白ゆき姫殺人事件


「告白」のように語り手が変わって場面が進む。そして輪が閉じて元に戻る。容疑者の行動が読み終えると腑に落ちる。

本が好き! 2級
書評数:32 件
得票数:179 票
本が好き、基本ミステリ。


「告白」のように語り手が変わって場面が進む。そして輪が閉じて元に戻る。容疑者の行動が読み終えると腑に落ちる。

一つ一つの話を宝石にかたどっている。普通だったら人のよい面を表すのに、悪い面を表し、しかもどれも中途半端な感じに終わっていて不快。ガーネットのY美と雪美の伏線が上手に生かされていない。




日本が自虐史から離れて、自分の国をもっと愛せるようになればいいと思う。外国における日本の評価の高さは、我々日本人が考える以上のものがある。特に東南アジアでは、日本は欧米の植民地支配から解放した覇者。





書かれた年代は古くても、充分今でも通用する本格推理と言うことだろう。仁木兄妹の優しさ、人柄が特によかった。
内容は仁木悦子(著者と同名)の知り合いの会社社長夫人の長男が誘拐され、身代金を持っていった社長が殺さ…





大学時代に読んだ本を再読。 あのころはSF作品として読んだが、ミステリとしても十分通ずるものだ。「鋼鉄都市」「はだかの太陽」「夜明けのロボット」と続く。
未来都市。ニューヨーク。 宇宙人は郊外の広いドームに、それ以上の人数の地球人は狭い超高層階のシティ…





この作品が1997年に書かれていることが驚きです。著者のグレッグ・アイルズは先を見る眼を持っていたとしか思えません。
この作品が1997年に書かれていることが驚きです。著者のグレッグ・アイルズは先を見る眼を持っていたと…





「スキップ」「ターン」本作で《時と人》シリーズとは銘打っているが、実際は「人と人の絆」を描いたシリーズだと思う。傑作。
「スキップ」と「ターン」の間は2年なのに、「ターン」と「リセット」の間は4年かかっている。何かで書き…





読後感がホッコリとしてよかった。和菓子の奥深さが垣間見られたこと、主人公含め名字に梅本、椿、桜井など花の名前が入っていて面白かったことなど。人の死なないミステリー。続編を期待させる。



「水戸黄門」で知られている水戸徳川家三代目光圀の義について延々と語られる。儒学などの用語がかなり難解。
「水戸黄門」で知られている水戸徳川家三代目光圀。彼の幼少から死までが描かれている。 同腹の兄を…




短編集。 「偽装う(よそおう)」がよかった。「真夏の方程式」のような、研究や犯罪に厳しい反面、普段無関心に見える人間に対する優しさが出ていた。




表題作を含む加賀恭一郎シリーズの短編集。 すべて「嘘」がテーマになっている。加害者の嘘はほとんどが哀しいものだった。





過疎化した街にあるナミヤ雑貨店という、不思議な店での話。 全ての物語がナミヤ雑貨店と丸光園という孤児院に集約する。 素晴らしい作品だった。