忘却の河
中年になって初めて味わえるものもあるんだなあ、と。
高校生時代、福永武彦が大好きでした。 いろいろ読んでわかったような気になって感激したりしていました…
本が好き! 1級
書評数:33 件
得票数:385 票
幻想文学やミステリを好みますが、せっかく利用するSNSですので皆さんの書評を頼りにしてジャンル関係なく読んで行こうと思っています。
サイトの有効な使い方が分からず不慣れですが、よろしくお願いします。
中年になって初めて味わえるものもあるんだなあ、と。
高校生時代、福永武彦が大好きでした。 いろいろ読んでわかったような気になって感激したりしていました…
「それなりのクラス」で服を揃えるには厳しい時代だけれどおしゃれするのはやっぱり楽しい
身なりを整えることで「なりたい自分」に近づける。 ビジネスのシーンでも同じことで、なりたいイメージ…
日本で「四つ目の奇書」と言われる本書。私にとっては爽やかで切ない読後感を残した一冊でした。
なかなかこんな物語は書けないだろう、と素直に思います。 奇書であるかどうかは分からないけれど、圧倒…
腐女子よ、これが萌えだ(と私は思う)。
山に憧れ、世界最高峰登頂を目指す少年・佐野邦彦と南波恭介。 これは二人がクライマーになり、夢を実現…
映画を観る前に読んでも観た後に読んでも映画をきっと楽しめる、シンプルな鑑賞お助けノベライズ。
2011年の春頃に映画が公開されました。それをノベライズした作品です。 私は原作マンガのほうは…
みそひともじによって結ばれ、つながり、支え合った夫婦の、凄まじい物語。
夫婦ともに名の知れた歌人である永田和宏と河野裕子。 夫人である河野さんが2010年にガンで亡くなり…
読み終わった後に力強く前向きになれる本。以志子マジック。
ジャーナリスト・櫻井よしこさんの半生を、母親である以志子さんの教えを軸にまとめた一冊。 私は櫻…
「日韓併合」時のぞれぞれの痛み。朝鮮の人々の圧倒的な悲しみ。
梶山季之は読んだことのない作家でした。 父の書棚に並んでいた作家のひとりであることはぼんやりと記憶…
楽しいお話をつまみぐい。
長男の指定図書に含まれていたので借りてきたもの。 長男が読まないので、お正月中に私が読んでいました…
もう忘れ去られた作家かもしれないけれど、独特の世界は今でも濃すぎて…
西村寿行というと、高度経済成長でぶいぶい言わせていた中年男性が、出張の際に電車やホテルで暇つぶしに読…
言葉は理解できるほうがいい。でも言葉より先に、心をやわらかくしておかないとならない気がする。
茨木のり子さんは早くに夫君を喪い、その喪失感をなんとかしたくてハングルを勉強しはじめた、と、ご自身で…
子どものためによく編まれた、品の良い「怪奇」詰め合わせ。
小説が好きではないわが子用に借りてきた「青い鳥文庫・Kシリーズ」。 Kとは「怪奇・恐怖・こわい」の…
風邪をひきたくなりました。
風邪って、実はなんだかよくわからないな、と思っていました。 身体が不調だなと思って病院へ行くと「風…
羽仁さんの高潔さに尻込みせずに読み通してみると、ふとした時に役に立ったりします。
この本は、タイトル通り「おさなご」を見つめ、良きほうへ導いてあげましょうという子育てについてのアドバ…
さすが市川さん。可愛くて味のある素敵な「おんな作家便覧」です。
あれっ? もしかして海月の市川さん? と思って手に取った本書。 やはりネット古書店・海月書林…
美しいもの+それを愛でるもの+死の匂い=森茉莉のロマン
森茉莉の小説とエッセイのセレクション。全部で六巻あるようです。小説が前三巻、エッセイが後半三巻。 …
もう読み返したくない。けれど絶対に忘れられない。
はじめは、恋愛のもつれと修羅場を描いた作品になるのかと思っていました。 道子という女性が最初に出て…
漫画化するならキャラクターの魅力を「視覚」からも訴えてもらわないと…
点数を低くしかつけられない作品は登録しない方向で行きたかったのですが、これは短歌とのカラミという、本…
結局、なんだったのかなあ?
これは1964年に書かれた小説で、共産党が1955年7月29日の第6回全国協議会(六全協)で武装闘争…
同じように米を食べ、箸を使い、床に座っているのに全く真逆の「正しい作法」を持つ、近いのか遠いのか分からない国。
ちくま文庫は装丁がとても好みです。 それゆえに、ふらっと手に取ってしまったりするのですが、この…