僕には鳥の言葉がわかる

小鳥は言葉を使い、文を組み立てて会話している
シジュウカラ(コガラなど、ほかのカラ類も)のさえずりが、意味のある「言葉」であり、言葉を使ってコミュ…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1742 件
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いつまでも読み切れない沢山の本が手の届くところにありますように。
ただたのしみのために本を読める日々でありますように。

小鳥は言葉を使い、文を組み立てて会話している
シジュウカラ(コガラなど、ほかのカラ類も)のさえずりが、意味のある「言葉」であり、言葉を使ってコミュ…

「またたとえば同じ景色を見るにしても、心の眼のよく利く人ならば、いくらでも眼新しいところを見つけ出すから、決して退屈することはないでしょう」
岩波少年文庫100冊マラソン 19冊目 無尽蔵といわれる自然であるが、「たとい一本の草、一…

とんでもないきつねがいたものだ
岩波少年文庫100冊マラソン 14冊目 作者はゲーテで、六脚韻詩形という韻文で書かれたもの…

原発事故後の森での、遠く離れた町での、二十二年間。
1986年4月26日、旧ソビエト連邦ウクライナ共和国のブリビャチにあるチェルノブイリ原子力発電所四号…

藪内正幸美術館で……
晴れた秋の日、八ヶ岳南麓にある藪内正幸美術館を訪れた。 『どうぶつのおかあさん』などの絵本や『冒険…

偉大な物理学者は、巧みな本読みでもあった
小学校にあがる前から、祖父について「論語」や「史記」などの素読をし、中学時代には「荘子」や「老子」に…

「近々、苦しく長い、命がけの旅に出なければならないという予感」のもとで
「歌わないキビタキは別人(鳥)のようだ。繁殖期の頃の朗らかな彼ではなく、何か重い鬱屈を胸に抱えている…

「子供の頃から好きだったものを探求したい」
哺乳類の首の骨(=頸椎)は、七個と決まっていて例外はないそうだ。きりんの首だって、あんなに長くて、自…

変化を受け入れながら、自身は変化することなく
スコットランド、ケアンゴーム山群。この山々に、子どものころから親しみ、生涯、通い、愛した、という著者…

時を越えて遺されたものが、語るともなく語るもの
古道具店「ATLAS」店主、飯村弦太さんが、2017年、南フランスの蚤の市でみつけた「いいもの」は、…

また会えてうれしいよ、ソーントゥーズ・パックのオオカミたち!
『オオカミの知恵と愛 ソーントゥース・パックと暮らしたかけがえのない日々』 を読み、ソーントゥース…

オオカミたちと暮らした六年間。
野生動物のドキュメンタリー映画を撮り続けてきた著者たちは、1990年代、嘗てのオオカミ生育域にオオカ…

子どもは大人になるしかないけれど、子どものときに授かった宝を忘れないでいると、ずっとあとになって、輝きだすこともあるのだ
阿川佐和子さんが、石井桃子さんの言葉、 「子どもたちよ。子ども時代をしっかりとたのしんでください。…

手紙は、祈りへと続く。
この本は、昆虫少年だった著者が深く影響を受けた「ぼくの昆虫学」の14人の先生たちにあてた手紙だ。 …

ゴリラの森を離れて人間が獲得した「言葉」
山極寿一さん(霊長類学者)と、小川洋子さん(小説家)の、主にゴリラをめぐる対談集である。 ゴリラの…

森林鳥類学や河川鳥類学があるように、電柱(電線を含む)を利用する鳥を研究する電柱鳥類学がある
森林鳥類学や河川鳥類学があるように、電柱(電線を含む)を利用する鳥を研究する電柱鳥類学がある、と鳥類…

「大きな<生命の木>」
長い長い年月、さまざまな条件のもとに、生きものはからだの器官を変え、種の姿を変え、ときどき失敗しなが…

わたしたちはともに命ある者だ。
ある晩春の日、京都市郊外のきゃべつ畑で写生する絵本作家の甲斐信枝さんのまわりを、何匹ものあしなが蜂が…

スズメのこと、ハトのこと、カラスのことを、わたしはちゃんと見ていただろうか
この本で取り上げられているのは、スズメ、ハト、カラス(「他の鳥たち」として、ツバメ、セキレイ、コゲラ…

樹木たちの社会生活に驚く。
植物と自分たち人間とは、そのありようが、あまりにも違いすぎて、こちらに引き寄せて理解しようなんてこと…