電柱鳥類学: スズメはどこに止まってる?



電柱の種類と、電柱や電線に止まる鳥類の話。
電柱や電線に止まる鳥類の話なのだが、中盤は主に電柱の種類(電力用、通信用、その共用)や、電力用の送電…
本が好き! 1級
書評数:831 件
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1957年、仙台に生まれ、結婚後10年間世田谷に住み、その後20余年横浜に住み、現在は仙台在住。本を読んで、思ったことあれこれを書いていきます。
長年、化学メーカーの研究者でした。2019年から滋賀県で大学の教員になりましたが、2023年3月に退職し、10月からは故郷の仙台に戻りました。プロフィールの写真は還暦前に米国ピッツバーグの岡の上で撮ったものです。



電柱の種類と、電柱や電線に止まる鳥類の話。
電柱や電線に止まる鳥類の話なのだが、中盤は主に電柱の種類(電力用、通信用、その共用)や、電力用の送電…



支配層やインテリのための仏教が民衆へ浸透していく流れを追った本。特に浄土真宗にフォーカスしている訳ではなかった。
仏教思想について概略を知りたいと思っていた時に目について読んでみた。が、教義についてはあまり書いては…



山崎ナオコーラさんが2015年に上梓した短編小説集。テーマは妊娠・出産かも。
山崎ナオコーラさんが2015年に上梓した「ネンレイズム」と「開かれた食器棚」の二編からなる小説集。 …



夜空に輝く恒星の半分は連星だと読んでびっくりした。
連星というのは二つ以上の恒星(太陽のように核融合で光っているガス状の星)が共通の重心の周りを公転して…



医師で私小説作家の南木佳士さんが還暦を機に編んだ自選短編集。10篇が収められています。
南木佳士さんの作品を今年に入って続けて読んでいます。山登りの話や山村での暮らしなど、僕には想像力が…



アラン・シリトーの代表作「長距離走者の孤独」を再読しました。レースの場面以外は忘れていました。
「#やりなおし世界文学 読書会」への参加書評です。表題作について書きます。…



終戦の年の春に陸軍諜報部に入った初年兵の主人公が、8月の終戦の日に見た光景が描かれています。
西川美和さんのことは映画監督だと認識していた。僕が見たのは「ゆれる」、「夢売るふたり」や「永い言い訳…



若いドイツの哲学者が語る「新実在論」と東洋思想との関係とは。
ドイツ人の若い哲学者・宗教学者のマルクス・ガブリエルにインタビューして纏めた、今年4月に出たばかりの…



柴崎友香さんの、芥川賞受賞作にしては読み易い中編小説。「春の庭」という写真集とその写真が撮られた水色の家の物語。
柴崎友香さんの「春の庭」は2014年に発表されて芥川賞を受賞したとか。芥川賞を貰うには何か新しい技巧…



2017年に出されたクマの事故に関する本。
最近クマによる人身事故のニュースが続いている。最近の事例を知りたいと思って比較的新しいクマの本を読ん…



3月11日の大震災の日の東京でマーラーの交響曲5番が演奏された。それはどんな曲だったのか。
藤谷治さんが2015年に上梓した小説。2011年3月11日の大地震直後の東京都内の様子が描写されてい…



多和田葉子のシュールでナンセンスな短編集。
多和田葉子さんが2000年に上梓した短編小説集です。相変わらずシュールでよく解らない話が収められてい…



人の生活に密着して繁栄している、カラスとネズミの話です。
人の生活に密着して繁栄している、カラスとネズミの話です。2000年に上梓されているので、ちょっと古い…



病院勤務の内科医だった著者が定年前後に書いた短編集。
内科医の南木佳士さんが2018年に上梓した短編集を読みました。内容は「畔を歩く」、「小屋を作る」、…



多和田さんの、色とりどりな七つの短編。
2018年に上梓された多和田葉子さんの短編集を読んだ。7篇の短編からなる。印象深かったものを幾つか紹…



山登りを題材にした小説集。
南木佳士さんの「山行記」を先日読んだが、その中に短編小説「草すべり」が出来た経緯が書かれていた。本書…



派遣社員の時雨は中学の同級生だった杜子春に街で偶然であう。二人は恋人同士になるが、彼は実は異世界からの転生者だった。
島田雅彦が2024年に出したばかりのSFっぽい長編小説。我々の世界の裏には並行宇宙が無数にあって、そ…



芥川賞受賞作家が50代になってから登山を始めた話。
著者の南木佳士さんは1951年というから戦後まもなくの生まれで僕より6歳年上。群馬県の浅間山の麓の嬬…



多和田さんの最新?の小説を読んだ。ロシアの侵略戦争の影響で結末が書かれないまま小説は終わってしまったらしい。
多和田葉子さんが2022年に上梓した「太陽諸島」を読んだ。 実は読み始めるまで気が付かなかった…



ミミズ(雨虫)から始まって渡りをするサシバの話で終わる六つの小編集。
呉明益さんは1971年生まれの台湾の作家で、僕はこれまでに「複眼人」と「自転車泥棒」の二編の長編小説…