死への祈り



老探偵と比べ、私はなんと平凡? 探偵マット・スカダーは、60代になっても闇に踏み込み、知能犯と戦い、背筋を通して生きている。私は背筋も伸びず、朝起きた瞬間から「何もしなくてもいい理由」を探し始める。
老境の探偵が、再び“闇”へ踏み込む瞬間 ローレンス・ブロックの代表作「マット・スカダー」シ…

本が好き! 1級
書評数:431 件
得票数:4461 票
時々、読書してます。
B級グルメでポンポコリン。カフェでまったり、スイーツでニコニコ。稀に、旅行できれば楽しさ倍増です。



老探偵と比べ、私はなんと平凡? 探偵マット・スカダーは、60代になっても闇に踏み込み、知能犯と戦い、背筋を通して生きている。私は背筋も伸びず、朝起きた瞬間から「何もしなくてもいい理由」を探し始める。
老境の探偵が、再び“闇”へ踏み込む瞬間 ローレンス・ブロックの代表作「マット・スカダー」シ…



この本は、なぜ名作なのか! ビール会社社長誘拐事件を軸に、企業の闇、社会的弱者の現実、警察組織の矛盾を重層的に描く群像劇の魅力を解説。5人の男が事件へ向かった理由と、戦後から続く社会構造の歪みに迫る。
ビール会社社長誘拐事件を描いた高村薫『レディ・ジョーカー』は、単なる犯罪小説ではない。 戦後か…



貴乃花氏は常盤山親方に頭を下げたんだろうな! 大相撲、常盤山部屋のおかみさんが書いたおかみ稼業。 常盤山親方の人情深さ、義理がたさ、やさしさがに触れられて、読後はとても清らな気分になった。
今の世の中は、控えめで謙虚という言葉が死語に近い。相手を立てるよりも、自分は優秀で偉大であると声を大…



「スリーパー・エージェント」(アン・ハーゲドーン著)曰く、ソ連の伝説のスパイをソルジェニーツィンは知っていたが、プーチンは知らなかった。KGBで働いていたのに。
「スリーパー・エージェント」は、アメリカでオッペンハイマーが率いた核開発計画施設に潜入したソ連のスパ…




弟の死亡を知らせる連絡を受けた中年の保安官の孤独さが、丁寧に書かれている。弟と袂を分かった中年の男が、電話を淡々と受ける彼の心の内側を静かに描写したシーンに説得力があり、一気にページをめくっていった。
静かに幕を開けたこの小説は純文学のような筆致とミステリに必要な謎や仕掛けがうまく調和している。冒頭の…



無敵の弁護士! 一見、穏やかだが、実際はしたたか。朗らかだが腹黒! アメリカで活躍する弁護士が百戦百勝の極意を明かす!
著者、ローレンス・ブロックはNYの私立探偵を主人公とした「マット・スカダー・シリーズ」を書いている。…



著者の新シリーズ。これまで力強い主人公とは異なり、私生活で問題山積の弁護士が、問題に真正面から立ち向かってゆく成長を描いている。ラストが冴える。【紙の本です】
(著者、ロバート・ベイリーの投稿子書評はブログに3回、アップしています。) 著者のロバート・ベ…



「スケアクロウ」マイクル・コナリー著…新聞は信頼されているのか!
著者は、ロサンゼルス市警察の刑事、ハリー・ボッシュを主人公とした小説を多く書いている。本書はロサンゼ…



ハリー・ボッシュ刑事のシリーズ、19作目
LAPD(ロサンゼルス市警察)の刑事として職を食んできたハリー・ボッシュは退職したが、定年延長選択制…



息が詰まる程の書き言葉の美しさと厚き情!
「鶴八鶴次郎」は昭和9年(1934年)にオール讀物に掲載され、翌年、第一回直木賞を受賞しています。 …



「煙に消えた男」マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー著。刑事マルティン・ベックのシリーズで、第1作「ロセアンナ」に続く第二作です。
1966年夏のストックホルム。 刑事マルティン・ベックは夏休みを取得するために、離島に向かうところ…



北朝鮮を語るひとは「北朝鮮に出勤します」を読んでいる。多分!
タイトルは「北朝鮮に出勤しますー開城工業団地で働いた一年間」 著者はキム・ミンジェ。韓国で栄養学を…



フィンランドのナチス加担の秘密を暴く北欧ミステリ!
フィンランドを舞台とした警察小説です。 フィンランド人のカリ・ヴァーラとアメリカ人妻ケイトを主人公…



家庭は国の細胞という社会の小説! 「友」は1988年、北朝鮮で刊行され、ベストセラーとなった。
「訳者解説」によると、著者は1949年生れ。 首領様の配慮により文学を勉強し、大きな信任を得た。現…



副題は「私が陥った中国バブルの罠 中国の富・権力・腐敗・報復の内幕」となっている。 【キンドル版】とあるが紙の媒体です。
2012年10月。海外メディアが、中国の温家宝首相の一族が強引な手法で2000億円を超える資産を保有…



悪性の脳腫瘍で余命宣告を受けた著者。冷静に死を迎えることができた人生!
「夜明けを待つ」を読んだきっかけ! 週刊東洋経済にジャーナリストの金田信一郎氏が「ヤバい会…



黙っていろ。ペラペラしゃべるな。それが世の中をうまくわたるコツだ。今にも通用する著者の言葉!
ロスアンゼルスで活躍する弁護士、ミッキー・ハラーもの第2作。 弁護士ミッキー・ハラーはロスアンゼル…



「インセル」(女性嫌悪、暴力肯定などの言動を繰り返す人たち)が女性に対して行う無差別な攻撃をテーマにしている。実に衝撃的な小説。
題名の「黒い錠剤」。小説を読んだだけでは題名と内容が関連しない。 「訳者あとがき」がそれを説明して…



性犯罪者に再生の道はあるのか? アンデシュ・ルースルンドとベリエ・ヘルスとレムの共著です。 両者はこれまで、「死刑囚」、「三秒間の死角」、「ボックス21」の社会派小説を発表している。
この小説は、スウェーデンの司法制度の欠陥や刑務所の管理の甘さを描いています。無期懲役の刑期で服役して…



男たちの会話が冴える! NYで活躍する私立探偵、マッド・スカダーのシリーズ、14作目。
この小説、「皆殺し」がアメリカで刊行されたのは1998年。四半世紀をすぎた今でも、色が褪せた感じはし…