境界のRINNE 1





『うる星やつら』でオタクに支持された高橋だが性別の入れ替わる『らんま1/2』の後『犬夜叉』では女子中学生の下に半妖のイケメンがやってくる設定に。本作も同様にイケメンの死神が来訪。すっかり逆転している。
八〇年代年に少年向けの『うる星やつら』と青年向けの『めぞん一刻』をかけもち連載し、 女性でありなが…

本が好き! 1級
書評数:87 件
得票数:375 票
文学・サブカル・ゴシックを嗜むスキゾギーク/ブログ:悪魔が昨日、し忘れたこと。/『新文学』同人/ニュースサイト「リアルライブ」外部記者/ツイッター小説は約2,000篇。うち2篇『3.11心に残る140字の物語』掲載(内藤みか編/学研/印税は被災地に全額寄付)うち100篇収録『寝付けない時には (twnovel@shinichikudoh)』(Kindle電子出版)





『うる星やつら』でオタクに支持された高橋だが性別の入れ替わる『らんま1/2』の後『犬夜叉』では女子中学生の下に半妖のイケメンがやってくる設定に。本作も同様にイケメンの死神が来訪。すっかり逆転している。
八〇年代年に少年向けの『うる星やつら』と青年向けの『めぞん一刻』をかけもち連載し、 女性でありなが…





気になった記事は、福田和也&坪内祐三によるビーチボーイズと村上春樹を繋ぐ明るい狂気。被災地で覚せい剤が蔓延。facebook上場。ソーシャルゲーム好きでゲーム機を買わない人。任天堂が無借金企業なこと。
『SPA!』は福田和也&坪内祐三の「文壇アウトローズ対談」 を読むために買ってるような感じなんだけ…





巨大植物に覆われた都心から帰ってこない夫を待つ「残され主婦」モモ。汚染の恐れのある作物で料理する様は原発事故を経た現実にも重なる。『最終兵器彼女』の発展系かつ主婦×食事は『花のズボラ飯』にも共通する。
巨大植物に覆われた都心から帰ってこない夫を待つ 「残され主婦」モモは、ミニウサギと暮らしている。 …





少女漫画『きせかえユカちゃん』オマケ漫画の父親の変人さが目に止まり青年誌で連載。『まんが道』的要素や『お父さんは心配性』に似ている所も。アニメ化された『海月姫』は本作後半の腐女子ネタを発展させたもの。
作者初の長期連載少女漫画『きせかえユカちゃん』の巻末に、 父親の変人ぶりをネタにして描いたおまけ漫…





オフィス★怪人社の社長である著者は自分が半陰陽と知りホルモン治療で男性化。周囲のあらゆるトランスジェンダーが沢山登場する。街で見かけた変人ネタは人から奇異に見られる側から見ても世間は変だと伝えている。
作者は、鉄拳などが所属するオフィス★怪人社の社長にして、代表IKKANの元妻。 元夫とは今も仕事の…





絶望先生こと糸色望(いとしき・のぞむ)は社会に失望しては自殺しようとするが、女生徒達のお節介や暴行によって生き延びる。さよなら絶望=こんにちは希望と考えれば、実はポジティブな作品と解釈できなくもない。
絶望先生こと糸色望(いとしき・のぞむ)は、作家志望だが文才のない高校教師。 天邪鬼な気質により巷間…





『ウイングマン』や『電影少女』はヒーローSFだったが、本作は普通に痛々しい恋愛漫画。思春期の恥ずかしい内面描写が壮絶だが、性表現に後ろめたさを持ち今は徹底したヒーローもの『ZETMAN』を描いている。
ヒーローSF漫画『ウイングマン』で人気を博して以降しばらく 『ヴァンダー』など同路線の作品を発表す…





アダムタッチで女性をエクスタシーに誘うマッサージ師の著者は、簡単に射精するなという。男は射精すると賢者タイムになるけれど、女性は時間をかけてジワジワと昇降するからスローセックスをできなくてはいけない。
どんな女性にも潮を吹かせられる加藤鷹の指さばきが 「ゴールドフィンガー」と呼ばれるのに対し、 あ…




