優等生は探偵に向かない




優等生の苦悩、或いは名探偵の憂鬱
Z世代の名探偵ピッパ・フィッツ゠アモービの成長と苦悩を描く『自由研究には向かない殺人』の続編。前作に…

本が好き! 1級
書評数:309 件
得票数:4979 票
リコピンを取りすぎてしまったミステリファン。
主に翻訳ミステリのレビューを書きます。たまに洋書も読みます。2021年8月から開始。
レヴューは以下の内容で構成し、1000字程度になるように心がけます
♠️作家・書誌情報
♥️あらすじ・内容
♦️分析・評価
♣️雑談




優等生の苦悩、或いは名探偵の憂鬱
Z世代の名探偵ピッパ・フィッツ゠アモービの成長と苦悩を描く『自由研究には向かない殺人』の続編。前作に…




墓石に刻まれた「最後の一撃」
キャシー・マロリーシリーズで一番好きなキャラクターはライカーだ。 代々警官一家でありニューヨーク市…





復讐するは我らにあり。怒れる親父コンビが織りなす死の舞踏
昨年、日本で『黒き荒野の果て』が話題になっていた時、海外では本書が主要な各ミステリ賞にノミネートされ…



浜の真砂は尽きるとも世にいじめの種は尽きまじ
学校、職場、ママ友等々、人が集まると必ずいじめ、ハラスメント、仲間はずれは起きてしまう。私は幸いそう…




この世は舞台、人はみな役者
帯の惹句がミステリ読みの私に刺さったので、手に取ってみた。 本書はインタビュー調の連作短編形式にな…


意外性を狙いすぎて失敗した作品
ディヴァインの二作目はデビュー作から一年後の1962年に出される。この作品も歓迎されたようで、アメリ…



必殺のコンプリケーション
アルネ・ダールは集英社文庫から一冊でたままだったが、小学館文庫から新しいシリーズものがでている。 …




イギリス人の韜晦の土壌
本書は、四部構成になっており、それぞれが一冊の長編並みの長さになっている。文庫上下巻二冊で1000ペ…





史実の点を奇想の線で繋ぐエンターテインメント
エーコのミステリといえば『薔薇の名前』が有名だが、個人的には『バウドリーノ』の方が好きだ。『バウドリ…



偉大なアマチュア作家のデビュー作
大学の事務職員だったディヴァインは、コリンズ社主催の探偵小説コンクールに応募。受賞は逃すも審査員の一…



警察対必殺仕事人、勝つのはどっちだ?
Sunday Times 100 Best Crime Novels and Thrillers s…



オースティン的ミステリの快作
ジョーゼット・ヘイヤーはジェイン・オースティンが生きた1800年前後のイギリス摂政時代を舞台にしたリ…



矛盾を矛盾としない人たち
今年は国内外でなにかと物騒な年だなと思う。 特に安倍晋三暗殺事件には驚いた。民主主義への挑戦のテロ…


さらば、ひきこもり探偵
ミッチ・トビンシリーズ最終作。 深夜のアメリカ・グラフィック美術館の廊下を巡回する新入り警…


ひきこもり探偵とホロスコープ
ミッチ・トビンシリーズ第四弾。今回はゲイコミュニティで起きた殺人事件の謎を解く。 警察を追…



それぞれの光をもとに今日も人生の航路をいく
二年前の「このミス」の新潮社の隠し玉で紹介されていて面白そうだなと思っていたが、なかなか出ないのでも…




いとこ消失事件に挑む少年探偵
シヴォーン・ダウドは二冊のヤングアダルト作品を書いて2007年に47歳の若さでで乳がんでこの世を去っ…

パトリックさんのダウトフル・エイト
パトリック・クェンティンの中編二つのカップリング。原題はまったく違うのに、邦訳タイトルをわざわざ「8…




ひきこもり探偵と不思議なジョーカー
ミッチ・トビンシリーズ第三弾。今回は閉鎖空間内で起きる不思議な連続悪戯事件を捜査する。 ニ…



ひきこもり探偵と不可能犯罪
ミッチ・トビンシリーズ第二弾。今回は不可能犯罪の謎解きにトビンが挑む。 ハドソン川の西、ヒ…