危険なビーナス
浮かんだことをあいまいに書いているので、地の文を書くのが厳しい。だから、無駄な会話でつなげるしかない。無駄な会話で枚数を稼いでいるのは、活字の大きさでわかる。読者離れが心配されてしまうのは杞憂か?
歌手であり、小説家でもある、さだまさしさんが、今年の9月14日に『ご乱心』というワーストアルバムを…
本が好き! 1級
書評数:51 件
得票数:351 票
本を読むのが大好きです。読んだことを記録したいと思って始めました。拙い文章ですが、お付き合い頂けたら、嬉しいです。よろしくお願いします。
浮かんだことをあいまいに書いているので、地の文を書くのが厳しい。だから、無駄な会話でつなげるしかない。無駄な会話で枚数を稼いでいるのは、活字の大きさでわかる。読者離れが心配されてしまうのは杞憂か?
歌手であり、小説家でもある、さだまさしさんが、今年の9月14日に『ご乱心』というワーストアルバムを…
生まれる前から、既に寿命と死因は決まっていて、それを承知で生を受けてくるが、この世に現れるとその部分の記憶は消えてしまう…という実しやかな話を聞いたことがあるが、なんとも悩ましい。
株式会社ハリマテクスの社長である播磨和昌は、妻の薫子と別居中であり、娘の瑞穂の小学校受験が終わるま…
戦後、国民の食卓を支えてきた食品加工会社、八海水産、通称ハッスイの国内最大工場を有する鼻崎町を舞台に物語が始まる。都会からこの地に来た者はここに理想の『何か』があると信じ、自らの手で表現しようとする。
鼻崎町に住む小学1年の堂場公美香は、幼稚園の集団通園時に交通事故に遭い、後遺症として車椅子の生活を…
新聞広告を見たとき、度肝を抜かれた。記憶によれば、【高齢の男性は後妻に、高齢の女性はオレオレ詐欺に毟り取られる】いつから、こんな世の中になったのか?姥捨ての時代の方が、まだマシなんだろうか?
かつては、一攫千金を狙う犯罪として、営利目的誘拐なるものがあったが、今は、オレオレ詐欺を中心に詐欺…
『離れ折紙』…耳慣れない言葉だ。とても気になる。表紙に描かれている赤い振袖の美しい太夫に目を惹かれる。作者は黒川博行氏。「間違いない」と思って手にする。詠んでみて、確信に変わった。
GW終了後の平日、東京の国立博物館で開催していた『鳥獣戯画展』を観に行った。京都まで観に行くよりも…
この話の根底には、飲酒運転、スクール・カーストが絡んでいるのだが、飲酒運転に対する考え方が一昔前過ぎて、唖然としてしまった。著者や、編集関係の方は『狙って』やっているのだろうか?気になってしまう。
三年前の夏、明教大学経済学部(優秀、賢いという描写がやたらある。明治や立教クラスの設定か?)の松本…
受験生の方は、この本を読む時間があったら勉強したり、『入学案内』を読んだほうが、はるかに時間を有効活用できる。関係者の思いが、残念なくらい伝わってこない。関西圏在住の方が書いたほうが面白かったはずだ。
昔、都内在住の友人から、(真偽の程は定かではないが)こんな話しを聞いたことがある。 修学旅行で…
楽園、約束、太陽、絶唱という4つの短編で構成されているが、ただの短編ではない。登場人物が、それぞれの話しで脇役になったり、主役になったりしている。阪神・淡路大震災で運命を変えられた人々の物語である。
2月初めの火曜日、新聞に、この本の書評が載っていた。 著者の湊さんは、学生の時、阪神・淡路…
オリンピックで金メダルを獲る為に何をすればいいのか?何が大事なのか?が惜しげもなく描かれている。ライバル達に知られて大丈夫なのか?危惧の念を抱いてしまう。と言っても『この体制』の模倣はできないだろう。
『チーム・ブライアン』。本のタイトルにもなっているが、オーサー氏が主催するカナダのトロントに在るス…
