殺人事件や嵐の密室よりも気になる黒岩涙香の謎。クロいわ、涙香。

本書は「ゲーム三部作」「牧場智久＆武藤類子シリーズ」などでおなじみの（未読です、すみません）天才囲碁…

千利休の死の謎に迫る！

本能寺の変の真の黒幕＝千利休説。 利休は茶の湯を高貴な人だけでなく、どんな身分の者も等しく楽し…

空想癖のある人は、空腹時に絶対に読まないでください。

なぜ老舗料理店が続いているのか。 なぜ移動販売でもＯＬは列に並ぶのか。 なぜ銀座の路地の奥で繁盛して…

キーパーソンは虎猫、キーワードは『やるべきか、やらざるべきか』。どうする日本、どうなる未来。

時代は２０２０年、東京オリンピックイヤー。 登場人物は大学教授の大石久蔵と学生小林遼。 ２人は宇宙物…

王族殺害事件で緊迫するネパールで軍人殺害事件の真相を追う太刀洗万智。敢えて事実を報道しなかったことが、彼女を記者として成長させた。

『さよなら妖精』と特に大きな繋がりはない。強いて言えば『さよなら妖精』でマーヤとの関わりを友人たちよ…

長年の思慕を伝えたい男と告白を聞きたくない女。二人のやりとりはすれ違い、重なることはない。究極の片想い。

高校入学初日に出会った男女、夏樹と冬子。二人は気が合いしばしば行動を共にする。特に二人が好んだのは「…

女性は誰かと結婚して当たり前の時代。女性に求められた条件の一つが、なんと魔法。

父親は貴族の次男坊。働かないで暮らせることが最低限の紳士の条件。そして魔法を使うことが女性のたしなみ…

著者との出会いはジャケ買いの『猫が死体を連れてきた』。著者の死で続編はないと諦めていたのに本書を見つけた幸せ…まさに、すてきな遺産。

著者はシャーロット・マクラウドとアリサ・クレイグという２つのペンネームで多くのコージーミステリを書い…

義を見てせざるは勇無きなり。 悪事を見て沈黙を続けた果ては…なのだ。

イギリスの田舎にあるスタンバリー・ハウスに集まる３組のドイツ人家族には、人に言えない秘密があった。そ…

「己の信仰のために死ねるか」というのは、ちょうど明治維新の侍たちだと思った。

献本でいただきました。 マルティン・ルターの宗教改革から始まり、貴族社会・キリスト教社会の退廃、農…

アメリカ文学の巨匠で千夜一夜物語やカーマ・スートラを翻訳したリチャード・バートンの稀覯本をめぐる謎。

ネットで話題になった2012年12月21日マヤ予言による地球最後の日。それになぞらえて書かれた医療ミステリ。

プリオン研究の第一人者であるスタントンは、ある日突然プリオンによる病気の一種であるFFI（致死性家族…

元文部省職員のミステリー好きが開いたミステリー専門の古書店。店の奥では100円以上の売買をした客に入れられるおいしいコーヒーと一緒に、ミステリー好きのマスターと客の会話が毎週のように繰り広げられる。

時代劇版グイン・サーガと思っていますww

このシリーズも長いことで40作目。時代劇も好きな私としては、勧善懲悪とはちょっと離れるこのシリーズが…

安らかな死に顔の美青年・美女の背中には、彼らを天国へと誘う美しい詩が書かれていた…　上巻の半分くらいがとにかく読むのがキツイ。

故人を思い出すため、心に焼き付けるため、そして決別するために、亡き妻が頼んだ金髪ガングロ女性。彼女との四十九日間で夫も娘も、知らなかった故人の姿を見ることができた。

将来を有望された外科医がある日突然癌に冒される。「なぜ自分が？？」という気持ちが抑えられず暴挙に出るが、出会った家出少女のおかげで死を受容できるようになる。

子供ができないと言うことで離婚を言い渡された女性。彼女がその後実家に戻っている間に夫が中毒死する。妻が犯人か、妊娠した愛人が犯人か。

二人の同じような境遇で育った女性の立場が交互に描かれる。晴美の「友人」が2回目に出てきたときは共犯者かと思ったが、まさか○○だとは思わなかった。

さびれた海水浴場の沖で発見されたレアメタル。その発掘のための会合に湯川は呼ばれるが、その時泊まった民宿で殺人事件が起きる。湯川の研究への厳しさと人間への優しさがよく出ている。