優しい死神の飼い方
いつ死ぬか、より、どう生きたか
この物語の語り手は、「ごおるでんりとりばあ」の雄犬(命名:レオ)に姿を借りて、「丘の上病院」という名…
本が好き! 1級
書評数:49 件
得票数:540 票
詩歌の同人誌出版社勤務。装丁担当。仕事の半分は、校正作業なのにまだ本読んじゃうってのは、活字中毒ですかね?
実用書やエッセイも読みますが、小説ではミステリや人間を描いた作品が好きです。
映画やドラマの原作を読んで比較するのも好きです。
ここでは気に入った小説のレビューを中心に読書忘備録として書いています。
いつ死ぬか、より、どう生きたか
この物語の語り手は、「ごおるでんりとりばあ」の雄犬(命名:レオ)に姿を借りて、「丘の上病院」という名…
既知の東京のあちこちを、又吉直樹眼鏡でみた風景
この本を手に取った時に、上製本なのに手になじむ不思議な判型だなと思った。 ちょうど新書本を上製にし…
かわいくて、始まりたくて、無視されたくて、よろしくお願いしたい。
蒼井ブルーさん2作目。 前作同様、ツイートを中心に、さらに書きおろしやエッセイが増えてより蒼井さん…
いい感じだなーと思ったら妄想だったり、ちょっと落ちがあって、にこってしちゃうよな。
この本は、蒼井ブルーさんのツイートの抜粋と、書きおろしと写真をまとめた一冊。 Twitterで見か…
タイトルでひいてはもったいない!
私もタイトルで「グロい内容なのかな?」と読むのをためらっていた一人。 でも装丁は語る。桜の風景と橋…
短編で読みやすい。場所や設定もバラエティに富んでいます。何よりミステリへの愛がいちずな作家さんです!
法月さんは作品数は多くないけど、一つ一つじっくりトリックを練ってミステリを愛してるなーというのが伝わ…
一話完結の短編集でさらさらお茶漬けのごとく読めます。執事影山のどSぶりとお嬢様刑事のツンデレが笑える。影山推理はなかなかだけど、「本格ミステリ」のうたい文句は眉唾くらいで読むのがよろし。
前妻やら妾やら愛人やらが入り乱れる複雑な人間関係の連中が、お屋敷でひと夏過ごす間の殺人事件。読み進むうちに、ばんばん人が殺され、警察も探偵もあまり活躍しないけど、浮世離れした感じがよく、おもしろかった
登場人物が等身大で好感がもてる。いい部分も悪い部分もあって。最後に起こる奇跡の気付きは、信じる人は信じればいいし、本当でなくてもいい、押しつけがましくない終わり方もよかったです。