硝子のハンマー
ミステリーで幕を開け、サスペンスで終幕。トリックは面白かったけど、あまり感情移入できず。やや小粒かな。
貴志祐介初の本格ミステリーなんだそうな。 探偵役の、自称「防犯コンサルタント」榎本(本業は泥棒…
本が好き! 1級
書評数:132 件
得票数:1309 票
最近また本読み生活復活してきました。
でもやっぱりなかなか感想書けない。
ご飯は進んでも筆は進まない(・_・)
そんな毎日。
ミステリーで幕を開け、サスペンスで終幕。トリックは面白かったけど、あまり感情移入できず。やや小粒かな。
貴志祐介初の本格ミステリーなんだそうな。 探偵役の、自称「防犯コンサルタント」榎本(本業は泥棒…
女子のツボをがっちりおさえている、とろけるような激甘小説。単に野草を知りたいという人にもためになる…かも。
まずは、 きちんと生活しなきゃなぁ、と反省した。 あちこちで「激甘」と評されるこの本を読んで…
電車で出会った人々が織りなす人間模様、という着眼点はとても良いのだけど、人物描写に深みがなく薄い。何より舞台が阪急今津線である必然性が感じられないのが致命的。
阪急今津線は、あのあたりに住んでいる私にとって、これまでに何度も利用したことがある馴染深い路線である…
救いと再生の物語。生きとし生けるものすべて、様々な"縁"を紡ぎながらそれぞれに生きてゆくのですね。大いなる安らぎと、ほんの少しの切なさに包まれます。前作を読まれたなら是非これも!
前作の「星守る犬」は本当になんとも言いようのない切ない物語でしたが、こちらは大いに救いのある物語。 …
ゲームの世界をいかに文字で表現できるか。「霧の城」を描き切った作者の力量は見事。ファンタジーとしてもきちんと評価できる作品です。
(※上下巻併せての感想となります。また、ほんの少しですがネタバレ的要素があります。) ゲームのノベ…
びっくりするぐらい美しい「文学作品」でした。それはそれはもう、極上のお料理を上品な器で味わったよう。 それでいてどこかしらミステリアスで、そこはかとなくホラーテイストも加味されているのです。
毎回場所が変わる、名前のない料理屋。美しく整っていながら何故か印象に残らない容貌の女将。 客はただ…
思い込みや先入観に囚われがちな私たちへの森博嗣からの挑戦状…と私は受け取りました。S&Mシリーズ、Vシリーズを読んでいればもっと楽しめますが未読でももちろん大丈夫。
森博嗣の人気ミステリーである、S&Mシリーズ、Vシリーズの登場人物たちが織り成すショートミステリー集…
辻村作品ではこれがイチオシ!罪とは何か、人を裁くとは、罰とは…。語り手が子どもであるにも関わらず、とても深く考えさせられる物語です。
主人公の「ぼく」には、とある"力"がある。 ○○をしなさい。さもないと××になる そんな…
怪談が苦手な人でも時代小説が苦手な人でも大丈夫!本当に面白いです。是非みなさんに読んでみていただきたい心震える「怪異譚」です。
本当に怖いのは、物の怪の類などではなく人の煩悩の方だ、とは巷間よく言われることである。 私も常々そ…
ふつうに生活している人が、過分に努力しなければ生きていけない世の中って、いったい何なのでしょう。だれかを見捨ててまでして手にいれる自由って、そんなに価値があるものなのでしょうか。ただただ悲しく切ない。
村上たかしさんと言えば、「ナマケモノがみてた」をヤングジャンプでリアルタイムで読んでいた私にとっては…
「面白きことは良きことなり!」諸手を挙げて賛成します。万感の思いを込めて。
私が小さい頃、ワインといえば「赤玉ポートワイン」でした。 もちろん当時の私は子どもなので、ふだんは…
破滅に向かってゆっくりと進む時計。17歳の少年の、家族を思う健気な気持ちと、それが故のあまりにも暗い決意に胸塞がれる思いでした。
17歳の男子高校生が、たった一人で、家族を守るために完全犯罪を目論み義父を殺す。 この小説は、…
突然あらわれ住宅街をよちよち歩いたかと思えば、乗せられたトラックの荷台から忽然と消えたペンギンの謎。ジャバウォックの住む森の謎。虚空に浮かぶ海の謎。おねぇさんのおっぱいの謎(笑)。アオヤマ少年と辿る真理への道は、不思議がいっぱい。
森見サンすげぇ。 もちろん今までもすごい人だとは思っていたけれど、ここまでとは思っていませんで…
非常に怖いと評判の作品ですが、期待し過ぎていたのか肩透かし。登場人物にあんまり語らせ過ぎないでほしいなぁ。
他の人から「ものすごく怖い」とさんざん脅されていたので、かなりビビりながら手に取ったのですが、別に怖…
人はみんな自分だけのリズムをもっている。自分を見失いそうになったときに読みたい本。
するすると読みやすく、私ほどの遅読人間でも行きと帰りの電車で読み終えてしまった。 でもそこはしっか…
爆走ロマンチックエンジン!(意味不明)。森見ワールドにずっと浸っていたくて、読み終えるのが惜しかったです!
なんだろう。 登場人物は、相変わらず小汚い四畳半に住む貧乏大学生だったり、ぼさぼさ頭で浴衣を着…
現実感や存在感に欠ける薄い物語。かなり好みは分かれると思います。
日日日と書いて「あきら」と読むのだそうな。 「ひひひ」かと思った(・_・)。 よくも悪くも1…
心がほっこりする、いつものアレ。
相変わらず病弱ですぐ死にかける若旦那と 相変わらず心配性で若旦那しか目に入らない兄や達と 相変わ…
読んでいるうちに「人間」そのものの定義があやうくなりました。ファンタジーやらSFやらが苦手でも、長編がニガテでも、とにかく読むべし!大傑作です!
1000年後の世界なんて、想像できるだろうか。 歴史で学んだ1000年前の世界だって、ぼんやりとし…
「魔法の誓約」とはいったい何か。使命を果たすために全てをなげうって闘う「魔法使者」ヴァニエルの姿に感動を禁じ得ません。壮大なヴァルデマール年代記の世界にもっと浸りたい。
「ヴァルデマール年代記」シリーズの中の「最後の魔法使者」第二部です。 残念なことに、私は第一部は読ん…