日本の後宮-天皇と女性たちの古代史


 
  

古来、日本では男女格差のない社会だった。それが後宮の始まりと共に、父権制度が浸透していったのです。
後宮ってなんか魅惑的。男子禁制の女の園ってイメージがあるからかな。 小説やコミックでは帝との甘い…

					本が好き! 1級
					書評数:709 件
					得票数:11462 票
					
 定年後の第2の人生を好きな本に囲まれて過ごしたいと、図書館司書になりました。
 最近は町田そのこさん、青山美智子さん、寺地はるなさん、古内一絵さんなどハートウォーミングな小説をよく読んでいます。
 社会問題や科学、歴史、芸術、心理学にも興味があります。
 特に、激変する未来に「社会がどう変わっていくのか?」ということに関心があって、人工知能と人間の関係、家族関係、医療の進歩、女性の社会進出、未来社会を見据えた教育のあり方に関連する本もよく読みます。


 
  

古来、日本では男女格差のない社会だった。それが後宮の始まりと共に、父権制度が浸透していったのです。
後宮ってなんか魅惑的。男子禁制の女の園ってイメージがあるからかな。 小説やコミックでは帝との甘い…




 
  

何にでも涙してしまう“子ども”は、そんな自分が嫌でした。ノーベル賞作家、ハン・ガンさんの大人から子どもまで楽しめる童話。
ノーベル文学賞作家、ハン・ガンさんの『涙の箱』を読みました。 先入観を持たずに読み始めたのですが、…



 
  

精霊たちが織りなすファンタジー小説。寵姫候補となった土の精ナオミが、後宮の秘密を探る。
「八咫烏シリーズ」で有名な阿部智里さんのファンタジックな小説。 そこは火、水、土、風の精が暮らし、…


 
  

古い団地に暮らす中学生が見た親子のひずみと移民の現実。この閉塞感から解放されて希望の虹がかかる日は来るのだろうか。
給水塔というのは大規模な団地で各家庭に水を送るために造られたタンクのことです。各家庭に水を送るため…




 
  

昭和初期に女性としては珍しく理系学部に学び、女性科学者の先駆けとして日本の科学会を牽引した猿橋勝子さんの伝記的小説です。
科学と人間ドラマの融合が伊与原さんの真骨頂ですが、これは珍しく歴史小説です。とはいえ猿橋勝子さんと…



 
  

両親からの虐待、信じていた男の裏切り。悲惨な人生を誰か救ってくれる人はいないのか。因果は巡り、再び救いを求める人と助ける人。祈りが通じて絶望が希望に変わる日が来るのだろうか。
どうしてこんなことになってしまうのだろう。 それぞれ事情があるのはわかるけど、犯罪は許されない。…


 
  

大人気の万博マスコット、ミャクミャクの絵本。
大阪・関西万博が終わってしまいましたね。 当初は「つまらない」とかさんざん叩かれていた万博ですが…


 
  

栄養バランスを考え献立を決めて、買い物をして料理を作るーーーその一連の流れを上手にできるのが“自炊力”。
料理の腕より「自炊力」。 自炊力とは、賢く買い物ができ(安くて良いものを見極める力)、有る材料で…


 
  

大人の悩みを子どもが解決できる? いえいえ、侮ってはいけません。子どもの言葉に癒されることだってあるのです。
「おこさま人生相談室」というタイトルを聞いて、多くの人は「子どもの悩みに大人が答える本」だと思うか…


 
  

万葉集を現代の若者言葉風に訳したら、こんなに斬新な詩になった。
『いとエモし。』 という本を以前紹介しました。それと同じで、古典文学を現代語に“超訳”するというコ…



 
  

生成AIはとても便利! この機会にまずは使ってみましょう!
みなさん、ChatGPTは使っていますか? 他の生成AI(CopilotでもGemini)でも良い…



 
  

自分以上の知能を作り出し、神の領域とされた生命も操れるようになった人類。この「テクノ新世」を生き抜くために、いま知っておくべきこと。
技術の進歩が目覚ましい。特に人工知能(AI)と遺伝子工学の分野では加速度的に革新が進んでいる。もは…


 
  

日本は低迷していると言っても、まだ安泰って思っていませんか? 事実を知ると背筋が凍ります。
今から30年くらい前、バブルが爆ける前は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われ、日本が世界経済を…



 
  

世界各地を巡って、その土地の郷土料理を紹介した紀行文。食べに行きたくなります。
大阪・関西万博ではレストランが併設されたパビリオンが多くて、世界の郷土料理が味わえると人気になって…


 
  

「体罰やシゴキが当たり前だった」〜昭和時代のエピソードが列挙されています。今から思うととんでもない時代だったけど、パワフルで夢のある時代でもあった。
2025年、今年は昭和100年に当たるそうだ。 この本は昭和40年代〜50年代の社会の出来事を紹…



 
  

愛されなくて良い。私は私のままでいたいだけなのだ。
第173回芥川賞(2025年夏)候補作。今回の芥川賞、直木賞は受賞作がなかったせいか、イマイチ注目…


 
  

ビミョーな人間関係を描いていてモヤっとするけど、暖かみも感じられて悪くない。
坂崎かおる、初めて読む作家さん。どこかで聞いたことあると思ったら、『海岸通り』が今年(2025年夏…



 
  

ネガティヴ思考のアラサー腐女子が、「ありのままで良い」と力強く生きれるようになっていく。
三ツ橋由嘉里、27歳の銀行員。 腐女子で焼肉コミック『ミート・イズ・マイン』にハマっていて、推し…


 
  

たいくつな日々を破壊していく。わけがわからないのは、常識人から離れられないため?
また訳の分からない小説を選んでしまった。 松田いりのさんの『ハイパーたいくつ』、第61回文藝賞受…


 
  

ど田舎から脱出するには金がいる。そのためだったら罪になることでも厭わない。爆走する青春物語。
作者の波木銅さんは現役大学生時代に作家デビュー、この『オール・グリーンズ万事快調』で松本清張賞を受…