それでも読書はやめられない: 本読みの極意は「守・破・離」にあり





読書は面白ければ良い。守破離の末に筆者が辿り着いた老境ともいえる心境。読書体験と昨今の読書家への容赦ない斬りこみが楽しい読書論。
読書論的な本は数多くある。だがたいていは格式ばっていてつまらないものだ。 本書はあえて理論を語…

本が好き! 1級
書評数:817 件
得票数:10023 票
他の読書コミュニティ閉鎖に伴う移籍組、難民です。
40代半ばの地方公務員。ノンフィクション中心。たまに鉄分とプロ野球、郷土出版などマニアックな選択が多いです。
よろしくお願いします。





読書は面白ければ良い。守破離の末に筆者が辿り着いた老境ともいえる心境。読書体験と昨今の読書家への容赦ない斬りこみが楽しい読書論。
読書論的な本は数多くある。だがたいていは格式ばっていてつまらないものだ。 本書はあえて理論を語…





筆者の出身、一橋大学の競技ダンス部の経験を基にした小説。ひたすら部活に打ち込みそして悩む姿、現在と過去の交錯した構成は感動の嵐。
ノンフィクションではなく小説とのことだが、おそらく多くは実体験に基づいていると思われる作品。 …





スポーツ=体育は誤訳。東京2020大会を機にスポーツのあり方について考える。スポーツ文化評論の第一人者によるタイムリーな問題提起。
スポーツにおける諸々の問題点。オリンピックのメダル至上主義、ドーピングや両性具有問題をはじめ、日本国…





ご存じディズニー映画の原作本。映画とは大きく異なる残酷で荒唐無稽な冒険譚は大きな衝撃。
NHK の「100分de 名著」で取り上げられていたので購入。 ディズニーアニメのイメージを…





グローバル社会だからこそ求められるプロリーダー。従来の日本型のガラパゴスなアマチュアリーダーからの脱却を説く新しいリーダー論。
M&Aなど海外資本の日本企業への参入が当たり前となった現代。従来の終身雇用、年功序列の日本企業は過去…





NHK のドラマを機に本書の存在を知り読んでみました。良い意味で期待を裏切る作品。震災後の心のケアに関する名著間違いなし。
NHK のドラマに感動し原作を読んでみました。 作者の安克昌氏は2000年12月2日、肝細胞がんの…




大手出版社に負けない郷土出版の魅力!諏訪信仰について長野県在住の筆者が迫る。
長野県の諏訪大社。全国各地で信仰されているがルーツは不明確。長野市に在住する筆者が慣れない古文書を読…





2018年100回目の夏の甲子園。旋風を巻き起こした秋田県金足農業の準優勝。バント重視、声出し、全力校歌など昭和スタイルの戦法を貫き通した野球部の舞台裏に迫る。
松井秀喜の五連続敬遠、佐賀北の決勝逆転満塁ホームランなど甲子園の名勝負に関する著作の多い中村計の作品…





二・二六事件に関する書籍では最もロングセラーだろう。事件の全貌とその思想的背景をまとめた良著。
新型コロナウイルスに関するニュースばかりの2月26日、久々に久々に二・二六事件に関連した本を読もうと…





映画「Fukushima50」の原作にもなった。原発賛成か反対かを問わず全ての日本人に読んでもらいたい感動の事実。ノンフィクションの傑作。
東日本大震災による福島第一原発の全電源喪失という想定外の事態。原子炉の暴走、放射線量が増加すれば東日…





横町の隠居の語り風の戦後昭和史。実際に筆者が生きた時代だからこその躍動感、臨場感が魅力。日本人必読の一冊。
昭和から平成、令和へ。昭和ももう歴史になってしまっていることに昭和生まれとして複雑な心境を持ちつつ読…





漢字って便利だし面白い!漢字学の第一人者が語る漢字に関する目からウロコの話。
漢字は表意文字。いつも何気なく使っている漢字にも深い意味があったり、由来を聞くと聞くとなるほどと思う…





巨人軍で22年間スコアラーを務めた筆者による、プロ野球の裏側の深イイ話。
野球と他のスポーツ競技の違いは「間」にあると思う。一球ごとのプレー、対戦する両者の駆け引きがある。そ…





江戸と伊勢を舞台とした替え玉屋稼業とその仲間たちの大活劇。テンポよく痛快な時代小説。
替え玉屋慎三シリーズの第2作。 髪結いの慎三、丑三つの辰吉、筆屋の文七、久坂新之丞、韋駄天の庄治、…




地方が輝いていた時代、地方私鉄の全盛期。二人の大学生が北海道から九州まで日本一周の旅に出た。50年後の姿も交えた貴重な記録。
鉄道旅行に関する書物は多くあれど本書は異質。旅の記録の第1部のほか、第2部では旅から50年後の姿そし…





夫婦の掛け合いが何より楽しい。作家井上靖ほか豪華メンバーによるアフガン、パキスタンの旅行記。
ちょっと昔の本であったが掘り出し物を見付けた。 最近、再評価されている高峰秀子と夫で脚本家、映画監…





大正13年の作品とは思えない。異常性愛を描いた現代にも通じる古典的作品。
日本文学史に日本文学史に残る作品の一つであろう作品。内容があまりに現代風なのには驚き。一部の言葉の他…




激変する国際情勢。日本の進むべき道、鋭い現状分析と提言。「週刊新潮」連載のコラム。
2015年12月から2016年12月までの連載記事、2017年5月刊行の単行本の文庫化。 中国に関…




文士と温泉は切っても切れない。温泉と日本文学の偉人達を豊かな想像力でつないだ奇抜な小説。
日本文学と温泉には深いつながりのあることは明らかだろう。作家それぞれお気に入りの温泉があり宿がある。…





超高齢化社会の進展により崩壊寸前の救急医療。その現状と改善策を考える。
心肺停止、脳に酸素を送る血流が止まった状態。5分以内に心肺蘇生を行わないと生存率は一気に下がる。一方…