自己決定権は幻想である


自己決定は良い。しかし、自己決定「権」には問題があると唱える書。しかし、ある個人が何かを決定するのに、全て他人にそれを委ねるわけにもいくまい。悩ましいところである。
人はさまざまな局面で自己決定を行なっている。昼の休憩時間に楽しむ一杯を紅茶にするかコーヒーにするか…

本が好き! 1級
書評数:59 件
得票数:623 票
ノンフィクション、特に科学や歴史を愛する偏屈レビュアーです。素敵な本の情報、是非教えて下さい^^。ツッコミ、コメント大歓迎です!


自己決定は良い。しかし、自己決定「権」には問題があると唱える書。しかし、ある個人が何かを決定するのに、全て他人にそれを委ねるわけにもいくまい。悩ましいところである。
人はさまざまな局面で自己決定を行なっている。昼の休憩時間に楽しむ一杯を紅茶にするかコーヒーにするか…



奇妙じゃない?十分に奇妙だと思うけどなあ。
理系の学問を修めていない方にとって、理系の学問は決定論的なモノではないかと感じられるのではないだろ…




数学を使って解くことができる問題は意外と多いのだ。
精確な答えが出せない、あるいは必要とされない問題というのは少なくない。例えば、東京と大阪の距離は?…

小説読みでは無い身には、本書の言わんとすることが何なのか理解できなかった……orz
タイトルの勝利だなあ。どこからどう見ても、『街道をゆく』。それを一字変えたら大違い。刷毛に毛があり…



歴史を通じて、人はカネに魅せられてきた。政府はそれをコントロールしようとするが、必ずや私的にカネを作る、つまりは贋金造りに手を染める者が出る。経済の歴史は贋金の歴史なのだ。
紙幣が現れる前、通貨は多くの場合、貴金属で作られていた。その稀少価値故に、民間での模倣ができないた…

プロジェクトを成功に導くのに役立つ12の知恵を、コンサルタントで行った事実と共に紹介。確かに、役に立つかも。
他のレビューをご覧頂ければ一目瞭然だと思うが、私はビジネス書の分野にほとんど興味が無い。それが縁あ…


ケータイ小説には何が書かれているのか?
別にケータイ小説に興味は無い。その昔第3回日本ケータイ小説大賞、TSUTAYA賞、JOYSOUND…



失敗は成功の母というが、これは失敗しすぎて何も生み出せない気がする(笑)
二次大戦は総力戦であった。それ故に、兵器開発にもあらゆる可能性が模索され、レーダーや原子爆弾と言っ…

霊性?そんなもの求めてません。それ以前に、スピリチュアルという響きがもう胡散臭くてたまらないものになっているのは何なのか。
オウムの教訓を忘れたマスコミが、それまで オカルトと名乗っていたものをスピリチュアルと装いだけ変え…



一般論としては本書は良いとして、氏がモテないのは氏の本を読めば分かる気がする(笑)
やっぱりエッセイは博識な人のものが良い。ひとつの話題を取り上げる際に、その背後にどれだけ知識の広さ…



甲骨文字だって、文字である以上は読み書きできるのだ。
これ程までにタイトルが中身を示している本も珍しいだろう。何がって、本書は文字通り、甲骨文字を読むに…



苛政は虎よりも猛し等の諺に顔を出す、トラ。畏怖とともに語られる彼らは今、絶滅の危機にある。トラと人との関係という切り口から覗いた歴史は文明の歴史。だが、これからの文明は彼らの保護に向かって欲しい。
ライオンは百獣の王と称されるが、単体で見たときに、最も恐ろしいのはトラなのではなかろうか。藪に潜ん…




空中都市マチュピチュの貴重な映像が嬉しい
ケチュア語で「老峰」を意味する、マチュピチュ。山の上に築かれたこの小さな都市は、山裾からはその姿を…




三国志正史に興味をもった方にとっては格好の入門書
三国志と言えば、普通は演義を指す。三国志演義は、三国志を元に作られた小説で、事実の取り上げ方の上手…


結果はタイトルを見れば分かるのだから、プロセスに期待したのだが、そっちはほとんど情報がなかったので私には合わなかった……
ポンペ病という、遺伝によって引き起こされる病気がある。およそ4万人に1人が発症する稀な病気で、乳児…




死体の扱い方、捉え方は文化によって違う。意外な切り口から覗いてみると中国文化の姿がこれまでと大きく変わって見えるようになるだろう。
死をどう受け止めるか。それは文化ごとに大きく異なる。死人が蘇って悪さをすることを防ぐようにと死体を…




極めて稀に発症する遺伝病、早老症。現在のところ、治療方法は見つかっていない。そんな早老症の娘を持った母が綴る、娘とのこと。彼女の堂々たる生き方は、ぜひ多くの方に知ってほしい。
早老症という病気がある。実年齢と比べ、老化が著しく進むことを特長とする、遺伝病だ。 その早…




日本の伝統ある怪談をゴードン・スミス(……誰?)が集めたもの。語り継がれる物語には、それなりの理由があることが分かる。
日本の怪談を集めた人物と言えば小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が思い浮かぶ。しかし、何処の国でも民…

ガンダムを盛り上げる、稀代のライバル、シャア・アズナブル。彼はいったいどのような人物だったのかを探る。
私と同年代の男の大半は、ガンダムという響きに懐かしいものを感じるのではないだろうか。私自身はファー…



体内に棲み着き、栄養を奪っていく寄生虫。この厄介な生き物と、それがもたらす害について知るにはうってつけの入門書。
寄生虫という響きには、どこか忌まわしいものがある。体内に潜入し、時に宿主を死に至らしめるためだろう…