落としもの





不思議で不気味で癖になる。そんな味わいの短篇集
書店の店頭で見て、なんだか気になる本というのがある。横田創「落としもの」は、まさにそういう本だった。…

本が好き! 1級
書評数:927 件
得票数:17352 票
プロフィール写真変更してみました(2016/11/03)





不思議で不気味で癖になる。そんな味わいの短篇集
書店の店頭で見て、なんだか気になる本というのがある。横田創「落としもの」は、まさにそういう本だった。…




某大型書店で働くアラフォー独身〈カリスマ書店員〉のちょっと(というかかなり)イタい(けどなんだか楽しそうな)日常
著者は、神田神保町、有楽町、池袋、その他全国に展開する某大型書店で働く書店員。著者を招いて行うトーク…




#やまねこ祭 参加レビュー。『あんぽんたん』は褒め言葉!ジャックの毎日は今日もごきげん快調!!
みんな、久しぶり!タカラ~ム家のアイドル・ラムよ。しばらく会わなかったけど元気だった? え? …




#はじめての海外文学 ナチの影がひたひたと迫るウィーンの街で、少年フランツはフロイトと出会う。
なんと優しくて、なんと温かくて、そしてなんと切ない物語なのか。 ローベルト・ゼーラーター「キオ…




まさに絶景!人の本棚ってホント興味深いよね~
家に本が溢れている。 私の家には2部屋に天井までの本棚が6本ある。収容能力的には相当にキャパは…



著者の思索について読者に問いかけるような語り口の35篇の短篇集
マーガレット・アトウッドというと、やはり「侍女の物語」を思い起こす。(絶賛積ん読中) 本書は、…



東日本大震災から7年。震災で亡くなられたすべての人々に祈りを。
もう7年。まだ7年。今日は、7年目の3月11日です。 東日本大震災による犠牲者は、死者・行方不…




「ただの黒人」というレッテルで突きつけられる差別。それはアメリカだけの問題なのか?
重いのは黒人とは何かを白人が決めること 「ただの黒人」とは誰かを決める、その決め方自体が 社会…




ベトナムを描くエッセイマンガの第2巻。テーマは『歴史と戦争』です。重いテーマですが、ベトナムという国を理解する入門書になると思います。
双子のライオン堂から全3巻で刊行される西島大介のコミックエッセイ「アオザイ通信完全版」の第2巻。今回…




祝・第8回Twitter文学賞国内編第1位!確かに組織票かもしれないけど、作品として第1位で納得できます。
第一部にあたる「Age22」のラストで、愛人である斉藤美津子のバックアップを受けてゲーム会社「AID…




『どうせアイドルが書いた小説』というハードルを飛び越えてきた。加藤シゲアキという作家から目が離せなくなりそうです。
他の国内作品レビューでも書いているが、ここ数年は翻訳小説をメインに読書をしているので、国内小説は本当…





出会いのあの日から、いつも、ずっと、君はそばにいて、変わらぬ優しい目で僕を見つめる
「OLD DOGS~愛しき老犬たちとの日々」は、そのタイトルにある通り老犬のみが紹介されている写真エ…



〈ノッポさん〉と聞いて懐かしく感じる人はどのくらいいるのでしょうか?私にとってノッポさんは憧れの人でした。
♪でっきるかな でっきるかな~ この軽快なメロディを懐かしく感じる人は、おそらくアラフォー、ア…



かわいいオオカミと悪いおおブタ。みんなが知ってる「3びきのこぶた」とはひと味違う面白さとスケール感
その日、いつものように仕事のかたわらにツイッターのタイムラインをながめていました。いえいえ、さぼって…




さあ、少年よ!いざ冒険の海へ!
昨年(2017年)開催された 「やまねこ20周年記念読書会」 をきっかけに 〈やまねこ翻訳クラブ〉 …




#はじめての海外文学 vol.3推薦本レビュー。『1919年三部作』の幕開け。父の不審死の謎を追うマックスに立ちふさがる国際的な謀略の影とは?
※上下巻合わせてのレビューです。 ロバート・ゴダードの作品を手にするのは、デビュー作「千尋…




「ひかりのあめ」、「“少女神”第9号」に続くリア・ブロック読書3作目。本作は、リア・ブロックがはじめて大人向けに書いた物語です。
昨年(2017年)その存在を知り、「 ひかりのあめ 」、「 “少女神”第9号 」と読んできて、物語の…



第158回直木賞受賞作。宮沢賢治の父の視点から描く家族の物語
「風の又三郎」や「銀河鉄道の夜」など、数多くの作品を残した作家・宮沢賢治。彼は、現在の岩手県花巻市で…



2017年の各種ミステリランキングで高評価ということで久しぶりに本格ミステリを読んでみたよ。
毎年年末になるとミステリに関する年間ベストが発表される。「このミステリーがすごい!」、「本格ミステリ…




Dear Friends~嬉しいときも、苦しいときも、悲しいときも、楽しいときも、いつもそばにいてくれたあの日の友へ
海外文学を中心に読書をしているので、国内小説にはどうしても目が届かない。そうすると大事な作品を読み逃…