Cの福音



日本と海外の違いからくる盲点と、麻薬の怖さを説く
Cとはコカインの意味。 日本と海外の税関システムと運輸システムの盲点をつき日本へコカインを密輸…

本が好き! 1級
書評数:121 件
得票数:1180 票
できるだけ、ネタバレをしないようなレビューを心がけています。



日本と海外の違いからくる盲点と、麻薬の怖さを説く
Cとはコカインの意味。 日本と海外の税関システムと運輸システムの盲点をつき日本へコカインを密輸…




保険のことをここまで恐ろしく書き上げたのは素晴らしい
保険会社にて保険金の支払い査定をしている主人公。 その主人公がとある顧客に呼び出されて家に伺っ…




なぜ彼女は国民の、そして世界のMutti(母)にまでなったのか?
題名:C'était Merkel 訳:それはメルケルだった 1954年当時の西ドイツ、ハンブルク…



彼女にとっては未だ続いていること
これは作者が、ある日突然売春婦となることを強要され、そしてその生活からの脱出までを書いた手記である。…





指切り事件の裏に隠された真実
人気の動物アイドルユニットTiCrP(チタクロリン、元素のチタン、クローム、リンから)。 動物園で行…

あなたはカツ丼を作れますか?
カツ丼は作れますか? 掲示板に書き込まれたその一言から始まる色々な出来事。 その章の主役が次…





様々な方面からアメリカとはどのようなものかを考える
アメリカは広い。日本程度の広さでも南北で気候が違うのに、アメリカはさらに東西にも広い。当然、地理や文…




穢れは伝染する。強い穢れは話したり聞くだけでも穢れてしまう。
「怖い話があったら教えてほしい」と小説のあとがきにて呼びかけにきた、読者からきたとある話から物語が始…





明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにしたたかな文体
表紙買いだが、この本が映画化されたことは知っていた。映画は見ていない。 ピアノの調律師の話。主…



薔薇色の人生になりたかった人生
ラヴィランローズはフランス語で「薔薇色の人生」を意味するそう。 主人公は三十代後半の人妻咲季子…




気を張らず楽しく人生を過ごすこと
発売当時、メディアなどでそこそこ紹介されていて気になったので読んでみた。 内容は大雑把に、 …





「人が面白いと思った小説に、作者の分際で何ケチつけてんのよ」
映画版から入り翌日に原作全13巻分を一気読み 自分がなぜ本を読むのかがわかったような気がする。…





医師の仕事をするのではなく、医師の役割を担う
イタリアにて感染症科部長として働く著者が、イタリアでの新型コロナウイルスのパンデミック下で、職場の仲…

シャーロックホームズシリーズ長編第3弾
自分はこれまで読んだホームズの作品の中では緋色の研究が一番素晴らしいと思っていて、この作品も素晴らし…




不撓不屈という言葉が繋ぐ命
なぜ作者がこの題名にしたのかは後半にて語られている。 まず内容以外の感想から。 kind…




イスラムの女性は"一人の人間"として生きてゆくことを望むが、それを阻む現実がある
前提: イスラム教には男女平等を原則としつつ、男性は女性を守るという思想であり、性を巡る倫理の根幹が…




角川版シャーロックホームズシリーズ 短編集2冊目
ジェームズ・モリアーティが登場し、決着する最後の事件を含む12編の短編集。 自分はシャーロック…




角川版シャーロックホームズシリーズ 短編集1冊目
シャーロックホームズの有名なお話、ボヘミア王のスキャンダル(ボヘミアの醜聞)、赤毛連盟、五つのオレン…



俳句とエッセイにて綴る作者の日常
自由律俳句とは、定型に縛られずに作られる俳句を言う。 季題にとらわれず、感情の自由な律動を表現する…



当たり前のことを当たり前に落とし込むこと
前作と同じように著者の自己紹介と恋愛ハウツー本+アルファ。 アルファの部分の方が特に重要だと感じた…