藁屋根

なんの特別なこともない日々に、ごくごく微小な風が立つ。
八つの私小説がおさめられた短編集。どれもよかったけれど、大寺さん(作者自身?)が主人公の三作がことに…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1787 件
得票数:43143 票
いつまでも読み切れない沢山の本が手の届くところにありますように。
ただたのしみのために本を読める日々でありますように。

なんの特別なこともない日々に、ごくごく微小な風が立つ。
八つの私小説がおさめられた短編集。どれもよかったけれど、大寺さん(作者自身?)が主人公の三作がことに…

『はるかな国の兄弟』を思い出しながら読む
岩波少年文庫100冊マラソン60冊目 孤児ラスムスが「孤児の家」から逃げ出すところから物語…

暗い海に光をかざすために
1972年末、コーンウォールの離島メイデンロックの灯台から三人の灯台守の男たちが消えてしまう。内側か…

外と、内と、境界と。
主人公の宇田川は、東京の大学を卒業して地元の高崎市に戻ってきている。いずれ伯父の神社の後継者として神…

先日カニグズバーグの『ぼくと〈ジョージ〉』を読みながら、子どものころに出会ったこの本のことを思い出した。 リコと、リコの中に住んでいるもう一人のリコに、久しぶりに会いたくなった
先日カニグズバーグの 『ぼくと〈ジョージ〉』 を読みながら、子どものころに好きだったこの本のことを思…

二人は「一人のくせにおへそでつながった二重丸みたいなふたご」
岩波少年文庫100冊マラソン59冊目 12歳のベンの双子の兄弟(親友でもある)ジョージの存…

最初は、牧歌的な寓話のように感じられたけれど、それは見せかけだ
十の短編、寓話のよう、と思いながら読み始める。 たとえば、町かどで日向ぼっこをしているポーターが依…

絵本『せいめいのれきし』改訂版の監修者による副読本のようであり、それ以上の本だ
『せいめいのれきし』(バージニア・リー・バートン作、いしいももこ訳)という絵本をご存知ですか。 …

「あたしの家出は、ただあるところから逃げ出すのではなくあるところに逃げ込むこと」
岩波少年文庫100冊マラソン 58冊目 クローディアは弟のジェイミーを相棒にして家出する。 …

魔女修行を介して徐々に変わっていく二人の女の子たち、
岩波少年文庫100冊マラソン 57冊目 登校途中のエリザベスが、木の上にいるジェニファに出…

この本はとてもいい匂い。
著者は、都内のマンションから、秩父の街の中にある庭付き一戸建ての家に引っ越してきた。 引っ越しした…

モナ・リザを修復するって!?
モナ・リザこと《ラ・ジョコンド》は、時の経過によって変色をおこしている。酸化して黄ばんだニスがコント…

和室のある家に住んでみましょうか
パパの転勤先の町に家を探しに訪れた一家。息子のけんたくんは、知らない町にひっこしたくないのだけれど。…

砂漠を旅する隊商の、旅の慰めに、お話をひとつ、二つ……
岩波少年文庫100冊マラソン 56冊目 大きな隊商が、砂漠を横切ってカイロに向かって進んで…

「おかあちゃんの命のしずくがね、この石に染みこんどる気がするんよ」
廣島の人々が町ごとそっくり焼かれたあの日の記憶を伝える(遺品のひとつである)「人影の石」(御影石の石…

小鳥は言葉を使い、文を組み立てて会話している
シジュウカラ(コガラなど、ほかのカラ類も)のさえずりが、意味のある「言葉」であり、言葉を使ってコミュ…

「ベイカーズ・ダズン(=パン屋の1ダースは13コ)」をもじった13の珠玉の作品集
「ベイカーズ・ダズン(=パン屋の1ダース)」という言葉がある。1ダースといったら12だが、パン屋の1…

『おもしろ荘の子どもたち』の続編。
岩波少年文庫100冊マラソン55冊目 『おもしろ荘の子どもたち』の続編。 おもしろ荘のマ…

おもしろ荘の姉妹は今日も忙しい
岩波少年文庫100冊マラソン54冊目 川のほとりの赤い家《おもしろ荘》には、二人の女の子、…

「どうかおねがい、手ばなさないで。わたしのかわりにだいじにとっておいて。いつまでもわすれないで」
88歳のソフィー・ガーショウィッツと11歳のソフィー・ウィンズロウは、77歳も歳が離れているけれど、…