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有沢翔治

有沢翔治 さん

本が好き! 1級
書評数:239 件
得票数:444 票

エラリー・クイーンなどの推理小説に興味を持ち始めました。そしてロス・マクドナルドの影響でフロイトに出会い、精神分析を読み進めていくうちにラカン、アルチュセールなどのフランス現代思想に興味を抱いています。

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狂気の歴史―古典主義時代における

  

狂気の歴史―古典主義時代における

フーコーは主に中世ヨーロッパで『狂人』と読ばれていた人を詳しく読み解いていきます。『狂気』そして『理性』という概念がいかに曖昧か、そして作られた概念であるかということを論証していきます。

 フーコーにしては極めて読みやすく、しかも論点がはっきりしてるかと思います。少なくとも『知の考古学』…

投票(0コメント(0)2011-03-24

差異と反復

  

差異と反復

「違い」って大事だよねーってこと。ドゥルーズによれば「違い」こそが「同一性」を裏づける基本だといいます。これは一見するとおかしなことのように聞こえますし、プラトン以来の〈同じこととはどういうことか〉という考え方について挑戦したのです。

 「あなたとは違うんです」という誰かさんの言葉が有名になりました。その「違う」ということについて根本…

投票(2コメント(0)2011-03-24

ソクラテスの弁明・クリトン

  

ソクラテスの弁明・クリトン

「ソ、ソ、ソクラテスもプラトンもー」でお馴染みの哲学者。「われわれは善にもとづいて行動しなきゃいけない」っていうけど「じゃあそもそも善ってなに?」。意地の悪い質問を投げかけるソクラテスに萌える。

 「ソ、ソ、ソクラテスもプラトンもー」というコマーシャルがありましたが、このソクラテスです。ソクラテ…

投票(0コメント(0)2011-03-23

フロイトとラカン―精神分析論集

  

フロイトとラカン―精神分析論集

マルクス主義で手垢まみれになっている精神分析を、もう一回フロイトに立ち戻って考え直そう。これがアルチュセールの考えです。本書ではフロイトの精神分析が当初は科学的なアプローチに基づいていることを指摘しています

 アルチュセールは『「資本論」を読む』や『マルクスのために』などの著作があり、マルクス主義のみを取り…

投票(1コメント(0)2011-03-21

コンプレックス

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

コンプレックス

コンプレックスは「劣等感」を必ずしも意味しない。日本で有数のユング派の精神分析家、河合隼雄が具体的な臨床例をもとにコンプレックスなどを解説する。夢分析などは古いところも感じられるが、ユング、そして精神分析に興味のある人は必見。

 河合隼雄さんはユング心理学の先がけとして知られています。この本ではいくつかの臨床例とともにコンプレ…

投票(0コメント(0)2011-03-21
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