七回死んだ男




被害者たった1人の連続殺人。不可解な事件の真相は?
ある特定の期間を何度も何度も繰り返す、いわゆるループものと呼ばれるジャンルがある。SFでは古くからあ…

本が好き! 2級
書評数:38 件
得票数:65 票
軽妙洒脱な本紹介を目指して日々精進中な20代♂です。読むジャンルに決まった傾向は無く、特徴らしい特徴ないのが特徴。




被害者たった1人の連続殺人。不可解な事件の真相は?
ある特定の期間を何度も何度も繰り返す、いわゆるループものと呼ばれるジャンルがある。SFでは古くからあ…

濃い霧に覆われキリノセカイと化した東京。タクシー運転手の仙堂は交通事故の現場を通りかかる。そこに居た女を成り行きで助けたことから仙堂は自らの過去、東京を覆う霧の正体と対峙することに。
元々はオーディオ・シネマの形式で発表された物をノベライズした作品らしい。私は未視聴だが、原作者あとが…




青春小説を読みながら学べる最先端の物理学。人が時間を越えることは可能か?!
高校に入学した今野世界は上級生の玄野星(ステラ)から勧誘を受けタイムトラベル部に入部する。時間旅行を…




ヒーローは如何にして作られるか。
当代きっての人気ミステリ作家たちが、自分の代表作に登場するシリーズキャラクターをどのようにして作り上…

前作『チャリオンの影』から続くシリーズ第二弾。
前作の主人公は30代の男性だった。それも敵国に捕まり厳しい生活を強いられた中で実年齢より老けて見える…

著者初の本格ミステリは密室物!
大きく2部構成に分かれていて、前半は弁護士と本職は泥棒の防犯コンサルタントが密室の謎を解こうとする本…

優勝賞金は1億円。恋人と共にクイズ番組に参加した主人公は命懸けのデスゲームを強要される。
――優勝者には賞金1億円。 そんな言葉に釣られ視聴者参加型クイズ番組に応募し、見事予選を突破し…




少女マンガには乙女心のすべてが詰まってる? 少女マンガを軽やかに読み解きながら“乙女の願望”に迫る一冊
突然だが、男性に問いたい。果たして女心は、理解するのが難しいのか。 女からすると「えー、全然簡単…

マインドマップとも違う思考の整理と発想方法。自分で自分にブレーキかけ気味な理性派の人にこそ効果あり?
絵を使った思考の整理、発想方法としては先に有名なマインドマップありますが、こちらは絵コンテと呼ばれる…



今までの哲学入門書に足りなかったのは『バキ』です! 哲学者たちの鍛え抜いた秘技が地下闘技場で炸裂する!!
哲学入門と言えば一般的には「○○年にどこそこのホニャララさんが何をして~~」のような記述になりがちな…




誰が落語を殺すのか? 21世紀に入って落語は新たな黄金期を迎えたと主張する著者による落語評論評論は、落語以外にも広く諸分野に通じる話が満載。
おそらく落語に限らず広く諸分野で言えることだが、評論や批評と呼ばれる類のレベルが、ある時から下落し続…

作者の小花美穂がデビュー20周年を迎えた去年、特別番外編の名で『こどものおもちゃ』が集英社の月刊誌「クッキー」に掲載された。小花が同誌で連載中の漫画『Honey Bitter』の特別編として『こどちゃ』メンバーがゲスト出演したものである
『こどものおもちゃ』は1994年から1998年まで集英社の少女漫画誌「りぼん」に掲載されていた。…


大学ってどんな所? 今春に大学デビューを控えた若者へ贈る、ぼっちにならないための大学デビューマニュアル。
手塚治虫の絵柄でエロパロギャグ漫画を描くことで有名な田中圭一の表紙が目を引く一冊。主に地方から東京の…


昨年末から良くも悪くも注目を集め続けた作品。ようやく巷の熱も冷めてきたようなので今なら冷静に読めるかなと思い手に取ってみた。
屋上から飛び降り自殺しようとしていた男が見知らぬ青年に声を掛けられ、大金と引き換えに臓器を提供するこ…

童貞論ではなく、童貞をめぐるメディア論。「童貞」で検索を掛け集まった資料から時代によって「童貞」がどのように論じられてきたか、男性の性が如何様に消費されてきたかを辿る。
30過ぎて童貞だと魔法が使えるようになるんだぜ。ネットの一部で交わされる自虐ジョーク。童貞すら守れな…





トイレから見えてくる人類史。人と排泄の歴史を辿ることは、すなわち人類の歴史を辿ることでもある。ユーモアに溢れた楽しいトイレ考古学入門。


爆弾抱えて群衆に飛び込む人間を、内臓を爆弾に変えられたことに置き換えるのは面白いアイデアだった。だけどそれが小説的な完成度に結び付いてない。
それを取り除くため生きたまま現場で外科手術を始めるシーンは、執刀手順など実際のものを調べたんだろうな…




事前情報は何も無しで開いて欲しい本ですね。岡嶋二人として活動していた著者がコンビを解消してから書いた本です。
ミステリー、SF、恋愛小説、すべてを融合した奇跡的傑作 これだけ大袈裟なコピー付けられてしまう…



ほのぼのした恋愛物か、お見合いを題材にしたドタバタ喜劇を想像しそうなタイトルですが、そんなものを吉村達也が角川ホラー文庫で出すはずありませんね。
読めば読むほど真由子が酷い奴です。そりゃ誰が悪役かと言えば公一と○×に間違いないんですけど、読者的に…

「愛情こそすべて、だったら楽なのにな」不器用な父子の姿がもどかしい探偵小説。これが沢木冬吾のデビュー作。
タイトルのインパクトが強くて手に取ってみた本。これはまさに内容を端的に表してるな、と、読み終えて思っ…