「ユマニチュード」という革命: なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか




介護の常識を覆す──ケアを必要とするすべての人に向けたコミュニケーションの哲学と技術を学ぶ
個人的な思いとして私はずっと、介護は子育て以上に 個人の生き方の選択の自由から遠い行為だと思い続け…
本が好き! 1級
書評数:243 件
得票数:3991 票
読むことも書くことも孤独な作業ですが、言葉はいつも語られ受け取られるためにあるものだと思っています。誰かに喜んでもらえる言葉を語ることができれば嬉しいです。できることならば…。
近・現代日本文学を中心に、外国文学、児童文学、医療・健康関係の本、必要に応じて読んだ実用書などについて書いていきたいと思っています。
不定期でアロマテラピーインストラクター、セラピストの仕事をしています。




介護の常識を覆す──ケアを必要とするすべての人に向けたコミュニケーションの哲学と技術を学ぶ
個人的な思いとして私はずっと、介護は子育て以上に 個人の生き方の選択の自由から遠い行為だと思い続け…




闇との対決の始まり──一つの死と一つの喪失から始まり、また別の死と別の喪失で終わる物語──
作家にとって、デビューすることよりも、 デビューして二作目、三作目を世に出すことのほうが ずっと…



病をえても、老いても、かけがえのない一人の人間としての本質を大切にしてもらいたい、 尊厳を守ってもらいたい──そんな心の声に耳を澄ませてケアする人々
新型コロナウイルスの流行以降は特に、将来のことはおろか、 明日のことさえ、不確かだという不安を感じ…




崩壊をしっかり見届け、精神の再興にはたして小説が寄与できるか──若き日の作家二人が語り合った「尖りすぎた」文学談義
1981年に発行された、村上龍・村上春樹の対談集です。 1988年の第12刷まで発行されているのは…




忘れていた大切な風景を思い出す。桃の季節がくるたびに。
子どものころに出会った「もの」に込められた意味というものは、 私がちが感じている以上に日々の生活す…




静謐で透明な、品格ある文体──何をどう書いても、美しい世界を生み出せる作家
著者の作品を初めて読んだのはそんなに昔のことではない。 それは1992年に発表された『コルシア…



孤絶されながら、他の人の孤絶とどうつながれるのか、 そのわずかな結び目の存在に人は希望をもちつつ生きるしかない
奇妙な話、不思議な雰囲気の物語に惹かれるのは、個人的な気質によるものだと思うが、 女性作家の作品に…



言葉では表現できない孤独な心の淵を、共に見つめ続けること。
人の心の不思議さ・複雑さに圧倒されながら、それでも日々、 自分の心、人の心を見つめ続けて生きていく…



「おもしろい本」と友だちと一緒にすごす場所~「文庫」で育った幸せな子ども時代を語り合う。
今ではもう、子どもにとって本にふれあうことが大切だということには、 誰も異論はないと思いますが、で…




夏目漱石~明治期の最強文学者の遺言
先日来、あらためて夏目漱石の作品にふれて、 やはり漱石はただ者ではない巨匠なのだ…と今さらながら …




今はまだ存在していなくても、いつか存在するかもしれない「よいこと」のために。
オルガ・トカルチュクはポーランド出身の女性作家で、 2018年度のノーベル文学賞受賞者です。 ノ…



「選べない」と思っていることを「選びなおす」決断について。 ○○ガチャに沈まないで生きていく勇気とは。
みなさんは本を読むときに、少しずついろいろな本を読む方でしょうか。 それとも、一気に読むタイプでし…





小さい人の、小さいけれども驚きに満ちた毎日を描く小さな絵本
小さな子どものころのことすべてを、大人になってもずっと 覚えていることはできません。 それでも家…



肉親でも分からないことと、肉親だからこそ、受け継げること。
このところ、村上春樹の作品を新旧とりまぜて読み返しています。 この本は、小説ではなく、副題に「…





輝ける子ども時代とともに失われた時間と場所──あのころの自分と「メンバー」へのレクイエム
多くの人が年齢を重ねるとともに、忘れてしまう人生の初期の転換期について、 ただその出来事だけでなく…



多くの歳月と人々によって磨き抜かれた良質な「形」に向き合うことは、一瞬を生きる歓びと本当の自由を教えてくれる。
著者は週刊誌の取材記者を務め、ルポライター、エッセイストとして、 幅広いテーマで執筆活動をされてい…





子どもたちと一緒に味わいたい、失意や困難の先にある「めぐみあふれる」世界。
何年か前に、ディズニー映画のアニメ『アナと雪の女王』が 大ヒットしましたが、この絵本はそのお話とは…



近代日本文学を代表する文豪・夏目漱石の異国情緒溢れる初期作品集。 幻想的な作風の中にも、文学者、芸術家としての漱石の本質を垣間見ることができます。
時間が限られたものだと実感されてくると、 ほんとうに読みたいもの、もう一度読んでおきたい作品を …




言葉はいつも、それを生み出す人間の意識を越え、それを受け取る人間の無意識のうちに、伝え・伝わっていくものなのかもしれません。
この本との出会いは偶然以外のなにものでもありませんでした。 そんなに大きくないスーパーの2Fにあっ…



限られた時間を大切に、自分らしく、周りの人とも幸せな時間を重ねたい人に、読んでいただきたい一冊です。
「もしも一年後、この世にいないとしたら。」 この本のタイトルを見て、どんな感情になるか、それは…