松下政経塾が日本をダメにした

タイトル通り、民主党の仕切る松下政経塾出身者が、日本をダメにしているという事実と羅列している本。因果関係が全くわからず、最後は筆者の出身である東大卒首相が宮澤喜一以来いないからダメなんだという結論。

本が好き! 2級
書評数:23 件
得票数:56 票
年齢を追うに従い、読んだ本をわすれることが増えた。ただ、何となくメモするのもいいが、こういうコミュニティをつかえると、一石二鳥だ。

タイトル通り、民主党の仕切る松下政経塾出身者が、日本をダメにしているという事実と羅列している本。因果関係が全くわからず、最後は筆者の出身である東大卒首相が宮澤喜一以来いないからダメなんだという結論。




正直、小沢一郎を好きではない。ダーティなイメージと態度が悪いせいだろう。ただ、考えてみると、私は 小沢一郎の政治家としての力量を知らない。でも、好きではない。とても矛盾している自分に気がついた。
東日本大震災の後も感じたが、マスコミが国家権力の一部に成り下がっている。小沢一郎は、検察とマスコミの…



いわゆる経営戦略本とは、一味違う。基本的な要素を抑えつつ、実行に力点を置いている良書だ。途中、やや飽きる部分があるが、要所での筆者の実行を意識した一言が最後まで読み切るドライブとなった。



誰もが多様な情報を簡単に入手できる現代社会において、情報を発信する側には責任が、受け取る側には事実を見極める力が求められる。当たり前のことだが、言うは易し、行うは難し。事例から学べるいい一冊だ。
朝まで生テレビに出演していた筆者を見て、少々いけすかない感じもしたが、気になるタイプだったので、手に…




公益企業であるにもかかわらず、未だ既得権益を維持しようとする東京電力。東電、電力会社が、戦争の道具から、強大な権力を握るまでを描いた、佐高信の怒りの一冊だ。
戦争の道具として電力を国家権力の下に置こうとした時代に、「官吏は人間のクズである」と言い放ち「電力の…




正直ためになったと言えるほど、本書の内容を理解できたとは、とても言えないが、素人的には、もっと勉強しようという意欲を書きたててくれる良書だ。
ドル安/円高の意味、クロス円、購買力平価、貿易収支の資金フローなど、それぞれの言葉の意味は知っていた…

ゆとり教育を推進してきた文科省の出身が、本来目指していたゆとり教育は、こんなことじゃないんだよ、と一生懸命言い訳に終始する一冊だ。書いてあることはその通りなのだが、考察がほとんどない。ちょっと残念。
今ひとつ何が言いたいのかわからない本だ。 筆者も述べているが、ゆとり教育を推進してきた文科省の…



TPPに対する、Pros&Cons.が、日本および参加国の視点で網羅的に整理されており、TPPの全体観を抑えるにはいい本だ。もう少し、国益に対する洞察まで踏み込んでも良い気がする。
第一章拙速、第二章功罪、第三章思惑、第四章崩壊、第五章選択、という構成がいい。第四章の大阪維新の会と…



TPPの旗振り役である経産省から出向している筆者の強烈批判。背後に米国、加えて国内では、政府、マスコミ、産業界がこぞって賛成。止められる訳はないが、正しい主張をしたい。そんな筆者の思いが伝わる一冊だ。
若干、無理クリなこじつけもあるが、単なるイデオロギー的な批判ではなく、事実を淡々と積み上げ、一つ一つ…




話のターゲットを絞った上で、戦略論を九九とその使い方であると位置づけ、従来の網羅的な同種の書とは一線を画している。戦略論の基本を学ぶ目的の人には物足りないかもしれないが、脳に刺激を与えてくれる良書だ。
極めてシンプルな良書である。コンサルタントを目指して、フレームワークを一から十まで学びたい人には物足…





今こそグローバル化の波にのまれた心貧しい国から、国民すべてが幸せになるためにはどう考えるべきか?市場原理主義と経済ナショナリズムというイデオロギーの違いから理解でき、かつとても勇気づけられる一冊だ。
グローバル化を推進した構造改革を支える市場原理主義というイデオロギーに騙された日本人。結果、相変わら…




日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか?大国アメリカに、本当に勝てるとおもっていたのか?これらの疑問に、総花的な視点ではなく、総力戦研究所という一つのエリート集団に焦点を絞り、応えてくれる一冊だ。
日本はなぜ戦争をしたのか?今だから、というか敗戦を味わったからこそ、なぜ負けるとわかっていて、という…



フィンランドの豊かさを、教育・社会保障という有り体の事象だけでなく、筆者自らが現地で過ごした日常生活や、その後も続くコミュニケーシンか綴った、読んでいると思わずフィンランドに行きたくってしまう一冊だ。
猪瀬直樹氏の「言葉の力」で、フィンランドの教育に関する記述があり、なにかいい本はないかと探していたら…





言葉を通じたリアルなコミュニケーションの重要性を、再認識させられる一冊だ。
この本は、冒頭の「日本には、リアルというものがない。戦後の日常性とはフィクションであり、あたかもディ…

ジャンプ・トゥ・マーケティング、おそらく10年近い古い本だが、今読んでも、十分に楽しめる一冊だ。
10年の月日が経つが、未だに、著者の言う、マーケティングの理念、考え方は十分に通用する。 …




ひたすら県民、いや国民のために権力と戦い続けてきた一人の知事の渾身の一冊だ。
1989年1月の第二原発三号機の部品脱落事故以来(実際には1988年から三回目でようやく明るみに出た…



原子力ムラと闘っている(闘ってきた)三氏の共著。取り立てて目新しさは、感じなかった。三氏の主張の是非は別にして、電力会社、関係者が如何に利権の温床にある泥まみれの状態にあるか、改めて実感。




幕末三舟の一人、山岡鉄舟の半生を描いた一冊。全く私心をもたず、剣道にも女遊びにも一途な鉄舟。 いろんな意味で羨ましい生き方であり、 こんな風に生きていきたいと思わせてくれる一冊だ。
幕末三舟の一人、山岡鉄舟の半生を描いた一冊。タイトルの通り、全く私心をもたず、国のことだけを考え、剣…

原発事故はなぜくりかえすのか、原発のウソ、に続いて、読んで見た。前2著と比較すると、何も産み出さない、なにも訴えかけてこない迷著だ。偽善は、むしろ筆者のほうでしょ、と突っ込みをいれたくなる一冊だ。





高木氏の原発のみならず、技術開発にたずさわるもの必ずもっていなければならないポリシーと、小出氏の専門性をもってしても、今の世の中は変えられないのか? 個の力を結集して、世論を動かす仕組みを考えたい。
小出氏は、震災直後から、メルトダウンを主張していた数少ない専門家(マスコミからはパージされた)。 原…