半魚人伝―水中写真家・中村征夫のこと




ノンフィクション作家の佐野眞一は日本中を自ら歩いた民俗学者の宮本常一を「歩く巨人」と称した。本書の藤崎は中村を「潜る巨人」と称しても良いのでは思った一冊である。
半魚人伝 藤崎童士 三五館 2010年12月 水中写真家・中村征夫のこと 藤崎さん(1968-)の…
本が好き! 2級
書評数:81 件
得票数:195 票
乱読系です。好みは民俗学、医学系でしょうか。
客観的かつ主観的に書評することを心がけています。
ですので、かなり厳しいコメントもありますが
ご容赦ください。




ノンフィクション作家の佐野眞一は日本中を自ら歩いた民俗学者の宮本常一を「歩く巨人」と称した。本書の藤崎は中村を「潜る巨人」と称しても良いのでは思った一冊である。
半魚人伝 藤崎童士 三五館 2010年12月 水中写真家・中村征夫のこと 藤崎さん(1968-)の…



生老病死という人生の普遍性は特に語られない。しかしながら最終章に向けて他者との関係性の中で生かされている一人に人間(女性としての性でなく)を認識されたようである。
がんと命とセックスと医者 舩越園子 幻冬舎ルネッサンス 2010 在米の日本人ゴルフジャーナリスト…




そもそもの疑問としてあるのは、経済学という学問は世界の人、いや、人類を幸福にするものだろうか?そんな疑問をずっと持ち続けてきたのである。
初歩の経済学 高本茂 幻冬舎ルネッサンス 2007 そもそもの疑問としてあるのは、経済学という学問…


歴史にはIfはないと言われる。 しかし、起きた事象に関する評価は多くの場合に時に利己的である。 本書は自虐史観を排除しようとする方向性であろう。この逆の立場が自慰史観だろう。
献本 歴史にはIfはないと言われる。 しかし、起きた事象に関する評価は多くの場合に時に利己的である…




いずれにしても著者は完全ニートから家事手伝い、すし屋のアルバイト、ニート、コスプレ衣装作者、そしてすし屋の正社員と生きている。 他者との関係性の中でのみ生きられる人間の姿がここにある。
読む前は、単なる変わった家族の記録かなと思った。 読み始めたら、何じゃこれはと引き込まれる。 9割の…




歴史の中におけるピンク映画は実はその時代を大きく映し出し、その時代の社会を実は生き生きと後世に伝える記録なのかもしれない。そんなことを本書から感じたのである。
PINK HOLIC 雑誌 献本 ピンク映画というテクストからかもし出される淫靡な香り。それは…



宗教に疎い自分がちょっと真剣に読んでみました。難解の部分も結構ありますが仏教の普遍的な幹に触れた様に思います。
なぜ生きる 高森顕徹監修 1万年堂出版 2001 献本 2009年85刷 人生読本なのでしょう。…

何処の国にも昔話は存在するのだろう。それは、単にエンターテイメントではなく、生きるためのある種の処世術でもあるかもしれない。
ライオンの咆哮のとどろく夜の炉辺で ジェイコブ・アコル、小馬徹訳 青娥書房 2010 アフリカ、ス…





心象表現というのだろうか、あるいは、そんなテクストでは説明できない感情や心情が詩と言う文脈の中に大きな意味を含んで流れています。
多くの方に支持されるのがわかる。 日本人、いや、きっと世界の人間の本質を正直にそして素直に 文字とい…

権力とは何か?かなり怖い現状が分かります。精神力と体力と財力がないと裁判を戦えないかもしれません。無罪が有罪の烙印を押される時代がいつの世もあるのでしょう。
特捜神話の終焉 郷原信郎 飛鳥新社 2010 元検事と元被告を経験した3人との対談 国策捜査とい…




日本在住40年以上の筆者が聖書から導き出される教えを咀嚼して我々に人生とは何かという普遍的な問いに答えているのかな。
著者の下記の経歴から想像していた堅い文章はことごとく裏切られる。 実に生々しい普段の生活の中から生ま…





これ、絶対買い得で一家に一冊という感じの魚の(魚介類も含む)辞典です。 食べた事のない魚がこんなにも沢山あるのかという感じ。
これかなり凄いです。献本だから言うわけではないですけど。 値段が1400円ですが、情報量は半端じゃな…

新聞広告の歴史って面白いし、出版社の戦略とか時代を反映しているんですね。広告を読む側にも能力が問われますね。
新聞広告の会社である「とうこう・あい」の歴史をひも解く。 誰もが必ず一度は見るであろう新聞一面下の…





自分の無知さを認識した本でした。すべての人が、すべての表示を同じ様に見える事の大切さが分かります。ちょっとお値段が張るのが残念です。
知らないということは恥ずかしい。 地球に優しいとか、環境に優しいとか言う前に、ヒトに優しくなければい…




ツールは使い方次第ですね。
Twitter使いこなし術 根岸智幸 アスキー新書 2010/04/06 本が好き!より献本 実…





凄くよいです。



ここまで長いストーリーが必要?

自己啓発系ですかね?




歴史を正しく捉える資料の一部として。



どの読者層がターゲットなのかな?