バスカヴィル家の犬



牙を抜かれた犬と読む「バスカヴィル家の犬」
《お知らせ》 「 古今東西、名探偵を読もう! 」という掲示板企画を立ち上げています。名探偵が好きな…

本が好き! 1級
書評数:927 件
得票数:17352 票
プロフィール写真変更してみました(2016/11/03)



牙を抜かれた犬と読む「バスカヴィル家の犬」
《お知らせ》 「 古今東西、名探偵を読もう! 」という掲示板企画を立ち上げています。名探偵が好きな…



1967年に刊行され、『本書を読んで心を動かされない者は、医者になるべきではない』とまで言われる1冊。ひとりの田舎医師の姿を通して医療とは医師とはを問うドキュメンタリー
まず目に飛び込んでくるのは、男性が真剣な面持ちで右眼につけたレンズで何かを覗き込んでいる表紙の写真だ…




『驕る平家は久しからず』と後世にまで語り継がれる平家の栄枯盛衰を壮大に描き出す軍記物語
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人…




名作文学の世界を守れ!誘拐されたジェインを文学刑事サーズデイ・ネクストは救い出すことができるのか!?
《お知らせ》 「 古今東西、名探偵を読もう! 」という掲示板企画を立ち上げています。名探偵が好きな…




友を殺され、愛する人を失ったとき、マプチェの女は復讐の鬼と化す
海外小説を多く読むようになって感じるのは、自分がいかに世界の情勢に疎いかということだったりする。例え…



読者を現実とは違う世界に連れて行ってくれるような短編の数々
短編集を読むときに、最初から順番に読む場合と順番は関係なく拾い読みする場合がある。どういう場合にどっ…



その幼子を無垢と呼ぶなかれ。か弱き幼子はいつかこの世界を動かすであろう。
子どもはいつでも好奇心に溢れているものだ。 「どうして○○なの?」 「なんで□□しなきゃいけ…



虚弱体質で頭脳明晰な名探偵と筋肉バカのコンビが活躍するミステリーマンガ
《お知らせ》 ホンノワ「 古今東西、名探偵を読もう! 」企画公表開催中です。名探偵が好きなみなさん…



《第156回芥川賞受賞作》著者が学んだ『富良野塾』での日々を題材にした人間ドラマでありつつ、山下澄人の世界がそこにある
第156回芥川賞を受賞した山下澄人「しんせかい」を読む。選考会(1/19(木))の直前に「もしかした…




《陽》のアルヴァと《陰》のイルヴァ。対照的な双子の姉妹は、どのようにエントラーラの町を救ったのか?
2016年に読んだ本の中で エドワード・ケアリー「堆塵館」 はかなりお気に入りの作品だ。予定では、2…




狂う妻と記録する夫。そのいびつな関係から立ちのぼる狂気と愛の形
島尾敏雄「死の棘」は、夫の日記を読んで不貞の事実を知った妻がどんどんと狂気の底へと落ちていき、家族が…



名探偵明智小五郎のデビュー作。本格ミステリでありながら事件の真相には乱歩らしさがある
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ワトスン博士がモースタン嬢にひとめ惚れして事件解決後に晴れて夫婦となるまでの物語(事件もあるよ!)
《お知らせ》 「 古今東西、名探偵を読もう! 」という掲示板企画を立ち上げています。名探偵が好きな…




ナイジェリア出身の女流作家が描き出す『ビアフラ戦争』の悲劇に翻弄された人たちの物語
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェという作家を知ったのは、2015年に開催された東京国際ブックフェア…



刊行から130周年!世界的名探偵の記念すべき初登場作品を読み返してみた!
2017年は、1887年に「緋色の研究」が刊行され、名探偵シャーロック・ホームズが初めて読者の前に姿…



少女は空想の中で成長し、大人としての真実に足を踏み出す
2016年に刊行されたシャーリー・ジャクソンの作品は、本書を含めて5冊になる。 「処刑人」(東京…




メルセデスを暴走させて8人の命を奪った殺人鬼“ミスター・メルセデス”と退職した元刑事との息詰まる攻防
※上下巻まとめての書評です 2017年最初の更新になります。今年もよろしくお願いします。 新…




“ガガ”の愛称で親しまれた画家であり名エッセイストでもある著者の思い出が描かれた短篇小説風のエッセイ集
本書の著者ゲオルギイ・コヴェンチュークは、1933年生まれでレニングラード出身の画家でありエッセイス…




ふたりの天才が出会ってできあがった31の世界
まず、最初にお断りしておかないといけないのは、この「日めくり学校川柳」は、『カレンダー』だということ…



行きずりの女を男は愛しいと感じた。ふたりは愛を交わし、そして落ちた。行き着く先には悲劇があった。
チャールズ・ウィルフォード「拾った女」は、文字通りあるひとりの女を拾った男の物語だ。 サンフラ…