100年時代にふさわしい書籍である。
デビッド・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラント著、梶山あゆみ訳『LIFESPAN(ライフスパン)…




SFミステリである。遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システムが登場する。遺伝子情報を不法に収集する警察の実態が描かれる。最後に明らかになる真相は日本の公務員が考えそうな卑怯な内容であった。
東野圭吾『プラチナデータ』(幻冬舎文庫、2012年)はSFミステリである。遺伝子情報から犯人を特定す…





著者は鳥取環境大学教授。動物をテーマにしたゼミ生の研究や動物との触れ合いを描く。鳥取環境大学は自然の中のキャンパスである。ゆったりした気持ちにさせられる。
小林朋道 『先生、大蛇が図書館をうろついています! [鳥取環境大学]の森の人間動物行動学』(築地書…




日本では進歩派も保守派もグローバル化を格差拡大と脊髄反射的に拒否する傾向がある。しかし、透明性のある市場ルールが入ることで、業界の既得権が廃れ、消費者の選択肢が増え、生活しやすくなっている。
Hans Rosling, Ola Rosling, Anna Rosling Ronnlund著、…




雑草には困難な場所にも生え、踏まれても踏まれても立ち上がるというイメージが流布している。ところが、そのような雑草イメージは誤りであると本書は指摘する。
稲垣栄洋『雑草はなぜそこに生えているのか』(筑摩書房、2018年)は雑草に対するステレオタイプな見方…




アヘン戦争の敗北後、清国は欧米列強の半植民地となってしまった。中国茶貿易の実権を握られ、紅茶以外の中国茶は衰退した。依存性薬物の蔓延は、お茶という健康な文化を衰退させてしまう。依存性薬物は罪深い。
大森正司『お茶の科学 「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ』(講談社、2017年)は、お茶の種類や…




好むと好まざるとにかかわらず、人工知能の発達と普及は現実である。ところが、日本社会は遅れている。旧大蔵省の旗振りの護送船団方式によって、横並びの行動に慣れてしまい、イノベーションを起こせなくなっている
櫻井豊『人工知能が金融を支配する日』(東洋経済新報社、2016年)は人工知能が金融業界で利用される未…