鳥と雲と薬草袋
梨木香歩という人の感性がもっともストレートに伝わってくるのはエッセイにあるような気がします。
梨木香歩という人の感性がもっともストレートに伝わってくるのはエッセイにあるような気がします。 未だ…
本が好き! 1級
書評数:581 件
得票数:1314 票
岩波少年文庫を中心に児童書を収集、読み進めています。 いずれは児童書中心のブックカフェを開きたいなぁ、な~んていうことを夢見ています。 宝くじが当たらない限り夢のまま終わってしまいそうだけど・・・・ ^^;
尚、ここに紹介させていただいている書評は私のブログ「Lothlórien」からの転載です。
梨木香歩という人の感性がもっともストレートに伝わってくるのはエッセイにあるような気がします。
梨木香歩という人の感性がもっともストレートに伝わってくるのはエッセイにあるような気がします。 未だ…
児童文学と侮ることなかれ、なかなか大人にも印象深い面白い読み物でした。 読後感も実に爽やかです。
こちらは佐藤さとるさんの待望の新作なのだそうです。 とは言っても手元にある初版本の発行は2006年…
少しずつ人間の知り合いが増えていくコロボックル達の今後はどうなるのかしら?という疑問を残し、第3作は幕となりました。
相変わらず小さな人間じみたコロボックルは人間社会の発展をなぞるかのように文明的発展(?)を遂げ続けて…
ちょっぴり残念なのはこのコロボックルたちが、実に人間臭いこと(苦笑) どうせなら擬人化した小人ではなくどこか人間とは価値観とかものの考え方に大きな差がある生物であってくれた方が楽しかったように思う。
前作の Review で KiKi は「素敵な物語ではあるけれど、どこかちょっと尻切れトンボな印象」…
一読して思ったのは、「ああ、ここには懐かしい子供時代の日本の風景があるな」ということでした。
KiKi は子供時代、あまり「日本モノ」を読まない子供でした。 実家にあった本が従姉妹からのお下が…
上巻、下巻をまとめて Review しています。
今作では1年ぶりの夏休みを謳歌しようと張り切っていたウォーカー家の兄妹を物語の冒頭で事件が襲います。…
上巻に(上)(下)2巻をまとめて Review しています。
(上)(下)2巻をまとめて Review しています。
この作品を読むのは実に四十数年ぶりです。 子供時代に読んだこの本は旧訳(訳者は同じ)でハードカバー…
この物語の中に里山の雰囲気を感じるのは、やはり自然を征服するものとはとらえず共存するものと捉える日本人のDNAの中に刷り込まれたある種の「知」が満ちているからだと感じます。
梨木さんの本を手に取ると多くの場合、KiKi はまずその装丁の美しさに思わず見入ってしまいます。 …
左足靭帯損傷という怪我により松葉杖が手放せず、行動を著しく制限されています。 そんな中頼れるのは場所を選ばず本を入手できる電子書籍のみ。 大好きな上橋さんの人となり、あの物語の描かれた背景がわかる本です。
図書館で上橋さんの「精霊の守り人」を借りて以来、嵌りに嵌った上橋ワールド。 その後「守り人 & 旅…
せっかくお茶のお稽古に通い始めたというのに、今回の大雪のおかげで2回目のお稽古は心ならずも欠席することになってしまったので、せめて何らかの自習ぐらい・・・・とばかりに、図書館で借りてきた中の1冊。
せっかくお茶のお稽古に通い始めたというのに、今回の大雪のおかげで2回目のお稽古は心ならずも欠席するこ…
あっちでも皆殺しがあればこっちでも皆殺しという感じで、まあそれが乱世というものなのかもしれないけれど、「和を以って尊しとなす」という精神文化の国に生まれ育った KiKi には唖然とするしかないような物語。
豪雪にまみれ、雪かきやら何やらで忙殺されて疲労も Max に近い中、何とか読了したのが古代中国史の中…
柴犬と三毛猫のコンビに「和の暮らし」を教えてもらう「しばわんこシリーズ」。 既に何巻も出ているようですが KiKi にとってはこれが3冊目です。
これまでの「しばわんこシリーズ絵本」が縦長だったのに、こちらは横長です。 「何でだろう??」と思っ…
三国志の時代に至るスッタモンダをあらためて知ることができたという意味ではかなり貴重な読書体験になりました。
この巻では武帝がもたらした前漢の全盛期から同じ武帝末期の失政とそれに端を発する前漢の衰退と滅亡。 …
この本の良さは何と言っても、長~い中国の歴史をさらっと読めるところ・・・だと思うんだけど、逆に言えばそうであることの裏返しで、その分物語の進行のスピードがちょっと速すぎるように感じられるのが難点かな?
この巻では始皇帝の晩年から、項羽と劉邦の争い、そして漢の成立、武帝の登場までが描かれています。 物…
入院中のじぃじ(父)からのリクエストで購入したシリーズ。 せっかく手元にあるので読んでみました。 高校時代に、「世界史苦手意識」を育んだ「古代中国史」ですが、テストがない気楽さで読むと面白い話がいっぱい!
高校時代の世界史の授業の中でもっとも苦手だったのは「古代中国史」でした。 まるで日替わりメニューの…
野獣から沢庵和尚の導きで人に生まれ変わった武蔵だけど、野獣時代に身につけた「腕」と人への転生の過程で身につけた「心」のアンバランスさばかりが際立ちます。
この巻で特に印象的だったのは未だ武蔵が迷いの中にあり、書物の世界だけでは結局開眼しきれていない最大の…
それまで「暴れること」でしか自己の表現手段を持たなかった青年が生まれ変わるためには真っ暗な天守の一室という環境が必要だというのは経験上よく理解できるお話だと感じました。
さて、実質的な第1巻にあたるのが「02 地の巻」です。 この段階での武蔵はまだまだ「宮本武蔵」とい…
今回、Kindle で無料本として Get できたのはそういう意味では KiKi にとっては「神の恩寵」と言っても過言ではないような出来事で、迷わず最初のダウンロード本として選んでみました。
世の男性諸氏にとっては「宮本武蔵」という名前は何らかの憧れをもって語られることが多いのではないかと思…
この本がオススメできる最大の理由はトールキンの自筆の挿し絵がふんだんにしかもカラーで掲載されているところだと感じます。 但し地図は別です。
KiKi が子供時代に出会った「ホビット」の日本語版は瀬田貞二さん訳の岩波書店のハードカバー本でした…