幸村を討て (単行本)




 
  

作品の構成は八本目の槍と似ている。大阪冬夏の陣という最後の決戦に参加した諸将の半生と真田幸村の関係を描いた作品ですべて読み終わると幸村という人間というのか真田兄弟の夢が見えてくるという構造になっていた
本書は大阪冬夏の陣、つまり豊臣家滅亡戦争を描いた物語である。 織田有楽斎、後藤又兵衛、毛利勝永、伊…

					本が好き! 1級
					書評数:1373 件
					得票数:25728 票
					
よろしくお願いします。
昨年は雑な読みが多く数ばかりこなす感じでした。
2025年は丁寧にいきたいと思います。




 
  

作品の構成は八本目の槍と似ている。大阪冬夏の陣という最後の決戦に参加した諸将の半生と真田幸村の関係を描いた作品ですべて読み終わると幸村という人間というのか真田兄弟の夢が見えてくるという構造になっていた
本書は大阪冬夏の陣、つまり豊臣家滅亡戦争を描いた物語である。 織田有楽斎、後藤又兵衛、毛利勝永、伊…




 
  

願いが叶う木なのかと思ったら、これは想いを伝える木なのだ。はじめて会った叔母に助けられ、その命令で神社のクスノキの番人をさせられる話しなのだが、その願い。人それぞれにドラマがあり心をゆさぶられた。
問題を起こし、このままだと刑務所かと思っていたところで叔母に助けられた。その人の命令で不思議な力があ…




 
  

大正期から戦前戦後あたりまでに関しての記述は見事だった。近代史をここまでわかりやすく書いた本ははじめてだ。
歴史の嫌いな人が、だいたい話しているのはごちゃごちゃしていてわかりにくいということだと思う。 それ…




 
  

タイトルの意図が最後になり理解でき、なるほどと納得した。陽のあたる場所に生きる白鳥と闇夜に生きる蝙蝠。誰が白鳥で誰が蝙蝠なのか。二つの恋の様子があのシェークスピアの悲劇と重なる。
東野作品はやたらと映像化されている印象が強い。 たぶん、わかりやすいからだと思う。 シンプルなミ…



 
  

年表を意図的にのぞくことでシンプルなストーリーとして歴史が体感できる内容になっていて、わかりやすい。
世界史の難解さは、ごちゃごちゃしているからである。 その最大の問題点は二つあり、一つは年表である。…




 
  

青年が教師になったこともあるが学校の話しが多い。生徒を叱ったりホメたりすることの弊害や、問題行動の五段階の話しなどは興味深かった。
ベストセラー嫌われる勇気の続編。 前書に比べるとインパクトに欠ける内容だが、アドラーの考えが凝縮さ…




 
  

ロイトやユングに学生時代興味があったので、それと真逆のアドラー心理学は正直抵抗があります。
積み上げ本になっていた本です。ベストセラーはだいたい少ししてから買いますが、読むのを忘れることが多い…



 
  

流行語にもなりましたよね。いくつか刺さる言葉があり参考になりました。全体的には内容が薄いと感じました。友達は少ない方がいい。これはなるほどと納得した。
ベストセラーは少し遅れてブックオフで買うことが多い。 本書は、そのまま積み上げ本になっていた。 …




 
  

哲学は難解という印象が劇的に変化する入門書です。テーマこどに哲学者の考えを紹介する形式なので読み手にとっては楽しい書物になっています。
哲学は難しいとい印象が強いと思います。 実際、カントやサルトルの思想は難解であり読んでいて頭がキー…




 
  

良いことをしたら天国、悪いことしたら地獄。何でそうなっているの?。地獄思想って、どんな風にして日本に定着したのかってことを明らかにした仏教の専門書という印象。
めっちゃ面白かった。 二部構成で、一部は地獄の思想の系譜が示されています。 地獄の意味と、日本思…



 
  

たぶん、全体主義国家を揶揄したディストピア小説なのだと思う。羽虫という移民を差別する市民たちには嫌悪感しか感じなかった。
明らかにディストピア小説だ。 この国は全体主義国家なのだと感じる。 羽虫と呼ばれる人たちが、…




 
  

頭脳戦のゲーム対決。ドラマ化や映画化すると面白いと思います。文字で読むよりも、どちらかと言うと映像化向きです。
映画のライアーゲームに似た感じでした。 頭脳戦のゲーム対決。 ドラマ化や映画化すると面白いと思い…




 
  

面白かった。続編希望。大いに逆さまの事件と大逆事件を茶化す左翼の新聞社に助けられた男が自分の事件も含めて四つの謎を解き明かす物語。
時代は、大正デモクラシー。 長時間労働で社長に文句を言ったらフルボッコにされ解雇に。 彼は、左翼…




 
  

日本を代表する経営者の一人だった稲盛さんの哲学。少し時代錯誤ではあるが説得力はあり参考になります。
考え方が時代錯誤のような印象を感じた。 稲盛さんは優れた経営者である、その哲学は素晴らしい。 し…



 
  

死者が蘇るという設定は面白い。しかし、分人にこだわりすぎで不快だった。
平野さんというと分人という思想を思い出す。 この作品のモチーフもそれだ。 なんと、本作に100回…


 
  

読んでて気持ち悪くなってきた、著者の思想を押し売りみたいに押し付けられた気分だ。
有人火星宇宙船ドーンの話し、地上では大統領選挙、そして、東アフリカの戦争。近未来小説です。 読んで…



 
  

小説形式の自己啓発本。賢者たちが教えを語る形式。
賢者たちが、少年に教えを説くという物語。 小説形式の自己啓発本です。 どこかで聞いたり、読んだり…



 
  

孔子の物語だが、書きにくかったというのが、あとがきから理解できる。孔子の人生が外観できるので悪くはないが面白かったとは言えない。
中国最高の思想家孔子を描いた物語。 あとがきからもわかるように、かなり書きにくかったようです。 …



 
  

オチが衝撃的。これだけでも読む価値あり。
恋人の職場に届いた告発文。 彼のことを人殺しだと言うのだ。 それに彼は、心当たりがあった。 …




 
  

ナチスによるユダヤ人虐殺の事実というのか収容所体験を書いた名著として有名な本です。医師という職業もあるのか客観的に描かれていて遠い感じがしましたが名著です。
両親と妻をアウシュビッツでなくし、当人も収容所に入れられていた医師の体験談。 あの非道な歴史事件を…