![文藝春秋 2012年 03月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5176%2BbDJHAL._SL160_.jpg)
今回の芥川賞は1年前と似たようなパターンでダメ人間とインテリがW受賞。石原都知事は職歴のない田中氏を褒め円城氏を叩き選考委員を降りた。それぞれ奇妙なコダワリの強さが彼らの能力の源泉になっているのかも。
今回の芥川賞は1年前の西村賢太さん&朝吹真理子さんと似たようなパターンで、 勉強嫌いなダメ人間・田…





「東浩紀のゼロアカ道場」最終関門通過者のデビュー本。中間共同体「ゴースト」すなわち「水子」による物語の自給自足を提唱する。消え失せていく僕らの過去や未来や現在も、語られることによってのみ延命されうる。
批評家養成企画「東浩紀のゼロアカ道場」最終関門通過者のデビュー本。 同レーベル『東浩紀コレクション…





AV引退後テレビに出ずっぱりだったが〇七年に突如引退、翌年急死した飯島愛の死は、モンローさながら謎に満ちている。写真やビデオなど二次元の虚像だけが遺されたが、彼女は「まんがの森」CMキャラでもあった。
九〇年代にAV女優だった彼女は、 深夜番組『ギルガメッシュナイト』でTバック・アイドルとして人気を…





AV女優は演技によって気持ちの良いふりをしていたりするが、マニアはそれが嘘か本物か分かってしまう。でも加藤鷹のゴールドフィンガーによって潮を吹く様は、視覚的人間にダイレクトなエクスタシーを感じさせる。
AV男優はセックスをするのが仕事とはいえ挿入さえしていればいいわけではなく、 ペッティングのテクニ…





難解な学術書と平易な入門書の狭間を「よろめく」いかにも新書的な着眼点に「そそられる」本。さらに「そそられる」のは早稲田卒の著者が村西とおるの相棒として編集長から男優までこなした呆れるほど経験豊富な所。
難解な学術書と平易な入門書の狭間を「よろめく」 いかにも新書的な着眼点に「そそられる」本である。 …





AV男優は本来脇役だが作品の方向性を左右するキモ男優は主役級に珍重される。男優は精子さえ出せればいいこともあって、よりモノのような立場だったりする。スタッフに女性も少なくない。AVも普通の仕事なのだ。
AV男優は本来脇役だが、男優目当てのゲイ男性や肉食系女子もいるらしい。 ヘテロ男性にもプレイ内容な…





僕が初めて読んだジョージ秋山の作品だけど長らく入手困難でようやく読めた。船舶事故で親とはぐれ漂流した黒人の子供が飢饉で親を失った子供たちと友情を育み生き延びる。人を喰う『アシュラ』ほど怖くないが壮絶。





殺人者でありながら大手企業の社長になった男の話『銭ゲバ』と、飢饉の時代に人肉を喰って生き延びた少年の話『アシュラ』それぞれの続きが読める。全連載を終わらせ失踪した時の話を聞くインタビューも素晴らしい。





アニメ化もされた同じ著者の『ゲームセンターあらし』はプレイヤーが主人公のバトル漫画だったが、これはプログラマーが闘う話。全2巻。オマケ漫画の「ビル・ゲイツ物語」と「スティーブ・ジョブズ物語」も面白い。





桃太郎伝説をパロったギャグ漫画。作者が連載中に亡くなり1巻しか出てないと思われていたが、実は生きているようだ。掲載済みだった残り3話は単行本未収録なので、短編なども含めて「完全版」として出たら嬉しい。





子供向けゾンビ漫画の傑作。アニメ化もされた『おぼっちゃまくん』や『つるピカハゲ丸』と同時期に連載されたがグロすぎたせいか続かなかった。著者は「コロコロコミック」掲載最多記録を遺して04年に他界された。




![まんがグリム童話 2012年 03月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61Xux%2BW9l-L._SL160_.jpg)
BLやTLとは別に過激な性描写を含むレディコミも忘れてはなるまい。古今東西の童話や民話や伝説をグロテスクかつエロティックに描き替える二次創作の読み切り作品が中心。多くの姉妹誌もあり無視できない世界だ。
ゼロ年代の特記事項として女性が堂々とポルノを読むようになった流れが確かにあり、 一方で電子書籍の売…