とにかくいろいろと持っていかれる作品だった。これを是とするか否とするか。どちらでもないのか。まさに問題作、問題提起作品・・・。

初っ端から、読者に突き付ける。多様性という言葉は・・・ 清々しいほどのおめでたさでキラキラしている言…

この６編の短編、少なくともひとつは、きっと気に入るはず。そして、読み返すたびに、お気に入りが変わったり増えたりするかもしれない…そんな一冊だと思う。

家族の在り方は、周りからは見えないもので築かれている。人と人の繋がりもまた同じだ。『スモールワールズ…

こんな風に相手とちゃんと向き合うのって、とても難しいと思う。そういう付き合い方ができるふたりに、心からのエールを送りたい。

中高６年間を男子校で過ごした大学二年生の星野と高校の時のトラウマで男性が苦手な新入生のまい。大学の写…

あなたは絶望の果てにどんな選択をしますか？

擬傷・・・聞きなれない言葉かもしれない。 親鳥が傷ついたふりをすることで自分を狙わせ、その隙に子供…

流行りの長～い題名に真っ向から勝負したかのような潔さ。真っ向勝負な感じが素敵だと思う。

自分がありたいと思う『自分らしさ』が『フツウ』とかけ離れている女装男子の翔真。 小一の時に母を亡く…

子どものイヤイヤ期の真っ只中にいる親は「いったいどーしたらいうこときいてくれるのー！」と思うことばかり。そんなときに頼れる一冊

子どものイヤイヤ期は成長の証…とはいうものの、いざ、目の前でイヤイヤされたら、心穏やかにはいられない…

母とは・・・母性とは・・・母性信仰にふりまわされた女性たちの物語

シングルマザーの福美は３か月の娘を抱えて生活に困っているところを、乳母の仕事に誘われる。母乳の出を見…

５２ヘルツのクジラは世界で一番孤独だと言われているクジラ。わたしたちもおんなじだ。

ー2021本屋大賞ノミネート作品を読んでみようー 母親のことが大好きで常に愛情を求めていたがゆ…

とある町で起こる群像劇。あらゆるところに張られた伏線。それがひとつにまとまっていく過程とスピード感がたまらない！

「日の下町」を舞台に巻き起こるいくつもの恋模様。そしてそれがどんどんスピードアップして、思いもよらな…

「何をお探し？」と問いかけられた人々は、人生のヒントを手に入れる

ー2021本屋大賞ノミネート作品を読んでみようー 日々の生活の中で悩み惑う人たちが偶然たどり着…

彼らを守るのは・・・誰？

どうしても相いれない両親の間で辛い思いを抱えている中学生の薫子。 父親は物を壊し、大声で威嚇する。…

最高の読後感！爽快な気持ちになる１冊！！ 忖度ばかりの世の中に大声で言ってやりたい 「僕は、そうは、思わない」

ー2021本屋大賞ノミネート作品を読んでみようー 最近の伊坂作品はあまり食指が動かないな～と思…

そういう世界に全く興味がない人でも、推しの沼にはまってみては？

ー2021本屋大賞ノミネート作品を読んでみようー 「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」 …

映像が目に浮かぶような鮮烈な描写から始まる物語。個人的にはミステリというより青春小説としておすすめしたい。

クリスマスの夜。 火事になった一軒の民家。 二階に取り残された１０歳の少女。 助けを求める母親…

転職が、その人の人生にとってより良き結果につながるように、魔王が一肌脱いじゃいます！

転職・・・それは人生の分かれ道。 そして、その手助けするのが転職エージェント。 これは転職エ…

読んでいる間中、ワクワクドキドキが止まらない。冒険の旅に一緒に出かけよう！

ー2021本屋大賞ノミネート作品を読んでみようー 物語の舞台は「読長町」。 ここは”本の町”…

これぞ、現代の青春小説って感じ。

ー2021本屋大賞ノミネート作品を読んでみようー 高校生限定のマッチングアプリ＜オルタネート＞…

さまざまなネット情報が入り乱れる現代社会、こんな状況が我が身に降りかかってもおかしくない…かも

売れないお笑い芸人の浮気（うき）は、ある日突然、ＳＮＳの中で１０年前に実家の近くで起こったひき逃げ犯…

どこかに所属していないと不安…自分の居場所がないと不安…。高校生だったころを思い返すと、確かにそれは重要ポイントだったかも。いま思えば、なんでそこまで…ってこともあるけどね。

学校では仲良しグループから外され、家では母親が再婚し、新しい父親の子どもを妊娠…どこにも自分の居場所…

読んでいて辛い・・・苦しい・・・でも、先が気になりすぎて、一気読みしてしまった

小学五年生の椎名きさらは、母親を支えるという亡き父との約束を毎日、心がけていた。シングルマザーの母親…