QED 河童伝説





これまでにも「人外の存在」についての考察を読んできたので、「河童」に関する考察結果も予想はしてはいたのですが・・・それにしても、このラストシーンは恐ろしすぎますっ!!!

本が好き! 1級
書評数:574 件
得票数:1157 票
み~くまです。こぐまが2匹のおかあさんです。
ファンタジー、ミステリー、古典、歴史物から児童書まで、本なら何でも大好き♪
本との一期一会・・・今日はどんな本と出合えるかな☆





これまでにも「人外の存在」についての考察を読んできたので、「河童」に関する考察結果も予想はしてはいたのですが・・・それにしても、このラストシーンは恐ろしすぎますっ!!!





優しく温かい物語でした。短編を、電車の路線に合わせて繋いでいく・・・読む前は「ちょっと変わってる」と思っていたのですが、読んでみると、とても自然に心の中に入ってきました。





『風と雲と虹と』を思い出しながら読みました。将門の境遇の理不尽さに憤りを感じ、「稀代の怨霊」として扱われていることを切なく感じていたので、今回の話を読んで少し嬉しかったです☆





ついに完結!13冊もあるシリーズを短期間に読了したことに自分でも驚いてます。文章が読みやすかった上にハラハラする展開の連続で「一気に読まされた」という感じです☆ベラ&エドワード&レネズミに幸あれ!




噂の「毒草師」の登場に興奮してしまいました♪それにしても、前作でしっとりタタルの薀蓄を聞かせてくれたのは、この事件の謎を解くためのプレリュードだったんですね☆思わず「やられた!」っていう感じでした。





物語の隅々にまで、優しさと温もりがあふれていました。この物語の中に、もしかしたら探していたものが隠されているかも・・・☆世代を超えて、人の心に響く一冊だと思います。





ベラとエドワードにようやく訪れた幸せ。こんな2人の姿をずっと待ち焦がれていたのだと、改めて感じました。それなのにまたしても事態は急転直下!カレン家に本当の安息は訪れるのでしょうか。早く続きが読みたい!





予想を上回る展開に、思わず一気読みしてしまいました。女性として、母として、ベラの気持ちは痛いほどわかるけれど、見守るしかないエドワードの苦しみを思うととても切なかったです。





タタル君の静かな語りが、ぐっと胸に染みる一冊でした。無口で無愛想なタタル君。でもきっと誰よりも優しいんだろうなぁ~☆たまにはこういうしっとりした語りだけの展開もいいですねぇ~♪





桃太郎伝説に中国山地とくれば、間違いなくタタラ製鉄が関わっているとは思っていたけれど・・・話が猿田彦にまで及ぶとは思いませんでした。相変わらずの悲しい結末。せめて、奈々の想いが叶いますように・・・☆



高田氏の「QEDシリーズ」に嵌っている最中なので、浦島伝説や三種の神器等に纏わる物語は大変興味深いものでした。キリスト教との融合にはちょっと無理があったような気もしますが、物語としては面白かったかな♪




「銀英伝」の雰囲気に近かったかも。蘭陵王の姿がキルヒアイスに重なって見えたのは私だけでしょうか。あまりにも悲しすぎる結末だったけれど、月琴の存在が、その哀しみをわずかでも癒してくれたような気がします。



いずれも「心の闇」を描いた名作ばかり。これをここまでコミカルに描いてしまえるなんてスゴイと思います。でも、どんなに明るく描いても、その根底には人間が抱える漆黒の闇が。そこが「新釈」たる所以なのかも☆





みんなに祝福されて迎えた華燭の典。読んでいて思わずうっとりしてしまいました。でも、このままハッピーエンドにはしてくれない☆2人に訪れた新たなる危機。この先どうなってしまうのか、すごく気になります。





新生者の姿は、あまりにも獣じみて生々しく、ベラが選ぶ道のりの険しさを改めて感じさせるものでした。それでも・・・やっぱりジェイコブがかわいそうすぎる(ToT)





キラユーテ族に伝わる悲しい物語。ジェイコブの悔しさが少し理解できたような気がします。それにしても、エドワードもジェイコブも大人だなぁ~☆「惜しみなく愛は奪う」というのは、日本人的な感情なのかなぁ~☆





アメリカの子育てはもっと大らかだと思ってたのに、結構束縛されてるんですね☆エドワードの家族はみな悲しすぎる過去を背負ってる。その苦しみが未来永劫続くなんて、永遠の命ってある意味では残酷だと思います☆





大好きな大正浪漫探偵譚シリーズも最終巻となってしまいました。最後までホロリと泣かされる物語ばかりで・・・やっぱりドジエ先生は最高です☆





ついに第二部終了~!ベラを想うエドワードの姿があまりにも美しすぎて、もう、うっとりしてしまいました。まだまだ多くの問題を抱えている二人。どうやってその難関を乗り越えていくのか、今からとても楽しみです♪



失恋の痛手を癒してくれる存在が目の前に現れたら、誰でも心は揺れるもの。でもそのまま流れてしまえば、結局はお互いが傷つくだけだと思う。この二人が互いに傷つけあうところなんてできれば見たくないなぁ・・・☆