化け者心中 (角川文庫)【Kindle】




落ちてくる生首、愛憎渦巻く芝居小屋で巻き起こる絢爛豪華な物語。
芝居小屋・中村座で新しい演目の台本前読みに集まった6人の役者と作者と座元。 車座になっている真ん中…
本が好き! 1級
書評数:49 件
得票数:588 票
面白い本についてぼちぼちと書いていきます。主にブログからの抜粋。




落ちてくる生首、愛憎渦巻く芝居小屋で巻き起こる絢爛豪華な物語。
芝居小屋・中村座で新しい演目の台本前読みに集まった6人の役者と作者と座元。 車座になっている真ん中…





捉え所があるようなないような、でも確かに憑き物は落ちた
待望の百鬼夜行シリーズの最新刊。 今まで文庫版で読んでいたが、文庫化を待ちきれずにノベルスで読んだ…




科学よりスピリチュアル、そんな生活を見てみたくありませんか
科学よりスピリチュアル、迷信が重視されている社会の話。 タイトルにある「るん(笑)」だって言霊パワ…





ミステリーと怪談のよくばりセットじゃないか!
第17回ミステリーズ!新人賞受賞作だが、「~の殺人」ではなく「~の怪談」なのがポイントである。 初…




闇の中から光に手を伸ばすような、音楽がキーポイントかもしれない恋愛長編。
毎日が退屈な高校生と謎の存在とのボーイ・ミーツ・ガール。 1つ1つのエピソードがいじらしくもあり、…




最後の最後まで気を抜けないミステリーに、私はやられました。
「死に役」だけを選んで演じてきた俳優・忍神健一の俳優生活40周年記念セレモニーを開催するのだが、不可…





“書き鉄”が描く昭和。
鉄道愛に溢れたミステリーを書く、”書き鉄”な作者の最新作は、昭和36年の鹿児島発東京行きの急行霧島を…





帯の「今いちばん怖い作家」の意味を、読んでから考えてみてください。
アウターQというWebマガジンの新人ライター達が巻き込まれるミステリー連作短編集。 小学生の頃にあ…





今、この怪談随筆集を読める僥倖。
「幽」の「怪を訊く日々」、随分前に書籍化されていた。 これはその文庫版の更に新装版である。 時間…





作者も演者も客も、操浄瑠璃に纏わる全てが渦の中。この物語を読む人も渦の中。
操浄瑠璃・・・今でいう人形浄瑠璃の物語。 幼少の頃から大坂・道頓堀で操浄瑠璃に慣れ親しみどっぷり浸…





2023年の今、世に出て読まれるべきSF短篇アンソロジー。
2023年の今、世に出て読まれるべきSF短篇アンソロジー。 もう少し遅ければ、技術がフィクションを…





人生の最後に食べたいおやつは何だろう、何を意味するのだろう
瀬戸内のレモン島にあるホスピス「ライオンの家」にやってきた女性の物語。 此処では日曜日にお茶会が開…




ある意味時代を先取りしていた、そして長く読み継がれて欲しい音楽SF。
キーボーディストの難波弘之さんが小説をお書きになっていたのは知っていたし、キーボーディストになる前に…





何でそんなレアケースに遭遇するんだろう、めっちゃピンチじゃないか・・・なのに「こんな面白い事があった、こんな事に気づいた」って感じで、明るい。強い。
岸田さんの文章はnote等で読んでいたが、改めて本で読んでいくと、岸田さんの文章にはほぼ毎回”気づき…





日本が誇る世界的音楽家の生い立ちからの57年が語られる。
世界の坂本龍一の自伝。 生い立ちから2009年迄、もう少し先まで読めたら・・・と思うけれど、照れ臭…





魔術界の未来は魔術合戦で決める!どうやって?橋の修理で!ところでクォークビーストは?
魔力の衰えた世界の物語。 「最後の竜殺し」の続きのようだが、いきなり今作から読み始めても大丈夫。 現…





教科書とは違う切り口の、歴史愛に溢れたエッセイ。城の見方が変わります。
THE BACK HORNのベーシストによる、フリーペーパー「Rooftop」に連載されていた歴史エ…





いざなぎ流とは何か、調査・研究の在り方はどうあるものなのか。
著者は実際に現地で太夫の方について教わり、祭文を読み解きながら、いざなぎ流について考察していく。 …





程よいミステリ、そして絶妙なホラー。
瀬戸内海の孤島に伝わるヒキタの怨霊と一世風靡した霊能力者の残した予言、面白がってわざわざ行く奴、そし…





遠野を巡る、”はなし”と仕掛け。
盛岡藩・遠野保の御譚調掛(おんはなししらべがかり)・宇夫方祥五郎が筆頭家老の命を受けて巷の噂を聞いて…