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吉田あや

吉田あや さん

本が好き! 1級
書評数:604 件
得票数:10215 票

ジャンル問わず、読みたい本を
雑多に読んでいます。

共通の、また新しい世界を
一緒に楽しめたら幸せです。

よろしくお願いします。

書評 (604)

マザー・グースのうた 第4集 6ペンスのうたをうたおう

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マザー・グースのうた 第4集 6ペンスのうたをうたおう

ナーサリーライムには似合わない歌も多いけれど、なぞなぞや定番の童謡など巻末には原詩も収録されているので、マザーグースそのものの語感や押韻も楽しめる。「森は暗く 草は緑」マザーグースは大人にこそよく効く

リジー・ボーデンの歌を探していて辿り着いた本書。 ナーサリーライムには似合わない暗く恐ろしい歌…

投票(17コメント(2)2023-01-29

カエルの王さま―あるいは鉄のハインリヒ グリム童話 (おはなしのたからばこ)

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カエルの王さま―あるいは鉄のハインリヒ グリム童話 (おはなしのたからばこ)

不機嫌な少女を最高にチャーミングに描く宇野さんと、淡く甘く細部にわたって施された江國さんの演出に導かれる世界は不穏さと軽やかさのバランスが抜群。一枚の絵から想像させる連続性のある視点の奥行も圧巻

この物語の出版物の中で一番お気に入りの本書。不機嫌な少女を最高にチャーミングに描く宇野さんと、端正で…

投票(21コメント(0)2023-01-09

かえるの王さま: グリム童話 (大型絵本)

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かえるの王さま: グリム童話 (大型絵本)

主人公は殺人未遂のお姫様。真実の愛で魔法が解けるなんてグリムは1812年にして許さない。「少女」という正体をグリムはなぜ正確に理解していたのか。ファンタジー文脈、文学的文脈どちらも良い二度美味しい物語

子供の頃に読んだ記憶は魔法で蛙にされている王子様がラストでお姫様にキスをされて元の姿に戻ってめでたし…

投票(22コメント(0)2023-01-06

十円玉の話 (ことばとえ 3)

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十円玉の話 (ことばとえ 3)

パン屋のレジから男の人の手に渡るところから始まる旅する十円玉のお話。人の営みの幸せな循環を力強く伸びやかに描く牧野さんの線の全てが心地よく、ささやかな日常に滲む日溜まりのような優しさに心安らいだ。

パン屋のレジからおつりとして男の人の手に渡るところから始まる旅する十円玉のお話。 鞄の中で揺ら…

投票(22コメント(0)2021-11-29

ペローの青ひげ (講談社の翻訳絵本)

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ペローの青ひげ (講談社の翻訳絵本)

幾度の婚姻歴はあるが奥方たちは一人としてその後の行方が分からない青髭公の館。人を試すことは愚かであり、人の真実は時として不幸を招く。愛の難しさが短い物語の中に濃密に内包され、読む程に心惹かれてやまない

世界絵本原画展グランプリ受賞作。とてもお金持ちであるが不幸なことに青いヒゲを蓄えているが故に、娘たち…

投票(17コメント(0)2021-09-28
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