天才レスラー武藤敬司さんがオマージュしたレスラー、ザ・グレート・カブキ。プロレスが好きな人なら誰もが知っているはずだ。近年、スポーツの世界で成功する人間はクレバーな人間が多いが、彼もその一人である。
今年のお正月、久し振りに新日本プロレスの『闘強導夢』特集のテレビ放映を観た。ヘビー級の選手が、体の…
気になるところにふせんをいれていったら、軽く30を超えていた。謎解き感覚で読むのがオススメ。気になった箇所の意見交換は、盛り上がること請け合い。
face book で知り合った二人が恋に落ちたが、たかじんさんが末期の食道がんに侵されていること…
短編集といえば短編集であるし、長編といえば言えなくもない不思議な作品だ。何の脈絡もない登場人物達が、一つの物語を通じて、自分の未来(夢)を見つめ直していく。内容はミステリーの類ではありません。
内容は、ミステリーでもなんでもない。形式が、変わっているので読後に「あー」とつながることで納得いく…
前半100ページ前後までは、面白いのでどんどん進むが…後半、突っ込みどころが満載となり、ありえない(汗)オチが待っている。意欲倒れに終わってしまったのか?残念な限りである。
吉祥寺の駅前の自然食品の店『緑の食卓』で3人の女が出会うところから物語りは始まる。 一人…
いろんな場面で耳にする「とりあえずビール」と同じくらいの気持ちで「とりあえず東野圭吾」と手にしてしまう1冊である。こちらを読んでから、『マスカレード・ホテル』を読むほうが楽しいかもしれない。
10月5日、午前10時に1件の通報があった。 八王子にある泰鵬大学理工学部のキャンパスにおいて…
物語の世界に入っていくという表現があるが、この作品に関しては『引きずり込まれる』という感じだ。最初は本の厚さに圧倒されてしまうが、気がつくと読みきってしまう。一気読みをさせられてしまう。貴重な1冊だ。
『後妻業』という耳慣れない言葉からして、どれだけ巧みに何をやらかすのだろうか?と思わせられて、実際…
本が売れる条件のひとつは『タイトル』だそうだ。この本は、『本のタイトル』がどれだけ大切かを教えてくれる本だ。内容はびっくりくらいお粗末だった。買って読むと後悔するでしょう。
新聞広告を見て、とても気になったので、本屋に行ってみた。実物はなかったので、何度か行ってみた。やっ…
死刑制度をテーマにしているので話題になっているが、伏線の事件よりもメインの事件が、お粗末な『口封じ殺人』。これをを無理に美談風に仕上げているので、読後の満足感は得にくいかもしれません。
この話しには、3つの殺人事件が出てくるが、どの事件も犯人の身勝手さが滲み出ている。 殺人事…
ものすごいタイトルだが、蔑むというよりは悲しんでいるような響きを感じる。もう少しだけのんびりしていれば、今も隣で笑っていられたのに…と、平凡なパパでいいから、もっと傍にいてよ!!という気持ちが伝わる。
忙しいけど家族団らんなイメージしていたら違った。関西芸人よりも、ギャグを追究する姿勢を貫く両親の…
犯人を追い詰める加賀恭一郎に対して、今度ばかりは少しだけ悪人に思えてしまった。ミステリーを読んでいて、犯人が捕まることに対して、残念に思わせてしまう。掟破りの体験を久々にしてしまった。
犯人はすぐにわかる。不謹慎極まりないが、犯人に対して同情の余地があるので「このまま逃げ切って欲しい…
『懺悔録』というよりは、『回顧録』ということを認識して、お読みいただくことを強くオススメします。賭け事が云々というより『高額所得者の世界』です。普通の方には、無縁の桁の世界の話です。
ものすごくかいつまんで見ていくと『生い立ち→仕事→交友関係→賭け事→逮捕』という構成になっている。…