言語はこうして生まれる
動物はしゃべれない。人間はしゃべる。では、何が出来るからヒトは言語を生み出せるんだろう。文法はヒトのどういう能力的限界の下で必要とされる制約なんだろう。鍵はジェスチャーゲームと短期記憶です。
言語というのはとても不思議なもので、ほぼすべての人類が身につけるものではあるのに、どうやったら習得で…
本が好き! 2級
書評数:31 件
得票数:192 票
基本的にはSF読みのつもりですが、雑食です。
動物はしゃべれない。人間はしゃべる。では、何が出来るからヒトは言語を生み出せるんだろう。文法はヒトのどういう能力的限界の下で必要とされる制約なんだろう。鍵はジェスチャーゲームと短期記憶です。
言語というのはとても不思議なもので、ほぼすべての人類が身につけるものではあるのに、どうやったら習得で…
飛浩隆が書くと、大宇宙スペクタクル冒険活劇もこんなに歯ごたえ十分。600ページの大ボリュームを読み切るのは大変だけど、美麗な文に驚きの世界の謎が、頭をとろけさせ胸を熱くさせます
飛浩隆さんは寡作な作家さんで、作品が出たら品質は保証済み。 寡作で有名な作家さんってのは、すぐ…
「トースターをイチから作るプロジェクト」のトーマス、人間が嫌になる。そうだ、ヤギになろう。人とヤギの違いを真面目にリサーチし、克服・・・はしないけど努力するトーマスを応援しよう。その目的はさておき。
その昔、トースターを作るのに鉄鉱石を入手するところから始めるプロジェクトで人々を感心させ、そして…
映画「オデッセイ」の原作「火星の人」のウィアーの第2作は月面都市が舞台。敬虔なイスラム教徒のお父さんから勘当されかけの元非行少女ジャズちゃんが、知恵と度胸と溶接技術で街をマフィアから取り戻す!
処女作「火星の人」でスマッシュヒットを飛ばしたアンディ・ウィアー待望の2作目。待ってました! …
地球生命は彗星に乗って宇宙からやってきた!宇宙は彗星に乗った微生物で一杯だ!インフルエンザも彗星に乗ってやってくる!いや、先生・・・どこまでマジなんですか。全部ですか。イェィ!
生命の起源というのは、とても興味深い問題です。 私が義務教育を受けていた昭和の終わり頃、生命の起源…
オタキングの人生相談。分析の鋭さ、独自の視点もさることながら、徹底的に相談者の味方になり、相談者に伝わること、悩みを軽くすることを追求する岡田さんの姿勢と手腕に感心。このレベルの相談は難しいな。
オタキングこと岡田斗司夫さんの新刊です。岡田さんが朝日新聞で担当している「悩みのるつぼ」という人生相…
間口の広さと面白い題材、愛すべきキャラクターの三拍子で楽しい2時間をお約束。これぞ本屋大賞にふさわしい、売れるべき本。あまり小説を読まない方に久々の一冊としてどうぞ。
今年の本屋大賞受賞作です。 本屋大賞は「書店員が選ぶ売りたい本」です。たくさん売りたいわけです…
楽天の社内公用語化について、「なぜ」と「どうやって」が書かれている。問題は、払った努力に効果が見合うかだが、そこは道半ばなのであまり記載なし。楽天の今後を注視したい。
グローバル化だそうです。同意します。英語大事だそうです。それも同意します。しかし、「だから社内の公用…
事件に巻き込まれはするが解決はしない女子高生名被害者の一条(仮)が遭遇する数々の珍事件。いつもの山本会長のファンは大喜びだけど、怒らないでねミステリーファンの皆様(^^;;;
と学会会長で、近年立て続けに「神は沈黙せず」「MM9」「アイの物語」など優れたSFを出している山本会…
「涼宮ハルヒ」以降のライトノベルのヒットの要因を探り、そこからオタク第4世代の動向まで見通す本著は、岡田斗司夫、東浩紀の仕事に続くものになりうるレベル
この本は、ここ数年のライトノベルの売れ筋について、それが「なぜ売れているのか」を「内容が優れているか…
ここに来てまさかのあやせ参戦。今回の京介は本格的にモッテモテですが、ついに最後の刺客あらわる。対桐乃最終兵器が今ついに起動する。はたしてセンターの座は!?(※個人の感想です)
前回までで桐乃と黒猫(ついでに沙織も)かなりぶっちゃけました。京介Viewだとわからないことになって…
社長さんはいろんな案件にクイックに対応するべし。著者が提示する20の案件に頭を捻ってみると社長の心得が見えてくる。必要なのは、案件の奥を読み対応結果に思いめぐらせる想像力。あなたにも必要でしょう?
引きがあるいいタイトルですよね。惹かれて献本申し込みしてゲットです。 著者の鳥原さんは、「インバス…
今世紀最高のSF作家グレッグ・イーガンの最新短編集。スーパーハードSFなので初心者にはオススメ出来ないが、「その発想はなかった」というSF読みの純粋な喜びが今回も間違いなくある。
あと90年を残してるにもかかわらず21世紀最高のSF作家決定なグレッグ・イーガンの昨年発売された短編…
為替はいわゆる国力とは無関係。では何に関係するのか。この本では、「インフレ率と経常収支である」と。その仕組みもわかりやすく解説してくれます。ただ、この本には処方箋はありませんので、それは他の本で。
円高だと外国の製品が安く買えます。ただし、輸出企業は競争力が低下します。日本は十分経済的に発展したた…
ガガガ文庫からまた異色作。表紙の女の子が気になったら、是非。書かれていること、主人公が見ているもののどれが本当の事なのか。何が何からズレているのか。デビュー作なのに著者の構成力には舌を巻きます
以前に感想を書いた大賞作「こうして、彼は屋上を燃やすことにした」と同じ第5回のガガガ大賞で優秀賞を取…
日本将棋連盟会長がコンピュータに敗れた!米長さん自らの敗戦の弁をお聞き下さい。なぜプロ棋士がコンピュータと戦うのを嫌がるのかもわかります。米長会長のお人柄もステキ。
さる2012年1月14日、男性のプロ棋士として初めて公式の場でコンピュータに敗れた日本将棋連盟会長、…
情報技術を前提にした新しい政治のあり方を示す本。でもたぶんあなたの想像とは違う物。まず、ルソーの一般意思は民主主義と相容れないし。東浩紀の指す新しい政治は「ニコ生」国会?読めばわかります。夢があります
佐々木敦さんの「ニッポンの思想」で、「ゼロ年代一人勝ち」と称された東浩紀さんの最新の著作です。 …
ラノベじゃない「"文学少女"シリーズ」。人は死なず本も食べないが、遠子ファンは栞子さんにも萌えられるはず。ななせファンも萌えられるかどうかは続編に期待だ。
ここに書いた感想で、以前にライトノベルと一般の小説の違いに言及しました。その時、ライトノベルとは「ア…
漫画家の喜国雅彦さんは実は古本者。コレクターのすごい話とダメ人間な話が満載。特に積ん読に苦しんでいる読者の皆様は、もっとダメな人の話を読んで安心できますよ。注意しましょう。
大森望さんがNHK BS 週刊ブックレビュー 930号で紹介していたのをきっかけに購入。「小説推理」…
東北をまるごとぶちこんだ「聖家族」を書いた古川日出男が震災後に自身の出身地でもある福島へ行く。その過程の鮮烈なルポを書く。そして「聖家族」の世界に入り込む。「聖家族」を読んだ人のみにおすすめ。
古川日出男の「聖家族」は凄まじい小説でした。エンターテイメントの対局にあるような小説で、圧倒されなが…