銀河に口笛

朱川さんには珍しいSF仕立ての物語。メインの時代はもちろん昭和で小学校3年生・4年生の男の子たちが主キャラなんだけど、いつもの温ホラーとはまた味わいが違っててね。
再読です。(*^_^*) 朱川作品の中で一番好きなもので、今回もとても楽しんで読むことができま…

本が好き! 1級
書評数:857 件
得票数:5895 票
本と映画が大好きなお母さん。
自宅で中高生のための家庭教師をしながら地元の単館系映画館発行の月刊誌に毎月映画の紹介文を書いてます。
三毛&二毛のチビ猫二匹と先住のサビ猫がいます。(#^.^#)

朱川さんには珍しいSF仕立ての物語。メインの時代はもちろん昭和で小学校3年生・4年生の男の子たちが主キャラなんだけど、いつもの温ホラーとはまた味わいが違っててね。
再読です。(*^_^*) 朱川作品の中で一番好きなもので、今回もとても楽しんで読むことができま…

最初は、よくある「田舎から東京に出てきた呑気な大学生の青春+成長物語」かなぁ、と思ってゆる~~く読んでいたのですが、途中からあれれ???
よかった!!(#^.^#) 時代がリアルタイムではなくてバブルのころだから、平成の現代から振り返る…

水木しげる、手塚治虫、赤塚不二夫を娘さんの立場から語りおろすわけで、娘である分、辛らつだったり、また幼いころはそんなに偉大な父とは知らなかったり
朝日新聞上でこの三人のお嬢さんたちが対談しておられるのを読み、面白い企画だなぁ、と思っていたんですが…

映画の地方ロケ撮影現場で何でも賭け事の対象にしてしまう俳優や脚本家・プロデューサーたち。特に地元のチンピラまで巻き込んでベテラン老俳優のNGの回数を賭けるなんて、かなりの悪趣味なんだけど、
私は根が小心者なので、賭け事の話は怖くて怖くて。^^; 映画の地方ロケ撮影現場で何でも賭け事の…

励ましあって徐々に体重が減っていたはずの5人。食事制限に飽きてきて、禁忌を破る日々が続く…。 私も、もう何年もダイエット中なので^^; ^^; 彼らの弱さがよくわかる!
デブ・ファイブのダイエットシリーズ第二弾。 待ってましたぁ~~だったので、もう嬉しくて。 励…

日本中に氾濫している「今は凶悪犯罪が多い」という思い込み。「特別警戒実施中」の表示に慣れきって「特別」が日常になっていることに気づいてない滑稽さ。
いつも森さんの本を読むたびに、 目のウロコがボロボロ剥がれ落ちる気持ちよさを感じ、同時に、でも大丈…

女優志望だった39歳の女性・マキは、ひょんなことから代役業を。初仕事の「死体」役から始まって、お受験ママ役、夫の親戚との付き合いをこなすための新妻役、など、次々にこなしていくのが面白い。(*^_^*)
また、この代役業はちゃんとした会社組織になっていて、歩合制とはいえ、社員も多数、また、財界・闇の世界…

厭々参加した社内運動会。お銚子者の社員が新社屋に提案して休日に開催、となれば、社内は大ブーイング間違いなし、なんだけど、
山本さんの会社モノ・家庭モノって、いるいる、こんな人!みたいな困った奴が微に入り、細に穿ちといった描…

いつも人間を観る眼差しが優しい宮部さんだけど、今回は、ひっそりと人の心の奥底に潜む怖ろしいもの、というテーマが多かったような。
単行本未収録の短編を“いきなり”文庫化!(*^_^*)という太っ腹な一冊でした。 雪娘 オモ…

「日曜日」という言葉の持つ華やぎとか開放感とはまるっきり無縁ながら、都会の若者たちのそれぞれの日曜日が優しさとリアリティを持って描かれていて面白く読めました。
舞台は東京。 田舎から進学や自活のために東京に出てきた若者たちの、いつの間にか自分の思いとは違って…

久々の村上ラヂオ。 村上春樹のものなら何でも読みます、(*^_^*)というミーハーファンの私なので、もちろん楽しみにしていました。
彼のエッセイは、優しい語り口ながら結構な毒を感じさせ、そこに尚更ほっとさせられる、という“効用”があ…

二つ目の落語家・寿笑亭福の助と高校事務職員である妻・亮子を中心とした、寄席周辺(*^_^*)ミステリーの第二弾です。
今回、俎上に乗った噺は 野ざらし、 芝浜、 試し酒 どれも有名な古典ばかりで、私も何人か…

自転車ロードレースものの三作目。 初めて「サクリファイス」を読んだ時、団体競技としての自転車にとても驚いたんだけど、「サヴァイヴ」ではより、そこのところに焦点が当てられてたように思います。
時系列的には、「サクリファイス」「エデン」の前だったり後だったり。正直、私の頭ではどのあたりの話なの…

明治以来80年ほども採炭のために存在した長崎市沖合いの端島。島直下や周辺海底の石炭を採掘するために島には集合住宅や学校まであり、世界一人口密度の高い島と言われたとか。
形状が軍艦に似ていることから軍艦島とも呼ばれたが、昭和49年に閉山。 軍艦島という今は無人の島…

御自分の老いを冷静に観察されている愛子さんは、やはりタダ者ではない・・。 怒りにも余白が出ていた、というか、もう何を言っても通じない、というあきらめと、でもそれを悲しいとは感じさせない筆力はさすがです。
怒りの愛子、も早や86歳に! 女学校時代、一回目の結婚、二回目の結婚、そして小説家に、お嬢さんを育…

長年の本の雑誌読者なのに、遅れてきた宮田珠己ファンの私。「ときどき意味もなくずんずん歩く」で、なんて面白いんだぁ~~~と衝撃を受け、今ようやく二冊めを読んだばかりです。
考えてみると、タマキングといえば辺境の旅エッセイというイメージが強く、ハードな旅はちょっと辛いかなぁ…

不思議なもので、直木賞の前後に読んだ時の前作は、なんかインパクトに欠けるなぁ~~、とグチグチ不満を洩らしていたのですが、番外編が出るということでその前に再読したらこれが素直に面白くてね。
そして、今回の番外地。うん、よかったです。 前作に出てきていた便利屋のお客さんたちの過去や今現…

「リテイク・シックスティーン」がこんなに注目されている最中の休筆宣言。なんでだろ?どうしちゃったの?という関心から読みました。
このエッセイに出ている郷里の話がとてもしっくりくる肌合いで、あぁ、わかる、わかる・・・だった。豊島さ…

今回、ルーシーは公立図書館の理事になってその初会合の日に殺人事件が!! 題名からもわかるように、季節は冬でしかもニューイングランドの寒さって半端じゃないみたい。
楽しみにしている主婦探偵シリーズ。(#^.^#) 田舎町で主婦をしながら仕事をし、子どもを育て…

葬儀業者の周辺って話の宝庫、なんだろうな。 死者や遺族、知人の事情や、死にまつわる悲しみ、そして仕事としての葬儀、ホラー話もできるしね。
主人公、森野は高校生の時に葬儀業を営む両親を事故で亡くし、そのまま家業を継いだ現在29歳の女性。個人…