心霊探偵八雲 (4)

今回は晴香の教育実習先が主な舞台でした。真人くんはよく頑張った!!石井さんも相変わらず健気で微笑ましかったです。刑事さんってタフだなあ…と思いながら読みました。
本が好き! 2級
書評数:78 件
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文章を書くのは苦手ですが読書は大好きです!
拙い文章ですが、温かい目で見てくださればと思います。

今回は晴香の教育実習先が主な舞台でした。真人くんはよく頑張った!!石井さんも相変わらず健気で微笑ましかったです。刑事さんってタフだなあ…と思いながら読みました。

巻を追うごとに晴香に対して優しくなっていく八雲がとっても素敵です。 あと石井さんにひどい目に合わされながらも恋心を抱いている真琴さんに敬服しました。

ラスト数行を読んでぞっとしました。個人的にはグロさは控えめだったように思います。割とスラスラ読めました。でもあっちゃんの正体にはびっくりしました。

犯人はこの人なんじゃないかと予想しながら読んだのですが、あっさり覆されてしまいました。まんまと作者のミスリードに引っ掛かりました。 次々と無惨に殺されていく様を読んでいて背筋が寒くなりました。

登場人物がみんな個性的で読んでいて楽しいです。 今回から登場した石井さんもヘタレ具合が笑えました。八雲のいとこの奈緒ちゃんもめちゃくちゃ可愛い!!

八雲シリーズ第一作。 よくもこんなに皮肉のバリエーションがあるなと八雲に感心しました。 後藤さんのキレ具合も楽しかったです。

登場人物の皆さんが揃って頭が良いので、愚鈍な私には難しすぎて会話についていけなかったです(笑) 色んな作品のキャラクターが登場するので、人物相関図とか年表を脇に置きながら読めたらなと思いました。

一つの謎が明らかになって驚いたと思ったら続けざまにまた別の謎や伏線が明らかになるのでラストはびっくりし通しでした。結構な長編なので、体力消耗します。 鹿谷さんの活躍は次回作に期待します。

お初シリーズ第二弾。 お初と右京之介をくっつけようとする古沢さまに思わずクスリと笑ってしまいました。でも読んでいてしんみりする場面もあり、面白かったです。宮部さん続編書いてくれないかな……

物や人の記憶を読み取ることができる能力をもつ少女が不可思議な事件を解決していく物語です。 お初と右京之介のやりとりが特に面白かったです。ラストに感動しました!!

巻頭にある登場人物の一覧や暗黒館の見取り図などを見て、読み始める前から読み応えがありそうだと感じました。 本が厚くて重いので、電車の中で読んでいて手の指が筋肉痛になるかと思いました(笑)

地味と言ってしまえばそれまでだけど、でも落ち着いてじっくり読める推理小説です。 以前読んだクロフツの『樽』よりも内容が理解しやすかったです。

やっぱり火村先生と有栖川先生の掛け合いはいいなぁ!とにやにやしながら読みました。 今作では女性の刑事さんが登場したけれど、有栖川さんの作品では女性刑事は初出のような…これからも活躍してほしいです。

色々な意味でトリックのスケールが大きな物語でした。 作者の術中にはまってまんまと最後までだまされました。 でも解決編で語られた犯人の動機がいまいち納得しきれませんでした。

今までの館シリーズと違って今回は挿絵があったり、内容もあまりグロテスクではないな……と思いながら読みました。 けれどこれは児童向けのミステリーだったんですね。あとがき読んで納得しました。

ボリュームがあって読み応えがありました。 島田さんと江南くんのコンビをこれからも楽しみにしたいです。 あと作中に登場する折り紙も!今後のレパートリーに期待してます。

表題作の『長い廊下がある家』が一番好きです。 アリスにイリュージョンの神が降臨したくだりを読んでいて、電車の中なのに思わずニヤリとしてしまいました。 もっともっとこの二人の掛け合いを読みたいです。

この本は図書館で借りて読んだのですが、何度も読み返したいと思いすぐに書店で購入しました。 難しいテーマを扱っているにも関わらず、有川さん特有の甘い雰囲気があってすらすらと読み進めることができました。