過去の力
低調に揺れ動く主人公の心情で、暗いローマの街並みが描写される映像的な作品。ストーリーはたいした話ではなく退屈だが、簡単には読み過ごさせない力を備えた小説。・・・誰に勧めるか難しい本だなあ
かつてチェスの名プレイヤーだった主人公は今では、児童文学作家としてひとかどの人物と評されています。結…
本が好き! 2級
書評数:31 件
得票数:192 票
基本的にはSF読みのつもりですが、雑食です。
低調に揺れ動く主人公の心情で、暗いローマの街並みが描写される映像的な作品。ストーリーはたいした話ではなく退屈だが、簡単には読み過ごさせない力を備えた小説。・・・誰に勧めるか難しい本だなあ
かつてチェスの名プレイヤーだった主人公は今では、児童文学作家としてひとかどの人物と評されています。結…
真宵の話が完結。登場人物がべらべらしゃべるだけのストーリー構成は20点だが、印象的なラストシーンがここまで読み続けてきたファンの期待を裏切らない。これを読んで完結までの3ヶ月を楽しみに待とう!
完結まであと2冊。「傾物語」では片付かなかった真宵の物語が完結します。 とは言っても、「化物語…
子供の頃の淡く苦い恋の相手と再会してのいちゃラブ話。不幸を臭わす伏線に、二人はどうなっちゃうのーと読んでいると、えらく可愛いバッドエンドが待ってます。ラストまでほのぼのです
子供の頃の淡くて苦い恋の相手が取引先との会議に現れて、そこから大人になった二人の新しい恋が紡がれてい…
社会学者2人が対談形式でキリスト教を解説する。キリスト教成立の経緯についてなど楽しく読めるが、読んでキリスト教の考え方がわかるとかそういうことにはならず「キリスト教って非合理」ってことだけがわかる。
社会学者同士が対談形式でキリスト教を解説する安い新書。安いレベルとしてはさすが講談社現代新書の中での…
ラノベレーベル、ガガガ文庫の新人賞受賞作。中身は全然ラノベじゃない良質のジュブナイル。中高生が心痛めて読むも、おっさんがノスタルジーに浸るもよし。ただ、次はもっとラノベじゃないと先が続かないかも
ライトノベルのもっとも一般的な定義は「ライトノベルのレーベルから出版される」こと。故に、同じ作品でも…
いつもの有川浩。実在する高知県庁の「おもてなし課」が題材で、痛快で甘くウェルメイド。有川ファンは安心して楽しめるし、高知県民は☆一つ追加。ただし、あまりにいつもの有川浩で物足りなさも若干あり。
いつもの有川浩です。 今回は実在する高知県の観光誘致組織「おもてなし課」を取り上げてます。高知…
本編エピローグと短編3本を含むシリーズ最終巻。エピローグは二人が甘々なのは皆さんの予想通りですが、はたしてロレンスとホロがもった店はこんなのでしたという話。短編は渋めのいい話でファンは満足でしょう
本編のエピローグと、短編の合わせ技の最終巻です。 エピローグの方は、えーっと、おまけです。よく…
シリーズを集大成するような本編最終巻。強いホロも弱いホロも、ヘタレのロレンスもかっこいいロレンスも、そして数々のピンチもカッコいいおっさん共も、二人のいちゃラブぶりも満載。堂々の完結をお楽しみに。
もう最終の17巻も出てしまいましたが、本編としての最終巻である16巻の感想を書いてませんでしたので、…
撫子が最強で最狂に!アニメの撫子どころか、「偽物語」の撫子のイメージも振り切るダメ撫子のラスボスぶりをお楽しみに・・・というか、この後どーするんですか、コレ?
みんな大好き撫子。可憐な撫子。そんなかわいい撫子だから、こんなことにされてしまいました・・・西尾さん…
2000年以後の医学の最新の知見が紹介される。脳、体内時計、遺伝子、体内微生物などの最新研究結果が、1日の生活に沿ってわかりやすく紹介される良書。生物学・医学の知識の定期アップデートをどうぞ。
主に2000年以後の科学・医学における人間の体についての発見を、朝起きてから深夜誰しもが眠る(もちろ…
10年前の講演をそのまま文字におこした安い本。しかし、講演の内容には一読の価値はあり、新書の価格分の満足は得られる。
井上ひさしさんが2001年ごろに上智大学で行った連続講演がそのまま書籍になっています。 近年の…