共食いの博物誌——動物から人間まで (ヒストリカル・スタディーズ20)
悪趣味な一冊ですね。しかしながら、目を引きます。まるごと共食い、カニバリズムの本とは気になるではありませんか。読了後はやや気分が悪くなりました。やはり悪趣味な一冊でした(笑)
副題に「動物から人間まで」とある通り、第1部の動物と第2部のヒトとで構成されています。ま、期待通りで…
本が好き! 1級
書評数:1820 件
得票数:18428 票
本は飲みもの。一日一冊飲む本読みです。朝は珈琲を飲み、昼は本を飲み、夜は芋焼酎を飲む。積ん読山が高くなる一方で悩ましい... 晴耕雨読の暮らしを夢見る四十代。よろしくお願いします。
悪趣味な一冊ですね。しかしながら、目を引きます。まるごと共食い、カニバリズムの本とは気になるではありませんか。読了後はやや気分が悪くなりました。やはり悪趣味な一冊でした(笑)
副題に「動物から人間まで」とある通り、第1部の動物と第2部のヒトとで構成されています。ま、期待通りで…
ファッションとはかけ離れた世界の住人ですが、このような形、つまり本という形に落とし込まれると俄然興味が湧いてきます。伝説の石津謙介、そのご子息の推薦文に本書の内容が端的に表されています。
本書には、これからの世界の服飾文化の原点ともなるヒントが詰まっているのである。感激だ。 さて、…
齢八十五を超える小説家、ジョン・ル・カレの回想録。スパイだった当時の活動内容や自身の作品に関連するエピソードについて触れた全三十八章で構成されています。旧ソヴィエトに関する記述が最も興味を惹きました。
MI5とMI6(国内の諜報活動と国外の諜報活動)に在籍していたことを以前から指摘されてきたル・カレ。…
見えるからこそ見えない世界がある。見えない人は世界をどう見ているのか。知的好奇心を刺激してくれる一冊でした。
まず驚いたのは福岡伸一先生からこのような序文を頂戴していることです。これはなんとも羨ましい限り。 …
食の安全保障について考えさせる一冊です。TPPの話も出てきます。表紙を眺めて思いました。TPPって「飛んでくる豚たち」のことだったのか!(笑)
表紙を飾る飛行機からぶら下げられた豚の下を見るとアメリカと中国の国旗が。世界一豚肉を輸出する国と世界…
二〇一五年六月十二日夜から十四日日昼にかけて「あの戦争と国家」と題して箱根仙石原で行われた、佐藤優と一般の受講生との講座合宿の記録です。
私が考えているのは、本書を通じて危険思想に対する予防接種をすることだ。世界的規模で「国家のために命…
第三十一代アメリカ合衆国大統領のハーバート・フーバーが残した第二次世界大戦の回顧録『裏切られた自由』の主要な論点を解説したもの。歴史は様々な角度からの視点を持って眺めたいもの。とても参考になりました。
著者は『裏切られた自由』を翻訳した渡辺惣樹氏。初めて氏の本を読みましたが、本書も含めて興味深い訳書や…
豊かな国と貧しい口とのルーツを辿る。なぜ貧しい国と豊かな国が生まれたのか、どこに分岐点があったのかを探る一冊です。
聖地・八重洲ブックセンターで拾いました。新刊だと思って拾ったのですが読んでみてびっくり。発行はなんと…
土曜日の日本経済新聞にある読書面、昨年末(12月30日土曜日)は「回顧 2017 私の3冊」という特集でした、の三回目。文芸評論家の清水良典氏が挙げていたのがこちら。近未来の日本の姿を想像した小説です。
まぎらわしい表現だったので、念のため補足を。昨日紹介した作品とこの作品は、清水良典氏が「今年の小説を…
土曜日の日本経済新聞にある読書面、昨年末(12月30日土曜日)は「回顧 2017 私の3冊」という特集でした、の二回目。文芸評論家の清水良典氏が挙げていたのがこちら。本書はTPPへの強烈な反駁です。
TPPを単なる経済条約にとどまらず、弱者を食い物にして利権を追求する超資本主義社会の妖怪的本質の恐…
「肉弾」ってすごいタイトルですね。肉体を武器にして闘う肉弾戦。作家・桜井忠温の造語なのだとか。北海道の大自然で、あることに巻き込まれた主人公が、覚醒する。
ちょっとレビューするのが難しいですね。どこからどこまでを書いたら良いのかがわからない。小説のレビュー…
土曜日の日本経済新聞にある読書面、昨年末(12月30日土曜日)は「回顧 2017 私の3冊」という特集でした。そこで、福山大学教授の中沢孝夫氏が挙げていたのがこちら。日本の近代を考察する一冊です。
他のアジア諸国とは異なった近代を歩んだ日本を考える上で欠かせない歴史認識である。 紙面上での中…
場所は沖縄。キャバクラで働いたり、援助交際をしながら生計を立て、中には子供を育てている、十代から二十代の女性たちを取材したドキュメンタリーです。このような本を読んで何を考えるか。
何かの本を読んだ時、そうだ、いまふと思い出した、天祢涼の『希望が死んだ夜に』だ。この本を読んで、主要…
クーデンホーフ光子、初めて正式に西洋の貴族と結婚した日本人女性。来日して間もなかったハインリッヒ・クーデンホーフ伯爵に見初められて、現代風に言えば電撃結婚。ところで、このクーデンホーフ光子さんは何者?
物を知らない男で申し訳ありません。パン・ヨーロッパ運動により欧州連合の礎を築いたリヒャルト・クーデン…
美貌の経済学。美しさや醜さは経済に影響を及ぼす要素なのか?について論じた一冊。私にはわかりませんでした、著者が真面目なのか不真面目なのか(笑)
もちろん真面目なのでしょう。このような感想を述べるのは、端的に言えば「つまらなかった」からです。これ…
息子に借りた本です。そして言わずと知れたベストセラー。昨年の流行語に選ばれた「睡眠負債」のもとになった本ですね。一流の、という言葉は好みではありませんがあえて使いましょう。一流の人は、睡眠にこだわる。
ある日を境に高校二年生の息子のライフスタイルが変わりました。この本を読んでからです。早寝早起きに切り…
娘から借りた本です。本を子供たちと共有できるのは本の虫としてはこの上ない喜び。子供たちにこちらの世界へ来てもらうよりはまず私から子供たちの世界へ飛び込む。特に娘はまだそのような時期かもしれません。
漫画化されて話題になった吉野源三郎『君たちはどう生きるか』を娘に(と息子にも)渡していますが、いまだ…
食の「安全」を「安心」に結び付ける。それが食品トレーサビリティシステム。あぁ、思わずとてつもなく長くなってしまいました。
マニアックな本ですね。仕事絡みの本です。著者ご両名ともに会ったことがあり、この本にまつわる裏話も聞い…
未来のあるべき料理として「第三の皿(サードプレート)」を提唱する著者が、世界中の農家、畜産家、養殖場、育種家のもとを巡る食紀行の下巻。テーマは漁業と種の育成。
昨日に続いて、食の変態ダン・バーバーが持続可能性を兼ね備えた一皿を探究するために世界を巡る旅の後編。…
未来のあるべき料理として「第三の皿(サードプレート)」を提唱する著者が、世界中の農家、畜産家、養殖場、育種家のもとを巡る食紀行の上巻。テーマは農業と畜産業。
著者のダン・バーバーは「ファーム・トゥ・テーブル(農場から食卓へ)」を掲げるニューヨークのレストラン…