名画に出てくる 幻想世界の住人たち



物語をモチーフとした西洋名画が堪能できる。描かれているキャラクター別に紹介した構成が斬新。葡萄を摘むキューピッドあり、矢を尖らせるキューピッドあり。
先日小太郎さんの書評「アーサー・ラッカムの世界」を拝見して、ビジュアル選書シリーズを知りました。これ…
本が好き! 免許皆伝
書評数:862 件
得票数:25661 票
「本が好き!」に参加してから、色々な本を紹介していただき読書の幅が広がりました。



物語をモチーフとした西洋名画が堪能できる。描かれているキャラクター別に紹介した構成が斬新。葡萄を摘むキューピッドあり、矢を尖らせるキューピッドあり。
先日小太郎さんの書評「アーサー・ラッカムの世界」を拝見して、ビジュアル選書シリーズを知りました。これ…



第二の故郷とも思う仙台への愛情がたっぷりつまったエッセイ。震災前と震災後を描く。
脚本家、また元横綱審議委員である内館牧子さんは2003年東北大学の大学院に入学した。大相撲を宗教学と…



ケーキや和菓子、カレーパンにお漬物、最近話題の「おしなりくん」も。帝国ホテルから下町の老舗まで。イラストで綴るおみやげ探しの小さな旅。
東京23区には、地域ごとに独特の雰囲気があります。そして、そこでしか手に入らない美味しいものがたくさ…





この一冊でファンになりました。この先「師匠」と呼ばせていただきたい。
「本が好き!」のレビュアーの皆さまが大絶賛の又吉直樹さん。そうなのか、売れっ子芸人の彼にはもうひとつ…




腐敗や貧困の想像を超えた悲惨さと、救済に生涯を捧げる人々の活動の実態。民間活動団体・JOMAS会長としてアジア、南米、アフリカでの40年に及ぶ視察の記録。
JOMAS(海外邦人宣教者活動援助後援会)とは1972年に活動を開始したNGOで、日本全国から寄せら…




光の君の持つ「闇」を描いて秀逸。
平安の都、窮地に陥った光源氏を導くは蘆屋道満。道満は安倍晴明の宿命のライバルとされている人物である。…




軽妙なテンポと上質なユーモア。シーンが目に浮かぶような文章と構成の妙はさすがに脚本家の書き下ろし。吹き出しつつ読み進むうち緩やかに効いてきます、ハートに。
ドラマ「怪物くん」や映画「おにいちゃんのハナビ」の脚本を執筆した西田征史氏の書き下ろし小説。小気味よ…



英国大使館の専属庭師として過ごした25年。敷地1万坪の庭作りを通してふれあった、花や人々をめぐる心温まるエピソード。
微笑みながら咲き誇るバラの前に立っている著者の濱野さん、52歳。イケメンの庭師さんであり、3人のお子…



若いお父さんやこれからお父さんになる人に読んで欲しい。
主人公の菱山は、どうにもならない家族の事情から生後間もない姪の「なずな」を引き取り育てることになる。…





古事記以前、倭国の夜明けの物語。鮮やかによみがえる人々の暮らしや大陸との交流。邪馬台国東遷説が、なるほどと頷ける作品でもある。
後漢書や魏志倭人伝にちらりと姿を現す「倭人」。私たちの先祖だが、古事記以前の話となると霧の中である。…




額の石が青く輝く時、奇跡の慧眼児は人の心の悪を見抜く!・・・はずなんだけど、このやんちゃな野生児はホントに本物?いいじゃないか、大人が読んだって。楽しいんだもん!
この本、図書館で偶然見つけたんです。「珠玉のアジアン・ファンタジー」だって。あれ、ちょっと面白そうだ…





このノンフィクションは大河ドラマだ。
作者星野博美さんの実家は、祖父の代に千葉の御宿から上京し五反田で町工場を営んでいる。懐が深く面倒見の…



新聞記者の取材による、国語辞書にまつわるレポート。「舟を編む」とは別の切り口で書かれた、辞書の裏に見える人間性。
本屋大賞受賞作「舟を編む」を読んでいなかったら、興味を引かない本だったかもしれません。著者は元読売新…



読解力の試験みたいな文体です。あきらめずに読み進めると、夢のような庭に出会います。
長野県安曇野に住む、小説家であり作庭家である丸山健二氏のエッセイである。ブナの森に魅せられた丸山氏は…




23種のごちそうにまつわる23のショートストーリー。滋味溢れるお話は、どれもほんのりと温かい。心が疲れてる人、元気になりたい人はどうぞ。
「ごちそう」のメニューはこちら。 伊達巻 伊勢風雑煮 豆 ごまかしのカルボナーラ アンコウ鍋 …




ショックでした!感性とは、果てしなく広がる自由な心だと思っていたのに!愛や自由、死とは何なのか。検証の末見えてきたものに、あなたは自分を疑いたくなるはず。
本書の舞台は、架空シンポジウムである。そこに集うのは、経済学者、心理学者、生物学者のような専門家。大…




『思ひのみこそ しるべなりけり』 古今集の歌の余韻がいつまでも心に残ります。細やかな心情を丁寧に描いた作品です。
自分の心とどう向き合うのか、ということを静かに問われているように感じました。 櫻井佳奈は書道を…



お蝶さんは18歳。長唄のお師匠さんで、女の子にも人気者。南町奉行所与力の兄上と、おっとり美人の義姉上。3人が巻き込まれたのはどんな事件?登場人物の魅力で読ませる一冊です。
うわっ、題名と内容のギャップが激しい本だなあ、と思います。「哭く」って漢字のふさわしいお話ではない。…





昭和36年、多摩丘陵の山の上の新しい家に五人家族が引っ越してきた。高度成長期前の懐かしい時代を背景に、四季折々の自然と、一家の穏やかで笑い声に満ちた明け暮れを描く。
この小説には、大きな事件は起こらない。それらしいものと言えば、雷が落ちたこと、長男の骨折、誰かがムカ…




橋を渡った通学路の向こうに、明日からもう学校はない。統廃合が決まった高校の、最後の卒業式。その朝から夜までを、二度と帰らぬ日々への思いをこめて、7人の少女が綴ってゆく。
統廃合が決まり、卒業式の翌日には取り壊される高校。その朝から夜までの時間を、七つの物語が、七人の少女…