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拾得

拾得 さん

本が好き! 1級
書評数:696 件
得票数:8273 票

 学生時代は書評誌に関わってました。今世紀に入り、当初はBK1(現在honto)、その後、TRCブックポータルでレビューを掲載してました。同サイト閉鎖から、こちらに投稿するようになりました。
 ニックネームは書評用のものでずっと使ってます。
 サイトの高・多機能ぶりに対応できておらず、書き・読み程度ですが、私の文章がきっかけとなって、本そのものを手にとってもらえれば、うれしいという気持ちは変わりません。 特定分野に偏らないよう、できるだけ多様な書を少しずつでも紹介していければと考えています。
 プロフィール画像は大昔にバイト先で書いてもらったものです。

書評 (696)

辞書から消えたことわざ

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辞書から消えたことわざ

「つまり、一つ一つのことわざは、長い歴史という道を永遠に変らずに進むものではないということです。むしろ、輪廻転生のごとく生死を流転するかのようだといえましょう。」(「あとがき」253頁)

 ことわざ。たいていの人がその存在を知っているけれども、「何なのか」といわれると、捉え難い。類似の存…

投票(13コメント(2)2025-07-14

イタリア・ルネサンス再考 花の都とアルベルティ

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イタリア・ルネサンス再考 花の都とアルベルティ

「だから『家族イデオロギー』と『都市イデオロギー』は矛盾せず、家系への自己同一化の狂おしいほどの感覚が、愛郷心の神話を生きることと背馳しない心的機構ができあがっていた。」(205頁)

 イタリアにさほど詳しくなくとも興味深く読める1冊というのに、これほどタイトルのネーミングがうまくい…

投票(10コメント(0)2025-06-30

民衆ジャーナリズムの歴史: 自由民権から占領下沖縄まで

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民衆ジャーナリズムの歴史: 自由民権から占領下沖縄まで

「それらを丹念に読んでいくと、近代日本の歴史過程で時代変革や社会創造の担い手になっていた編集者や発行人の躍動するペンの響きが聞こえてくる。」(「学術文庫版へのあとがき」より、384頁)

 どこか私の気持ちをざわつかせるタイトルである一方で、「『今風』ではない研究なのだろうな」とも感じた…

投票(11コメント(0)2025-06-23
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