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ゆうちゃん

ゆうちゃん さん

本が好き! 1級
書評数:1683 件
得票数:37619 票

神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。

書評 46ページ目(1683件中 901~920件目)

盗まれた御殿

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盗まれた御殿

盗まれた御殿とはボストンの伝統的な美術館のこと。ここで警備員の殺人事件があり、展示されている作品にも疑惑が・・。本作では後にセーラ、マックスと共に捜査に当たる事が多くなるシオニアとブルックスが結ばれる

主婦探偵セーラものの第三弾。夫を亡くし、下宿を開業したセーラは、下宿人のひとりで美術鑑定家兼盗難美術…

投票(24コメント(0)2020-03-04

下宿人が死んでいく

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下宿人が死んでいく

前作の因縁で、お金を稼ぐ必要に迫られた主人公セーラは、アパートを開業する事にした。だが、見込み違いで性格の悪い下宿人が紛れておりさっそくひと騒動。更にその下宿人が殺されて更にひと騒動。災難続きのセーラ

主婦探偵、セーラ・ケリングものの第2作。彼女はボストンの上流階級の出身、前作「納骨堂の奥で」がデビュ…

投票(17コメント(0)2020-03-02

炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす

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炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす

炭素は多様な化合物を生成する。この元素が人類に大きな影響を与えた事を示した本。石油に代表されるように炭素資源は人類が使い尽し、地球にも大きな影響を与えている。その解決策も炭素化合物だと著者は言っている

この書評は、 「科学道100冊2019」に挑んでみる!? への参加書評です。 炭素と人類の歴史…

投票(26コメント(0)2020-02-27

科学と科学者のはなし―寺田寅彦エッセイ集

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科学と科学者のはなし―寺田寅彦エッセイ集

夏目漱石とも交流のあったことで有名な明治の科学者、寺田寅彦の科学エッセイ。身近なものに興味を持つことの大切さを説き、自ら実践する内容である。新しい研究テーマの提案も豊富である。

この書評は、 「科学道100冊2019」に挑んでみる!? への参加書評です。 寺田寅彦は明治時…

投票(31コメント(0)2020-02-25

なぜ脳はアートがわかるのか ―現代美術史から学ぶ脳科学入門―

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なぜ脳はアートがわかるのか ―現代美術史から学ぶ脳科学入門―

抽象画が何故、人の感情を動かすのか、それを脳科学の視点で読み解いた本。抽象画は、対象を分解する方向で表現するが、それに人の学習や経験が加わって感動を起こす。人文学と科学の融合を目指した本でもある。

朝日新聞の書評で知った本。 本書は、脳科学という科学の一分野とニューヨーク派を中心とする現代抽象絵…

投票(27コメント(0)2020-02-21

ベエトオヴェンまいり―他三篇 (1957年)

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ベエトオヴェンまいり―他三篇 (1957年)

大作曲家ワーグナーが書いた珍しい散文小説三編と30代までの自叙伝。小説は、滑稽味と音楽論議が程よく混ざった表題作が秀逸。不遇の時代に書いた作品らしく、音楽家の暗い人生に焦点を当てた作品群である。

歌劇「ローエングリン」、「タンホイザー」や上演に四夜を費やす楽劇「ニーベルングの指環」を作曲したワー…

投票(20コメント(0)2020-02-17

バロック協奏曲 (1979年)

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バロック協奏曲 (1979年)

表題作はメキシコから欧州に渡った主人が、謝肉祭のヴェネツィアで経験するあれこれ。ヴィヴァルディと出会い、主人は歌劇「モンテスマ」の題材を与える。その後、主人と従者の周囲で時間がどんどん経過する。

キューバの作家カルペンティエールの中編1作(バロック協奏曲)と短編1作(選ばれた人々)を所収。カルペ…

投票(19コメント(2)2020-02-15

ノア・ノア―タヒチ紀行

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ノア・ノア―タヒチ紀行

印象派の画家ゴーギャンのタヒチ滞在記。欧州文明を逃れたと言いつつ、突然の帰国は理解できない。彼は好意を受けた現地の人に何を残したのだろう。本人が書いた本からそう思えてしまうところが悲しい。

印象派の画家ゴーギャン(本書ではゴーガン)の一回目の2年のタヒチ滞在記。彼は一旦、タヒチでの画業の成…

投票(20コメント(0)2020-02-11

決定版 2001年宇宙の旅

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決定版 2001年宇宙の旅

本書では、人類が何故進化し、そして進化した人類がその後どうなってゆくのか、を地球外生命体との接触と関連付けて書いている。その地球外生命体の有様は、実は「幼年期の終わり」の地球人の行く末と重なる気がする

「はじめに」には、宇宙進出時代を迎えた人類が何故、まだ地球外生命体と接触がないのか、本書はその疑問に…

投票(27コメント(0)2020-02-09

プリズナー (1977年)

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プリズナー (1977年)

男がロンドンから謎の村に拉致された。この村の住人は皆番号で呼ばれ、男は6号となった。2号の執拗な監視を受けるが、6号は村に同化することを拒む。彼は一度は脱出に成功するが・・。この村の存在目的は・・?

冒頭はロンドンで晩餐を摂る男女の場面。女はライオラと言うが、偽名を示唆する。ふたりは親しそうで女から…

投票(23コメント(0)2020-02-07

地図にない町 - ディック幻想短篇集

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地図にない町 - ディック幻想短篇集

12種類の短編を収める。著者の想定した不条理な世界を描くが、その説明はない。だが、それがもどかしいとか消化不良の読後感が残るとか言う事はなく、ディック独特の幻想世界を楽しむことが出来る短編集。

表題作「地図にない町」を含め12編の短編を収める。 時間の歪が原因で翻弄される人たちを描いたのが「…

投票(28コメント(0)2020-02-01

夏への扉

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夏への扉

ダニエルは、発明家。素晴らしい家事ロボットを考案したが、ロボット会社を一緒に設立した親友マイルズ、恋人のベルに裏切られ、アイデアだけを盗まれる。そして彼はコールドスリープで30年後の世界に追い出された

僕、ダニエル・ブーン・デイヴィスは発明家。家事ロボットを設計して親友のマイルズと一緒に設立した会社で…

投票(26コメント(7)2020-01-28

宇宙の孤児

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宇宙の孤児

登場人物は、これが全世界と思える超巨大艦で宇宙を航行している。船は目的地まで数世代かかることを想定して設計されていたが、科学の伝承に失敗して乗員は非文明化した。だが、主人公ヒュウは船本来の目的に気づく

2119年、ジョーダン財団がプロキシマ・ケンタウリに送り出した探検隊の顛末。宇宙船は超巨大なもので、…

投票(20コメント(0)2020-01-26
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