トマスによる福音書

木を割りなさい。私はそこにいる。(語録77——アグラファ)
真正のアグラファを含む書。 アグラファ(agrapha)とは「書かれざる言葉」(「新約聖書…

本が好き! 1級
書評数:851 件
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楽理・韻律・神学がからまるアイルランド詩歌を聴く人

木を割りなさい。私はそこにいる。(語録77——アグラファ)
真正のアグラファを含む書。 アグラファ(agrapha)とは「書かれざる言葉」(「新約聖書…

マリア・マグダレナと僧璨とチーフ・シアトル
Wilson と Prentis によるコンビのエッセネ派三部作の最終巻。同コンビによる今のところ最…

日本人の起源という歴史的問題を、政治的影響に左右されることなく、現代の科学的知見に基づいて丁寧に説き明かす壮大な歴史ミステリー小説。千三百ページを一気に読ませる。
『アマテラスの暗号』 の前章、ver. -1.0 とのことだが、本作だけでも十分に愉しめる。スケー…

近代作家の「創作」が民話として土着化した稀有な例
遠田 勝氏は〈近代日本における「民話」の誕生——ラフカディオ・ハーン「貉」以後のノッペラボウ物語を中…

古典的名著の貴重な註解
古英語の文法の手引として「古典」の名声がある著('Anglo-Saxon Primer', 英文)に…

惑星期から宇宙期への移行と宇宙自体の進化秩序
〈ガイアの法則〉シリーズの第4巻。ただし、本巻のテーマは本書で完結しておらず、すべて書くには続篇があ…

日本人の魂を覚醒させる役目
理論物理学者の保江 邦夫氏が霊能力者の香心華 心明(こうしんげ しんめい)氏とおこなった対談を収めた…

内なるサークルの指導者マリア
Wilson と Prentis によるコンビの待望の第2作。 ちなみに、このコンビが生みだし…

歌われる詩を書く人としてボブ・ディランを捉えた書
歌われる詩を書く人としてボブ・ディランを捉えた書。 〈歌われる詩〉とは何か。それは、ホメーロス…

やがて心の時代がやってくる
いろいろと考えさせられる本だ。 「いろいろ」というのは、複数の要素、いや複雑な諸相を孕んだ書ゆ…

シナイ写本で正典に入る『ヘルマスの牧者』
「使徒教父文書」と呼ばれる十の文書を収めた書。遅くとも90年代から150年代の間に成立した文書。 …

古代ユダヤと現代日本とが交錯する
作家 越(こし)ナオムの「グローバル歴史ミステリー第一弾」は古代ユダヤと現代日本とが交錯する小説であ…

この世界は全部、純正律で共鳴している
二度三度と読み返さないとさっぱり分らない本かもしれない。 この本のテーマは、一言でいえば、共鳴…

二大巨匠の激突は大迫力
ジャーナリスト、革命家のベンジャミン・フルフォード氏と、評論家、言論人の副島隆彦氏が本音で討論した迫…

軍情報筋の情報と、報道されたしるし
本書を読んで驚いた情報は107頁に現れる。 〈今後、ロシア軍とアメリカの宇宙軍が、「ハザールマ…

題にある〈ハート〉の意味は果たして
まず、最初に驚くのは、題にある〈ハート〉の意味だ。おそらく、本書を手にする人の殆どが、〈こころ〉の意…

智慧と気づきとハートと
虚構のマトリクスを解くのは骨が折れる。 智慧と気づきとハートと。 智慧を、気づきを求め、ハー…

そこには脈々とロックの精神が宿っている
ボブ・ディランの名曲〈Forever Young〉の絵本。ポール・ロジャースが絵をつけ、アメリカ生れ…

GBCは二千年前の声を蘇らせた
読み終わった途端に、すぐに最初から読み返したい衝動に駆られる書物がある。これはその種の書物だ。 …

古事記のもう一つの世界線
おもしろい。もう一つの古事記。と言うか、古事記の異版。 正確に言うと、古事記の周知の出来事が別…