イギリスPubウォッチング

イギリスと言えば、パブ。誰もが行きつけのパブを持つだとか、階級によって行くパブが違うだとか、噂に名高いこのパブを動物行動学者が見るとどうなるのか?
『裸のサル』等で、ユニークな人間論で知られるデズモンド・モリスが、イギリスのパブについて論じた本。…

					本が好き! 1級
					書評数:59 件
					得票数:623 票
					
ノンフィクション、特に科学や歴史を愛する偏屈レビュアーです。素敵な本の情報、是非教えて下さい^^。ツッコミ、コメント大歓迎です!

イギリスと言えば、パブ。誰もが行きつけのパブを持つだとか、階級によって行くパブが違うだとか、噂に名高いこのパブを動物行動学者が見るとどうなるのか?
『裸のサル』等で、ユニークな人間論で知られるデズモンド・モリスが、イギリスのパブについて論じた本。…

空を飛びたいのは学生も同じ。じゃあクラブで空を飛んじゃえ!って、そんな無茶な。
自由に空を飛ぶ。それは、人類の見果てぬ夢だった。気球や飛行船や飛行機、ヘリコプターといった飛行機械…

謎の蜂群崩壊症候群により、大量の蜂が消えている!蜂が消えてしまった世界の絶望的な姿と、原因について深く掘り下げたノンフィクションの傑作。
単行本で出た頃から気になっていたのだが、積ん読を消化したり他に手を出しているうちに、気がついたら文…

鍵があるなら密室じゃないじゃん!とツッコんだら負けなユーモアミステリ。いまやすっかり有名人となった東川篤哉のデビュー作。
『謎解きはディナーのあとで』ですっかり有名になった著者のデビュー作。私にとっては『交換殺人には向か…


  

世界一安全な交通手段は飛行機だが、それでも危機に無縁ではない。どんな危険があり、どうすれば備えることができるのかを教えてくれるノンフィクション。
飛行機事故は、多くの人の興味を引きつけて止まない。事故で亡くなる人数から言えば、飛行機事故よりも自…




  

生物進化の過程を明らかにする、移行化石。多くの化石の発見で明らかになってきた古生物時代の生物の変革を活き活きと描く傑作。
例えば、アウストラロピテクス。原始的なサル類と、我らヒトの間を繋ぐこの生物は、残念ながら現在では絶…




  

古生物であっても、その姿は彼らの生活方法によって定まる。巨大翼竜に限らず、生物本来の姿に挑む傑作。
『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待』で、データロガーという武器を…

ああ、モテてみたかったなぁ……。
非モテ論に興味があるので読んでみた。なぜ興味があるかって?モテないからに決まってるだろ!(逆ギレ)…

阪神大震災の時、街に火が広がるのに対してヘリを活用することができなかった。何故か?その理由に迫るノンフィクション。日頃から危機に備えておく、想定外を設定しないことの重要さを実感できる本。
阪神大震災において、街が火に飲まれていく姿を、その上を為す術もなく旋回するだけのヘリコプターの姿を…


  

生物の形がどのように決まるのか。その根源的な謎に、大御所ジョン・メイナード=スミスが挑む!
あのジョン・メイナード・スミスを、あの竹内久美子が翻訳ということで、楽しみにして良いのか悪いのか判…

生物の歴史の殆ど全てを占めるのは、単細胞生物の時代。そんな時代でも進化は留まることなく進み、栄華盛衰を繰り返していた。単細胞生物の化石から遥かな過去を振り返るノンフィクション。
多細胞生物であるところの我々は、つい地上の生物のほとんどは我々と同じく多細胞生物であると思いがちで…


  

常識ではあり得ないはずの、山頂に見られる海棲生物の化石。なぜそれが見られるのか、答えに挑んだ科学者の物語。
タイトルの疑問に答えられない人はむしろ少数派であろう。遥か昔は海底だった地が、プレートの動きや海水…

ガウスとフンボルトの2人が残したものは何なのか?本書を読んでもイマイチ分からないのが残念。
どうやら世界的なベストセラーらしいです。でも、でも、これ、小説なんですよ。 ああいや、小説…


  

シルクロードの環境史は大陸の歴史に直結する。人あるいは文明と環境の関係を描いたノンフィクション。
内陸部は、どうしても海からの距離が離れるため、水分不足により沙漠が多くなる。しかし、そうした自然的…

生命の起源といえば化学進化やRNAワールドが思い浮かぶが、本書はもっと根源的な理由に迫ろうとしている。宇宙から見た生命の起源。なんとも壮大な世界だ。
昔、素朴な人々は、地球こそが世界の、ひいては宇宙の中心であると信じていた。ところが、地球は太陽の周…




  

どうして男女比はほぼ1:1なのだろう?どうしてメスばかりの生物がいるのだろう?性戦略という切り口で見てみると、そこには遺伝子をいかに効率よく残せるかの試行錯誤の跡が見える。
御存知の通り、男女の比率はほぼ1:1である。男:女=5:1だったりしたらまあ色々と勘弁して下さいな…

継母がシンデレラを虐めるのは、彼女の立場からみると正しい行為だった!ハヌマンラングールの子殺し発見以来動物界で次々と見つかった子殺し。それは遺伝子を残すための戦略である。
シンデレラがいじめられるのには、生物学的な素因がある。そう断言されると、鼻白む向きも多いだろう。 …


  

イヌとの暮らしによって生きる意味を再発見した著者。そのイヌは、著者だけではなく苦しんでいるネコも救うのだった!イヌの愛らしさを描いたノンフィクション・エッセイ。
事故により利き手である右手を失い、人生への希望まで見失っていたフィリップ・ゴンザレスは、隣人の強引…




  

地震予想が外れるのは何故か?本質的な問題があるからだ。そう訴える本書は、多くの分野に刺激的な仮説を投げかける。知的興奮の書。
歴史を科学で説明しようという試みには、どこか違和感を抱き続けてきた。そのようなことができるとは思え…