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だまし売りNo

だまし売りNo さん

本が好き! 1級
書評数:3170 件
得票数:15365 票

歴史小説、SF、漫画が好き。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』はマンションだまし売り被害を消費者契約法(不利益事実の不告知)で解決したノンフィクション。

書評 (3170)

黒きインキの黙示録: 弁理士探偵 羽生絹 (Parade Books)

献本書評    

黒きインキの黙示録: 弁理士探偵 羽生絹 (Parade Books)

女性弁理士を主人公とした推理小説。インク開発研究者の誘拐・殺人事件が中心で、特許出願や公害訴訟の話も出てくる。組織行動が馴染まない企業の研究開発者と企業組織の微妙な関係もうかがえてリアリティがある。

川嶋秋月『黒きインキの黙示録 弁理士探偵 羽生絹』(Parade Books、2024年)は女性弁理…

投票(9コメント(0)2024-08-05

半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

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半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防

半導体ビジネスの中心はアメリカ合衆国のシリコンバレーである。そのアメリカのライバルとしてソビエト連邦や日本、中国が登場する。これら三国はシリコンバレーの情報をコピーするパクリ商法という共通点があった。

クリス・ミラー著、千葉敏生訳『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』(ダイヤモンド…

投票(7コメント(0)2023-12-29

コマとジャイロ ー回転体の科学と技術ー

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コマとジャイロ ー回転体の科学と技術ー

ただ読む立場では難解である。しかし、コマのようなそれほど複雑ではないものを用いて解説することは興味深い。相対性理論や量子力学のような人間が実感できる常識から外れた理論が登場する前の科学の精緻である。

ジョン・ペリー著、森博嗣監修、高島直昭訳『コマとジャイロ ー回転体の科学と技術ー』(誠文堂新光社、2…

投票(6コメント(0)2023-01-11

ファウンデーションへの序曲(下)―銀河帝国興亡史〈6〉

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ファウンデーションへの序曲(下)―銀河帝国興亡史〈6〉

操り主は銀河帝国権力の強化という以上のもっと大きな視点を持っているが、逆に巨視的な視点を持っているために個人の生活や自己決定権を全体の利益のために安直に犠牲にする傾向がある。

アイザック・アシモフ著、岡部宏之訳『銀河帝国興亡史6 ファウンデーションへの序曲 下』(ハヤカワ文庫…

投票(4コメント(0)2022-06-19

われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)

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われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)

第1条は直接危害を加えることと、危険を看過することによって危害を及ぼすことを並列に書いている点がポイントである。ロボット工学三原則は人間の倫理を考えさせられる。

アイザック・アシモフはSF作品でロボット工学三原則を登場させた。現実世界は未だロボット工学三原則をプ…

投票(6コメント(1)2022-06-19

ここから学ぶ 茶室と露地

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ここから学ぶ 茶室と露地

茶室は最小の空間に豊かな広がりを与える世界に誇る日本の伝統建築である。茶室が豊かな広がりを有する理由は、露地とつながっている点に求められる。露地は心の入れ替えをするための通り道である。

茶室は最小の空間に豊かな広がりを与える世界に誇る日本の伝統建築である。茶室が豊かな広がりを有する理由…

投票(4コメント(0)2022-02-23

脱炭素経営入門 気候変動時代の競争力

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脱炭素経営入門 気候変動時代の競争力

企業人として環境問題に取り組む場合の悪しき傾向として消費者への責任転嫁がある。この問題は売り手と買い手のどちらの責任が重いかという問題と重なる。日本は買い手に責任を負わせ、売り手の事業者に甘い。

松尾雄介著、日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)協力『脱炭素経営入門 気候変動時代の競争…

投票(4コメント(0)2022-01-06

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

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ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来

日本では逆に高齢化社会に向けて終活やリビングウィルなどいかに綺麗に死ぬかを奨励する傾向がある。世界のトレンドと逆行している。もっと生き続けることに価値を持って良いのではないか。

ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来』上下巻(河出書房…

投票(7コメント(0)2020-12-14

形式185・117系―あの車両のすべてを徹底解明 多用途な性能を持つ新世代系列

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形式185・117系―あの車両のすべてを徹底解明 多用途な性能を持つ新世代系列

JR東日本(東日本旅客鉄道)185系は国鉄時代の1981年に特急形としても近郊形としても使える車両として誕生しました。クリーム地に緑のストライプを配した外観は、国鉄らしからぬ車両として注目されました。

JR東日本(東日本旅客鉄道)185系は国鉄時代の1981年に特急形としても近郊形としても使える車両と…

投票(3コメント(0)2020-11-22

素敵な日本人 東野圭吾短編集

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素敵な日本人 東野圭吾短編集

警察の自白強要体質。それも事件を早く片付けたいという下らない理由が動機になっており、救い難い。警察の自白強要体質は被疑者との関係が最も問題であるが、「正月の決意」には目撃者にも嘘の証言を強いている。

東野圭吾『素敵な日本人 東野圭吾短編集』(光文社文庫、2020年)は日本の季節行事を題材にした話やミ…

投票(5コメント(0)2020-10-23
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