僕とおばあさんとイリコとイラリオン




大好きなおばあさんとイリコとイラリオンと過ごした日々
(ドアをノックする音。ひとりがけのソファから老人がゆっくりと立ち上がる。彼の足元では、これも相当な老…

本が好き! 1級
書評数:927 件
得票数:17352 票
プロフィール写真変更してみました(2016/11/03)




大好きなおばあさんとイリコとイラリオンと過ごした日々
(ドアをノックする音。ひとりがけのソファから老人がゆっくりと立ち上がる。彼の足元では、これも相当な老…



港に迷い込んだクジラが私たちに教えてくれること
生きていくことに疑問を感じたことはないだろうか? 窪美澄「晴天の迷いクジラ」は、デビュー作「ふ…




「猫の手屋繁盛記」シリーズ第1巻。何の因果か猫の姿になってしまった猫太郎こと宗太郎。善行を積むことで彼は人間に戻れるのか?
10月3日から11月4日まで、1ヶ月にわたってBOOKPORT大崎ブライトタワー店で開催された「#棚…




育児(ただしロボット)はダメ男を成長させる
もはや虜なのである。何にかっていうと、本書に登場する旧式ロボット“タング”にである。 「庭に…




120枚の木版画によって紡ぎ出される読者の想像力をかりたてる作品
すべては1枚の木版画からはじまる。 ひとりの男がなにやら企てているかのような表情で立っている。…




待望の第2号発刊。今度の特集は「地図−共作の実験」と題する様々なコラボ企画。創作では大前粟生に注目だ
創刊号で、長く作家活動から遠ざかっていた今村夏子の待望の新作「あひる」を掲載するという快挙を達成し、…




あるがまま、見たままをただ書き綴る。ただそれだけが面白い
鄭泳文(チョン・ヨンムン)による本書「ある作為の世界」は、彼が大山文化財団という団体の支援を受けて2…




#棚マル フェアでは待望の第1巻が入荷! アニメ化でも注目の「ド嬢と仲間たち」は今回も図書館で読書談義に花を咲かせる
10月からスタートのアニメも評判(になっているのか?)の「バーナード嬢曰く。」の第3巻が出た。現在、…




母を失った少年の前に、失踪中だった父が突然現れた。少年は、父に引き取られラスベガスで暮らすことになるのだが…
美術館での爆破テロ事件に巻き込まれて母親を失った少年テオが、同じ現場に居合わせた老人ウェルティから託…




♪いい湯だなぁ~、作家に温泉はよく似合う
ブックポート大崎ブライトタワー店で大好評開催中の「 本が好き!#棚マルフェア 」には、書評サイト「本…




美しい文章(美しい翻訳)に癒やされる
小説にはいろいろなタイプがあって、プロットの妙で読者を引きつける作品もあれば、キャラクターの魅力や会…




あなたは幸せですか? あなたの幸せはなんですか? それはどこにありますか?
幸せというものは ちょうど雨上がりの空に 立ちのぼる虹のふもとの たよりなさによく似ているわ…




「ゲルマニア」の続編。ドイツの敗色濃厚な中、夫殺しの嫌疑を駆けられた友人を救うためにオッペンハイマーは奔走する
ハラルト・ギルバースのデビュー作 「ゲルマニア」 を読んだのは1年少し前、2015年8月のことだ。ナ…





あの愛くるしいパンダたちにこんな秘密があったなんて、そりゃもう徹子さんも驚くわよ!
パンダといえば黒柳徹子さん ですよね! Wikipediaにある黒柳徹子さんに関する説明によ…



あの名作はこの家で生まれた。環境が作品のベースとなり、傑作を生み出すのだと感じさせてくれる写真集
紹介されている様々な文豪の家を見ていると、その作家が暮らした環境が作品にも反映されるのだなと感じる。…




爆弾テロで母親を失った少年は、1枚の絵とともに波乱万丈の運命を生きる。大長編小説の幕開けとなる1冊
表紙を開くと1枚の絵が眼に飛び込んでくる。カレル・ファブリティウス『ごしきひわ』(The Goldf…



全4部作になるという海堂尊版チェ・ゲバラ伝。第1弾は若かりしゲバラの南米縦断旅行記=モーターサイクル・ダイアリーズ
今年(2016年)、安倍首相がキューバを訪問したときに、90歳になるフィデル・カストロと面会したとい…




ラーメン、餃子、炒飯、カツ丼、オムライスにナポリタンも!?これぞ町の中華屋さん!
中学生から高校生くらいの頃、まぁ今からザッと30年以上も前のことだが、我が家ではよく“出前”を頼んで…




男は、海に憧れ、海とともに生き、海に翻弄される。
アーネスト・ヘミングウェイ「老人と海」は、今回読んだ光文社古典新訳文庫版で170ページにも満たない短…




世界はこんなにも文学賞で溢れている
書店に行って、「さて、何か面白そうな本はないだろうか」と探すときに参考とする情報で、「○○賞受賞作!…