機械との心理戦に敗れたチェス世界チャンプ: カスパロフとディープブルー (レトロハッカーズ)
チェスソフト「ディープブルー」の出生に至るまでの開発史も興味深い一方で、「史上最強」と謳われたカスパロフ氏の人物像も、知れば知るほど面白かった。
近年の将棋の電王戦などから将棋プログラミングに興味を持ち、その流れでこの電子書籍も手にとってみまし…
本が好き! 1級
書評数:257 件
得票数:1434 票
自然科学、言語、経済、音楽、SF、ミステリー、ラノベ。などなど。
一般向けの科学書が一番多いかと思います。
神経、認知、心理、進化、人工知能。
あまり書評が付いてない本を読み漁る傾向があるようです。
書評書くたびについったで呟いてます。
交流は主についった(@foolon2011)でやってるのでお気軽にフォローどうぞ。
チェスソフト「ディープブルー」の出生に至るまでの開発史も興味深い一方で、「史上最強」と謳われたカスパロフ氏の人物像も、知れば知るほど面白かった。
近年の将棋の電王戦などから将棋プログラミングに興味を持ち、その流れでこの電子書籍も手にとってみまし…
最もメジャーな妖怪絵巻の一つ「百鬼夜行図」を例にとって、「人文学の世界での系統分類」を覗き見ることが出来る一冊。
最もメジャーな妖怪絵巻の一つ「百鬼夜行図」を例にとって、「人文学の世界での系統分類」を覗き見ること…
著作から入って津原氏自身の音楽観に興味を持った方にはオススメしたい一冊。他愛もない音楽トークの寄せ集めから、体の一部とも言えるほどに染み付いた津原氏の音楽愛が滲み出ています。
「作家が書いた、音楽のエッセイ」というのが最初に興味を惹かれた点。 プロではなくアマチュアとして…
医学部で習う教科書的な「脳」の知識を、噛み砕いてすごく薄くしたような内容。読みやすいのが唯一の強み。
脳の雑学集。 文字通り、サクッと読める内容でした。 脳外科の若手医師が書かれているというこ…
「歌詞」に特有のコツをレクチャー。ざっくり読んで「大体分かった! さぁ、書くぞ!」と実行に移りやすい、コンパクトな文量とバランスのとれた内容。
明治書院さんからご献本頂きました。 「作詞をしてみたい! 何から始めよう?」 そんな人が手に…
美術にサイエンスのアプローチでどれだけ迫れるか、という挑戦。ただ、タイトルから期待できるほどの目覚ましい成果はまだ出ていないんだな、という印象。
視覚的な美術作品を題材に、芸術にサイエンスのアプローチでどれだけ迫れるか、という挑戦。 ただ、…
「初音ミク」の水面下に横たわる、近代の大衆文化と音楽の技術史。そして初音ミクが変えた世界はこれから何を実らせるのか、という希望的な展望。
「初音ミク」というこのキャラクターを今や知らない人はいないでしょう。 しかし人気に至るまでの経緯…
要は「神童の失敗譚」ですが、読む人によってハンスに共感する点が違うだろうなと思いました。私と違う人生の人がこの話を読んで何を読み取るか、というところもちょっと気になる。
「有名だけど読んだことない」系の本ですね。タイトルは『車輪の下』の訳の方がメジャー。 あらすじ…
「完全な従順さを持つはずのロボットが人間の思い通りに動かない」というハザードを様々に描く短篇集。「ロボット」の創始者アシモフ氏による、ロボットSFの原典であり傑作です。
目次 序章 Introduction 1 ロビィ Robbie 2 堂々めぐり Runarou…
「代理出産」という現代医療技術と、「インド」という国との特異な結びつきを知る。
風響社より、電子書籍の形でご献本頂きました 「代理出産」という現代医療技術とインドという国との特…
自律進化するプログラムは、その果てに心を獲得するだろうか。キーワードは「創発」。
タイトルには「心のプログラム」を全面に押し出しているけど、むしろ「プログラムの進化」を主題にし…
発達障害とはどういうものなのか、それをどう考え、どう対応していくべきなのか。臨床心理士の視点で書かれた本。
発達障害とはどういうものなのか、それをどう考え、どう対応していくべきなのか。臨床心理士の視点で書か…
人間の認知に科学のメスを入れる学問、認知心理学。初学者がこの分野の概念や手法を概観するにあたって、手頃で手堅い一冊。
目次 第1章 認知心理学の誕生と変貌 第2章 知覚の基礎 第3章 高次の知覚 第4章 注意 …
再生医療の最前線。実用化まで迫りつつあるiPS細胞の現実が、様々な研究者の熱意とともに見えてきます。
iPS細胞とそこから始まった再生医療の最前線を紹介する本。昨年冬に発行された本なのでほぼ最新ではな…
一般教養科目のテキストとして標準的なレベル。読みやすい構成で初学者に心理学というフィールドを俯瞰させてくれる。
目次 序章 心理学のテーマは無限 心理学って何だ? 第I章 身近に感じる心理学 第1章 悩…
「脳の左右差」というものがどういう実験で確認されたのか、様々な実験系を挙げて説明されています。「脳の左右差は巷で言われているほどはっきりしていない」というのは結構意外。
脳梁離断患者での左脳・右脳研究でノーベル賞を取ったスペリー氏の研究の周辺を語り、そこから「左脳・右…
「こんな風に要所だけ読めば医学統計の論文も怖がらなくて大丈夫!」 と力強くシンプルに読み解き方を提示してくれます。「初めの一歩」を踏みだそうか迷っている人に。
「医学系の統計の論文を読んでみたい!」という人向けの本。 医療系の学部生くらいが対象でしょうか…
統計用語に苦手意識がある人が「医学統計の記事を読んで、意味がわかる」ところまでを目安にしているように思います。数式が苦手な人の、初めの一歩に。
初歩の統計の本。 本当の本当に初歩はこれの前の『宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ』なのだと思いま…
写真が豊富でビジュアルイメージがつかめる。見分けのポイントが簡潔で具体的なので非常に実用的。このサイズでありながら「かゆいところに手が届く」一冊です。
鳥類の見分けは興味がありつつもなかなか手が出せなかったものの一つ。 哺乳類や爬虫類と比べて「よく…
戦後から現代にいたるまでのドイツの思想の流れ。しかしそれはドイツのみにとどまる議論ではない。
戦後から現代にいたるまでのドイツでの思想の流れを辿る一冊。 元々はドイツのことを知る目的で手に…