ぼくは始祖鳥になりたい(上)
元超能力者の冒険(Psychic Adventure)
上・下合わせてのレビュー。 本書には、宇宙の躍動感、地球の生命力、世界との一体感が溢れ出てい…
本が好き! 1級
書評数:2167 件
得票数:38790 票
女子柔道選手ではありません。開店休業状態のフリーランスコピーライター。暴飲、暴食、暴読の非暴力主義者。東京ヤクルトスワローズファン。こちらでもささやかに囁いています。
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元超能力者の冒険(Psychic Adventure)
上・下合わせてのレビュー。 本書には、宇宙の躍動感、地球の生命力、世界との一体感が溢れ出てい…
言葉の毒霧、吐くわ、吐くわ
新訳版『地下室の手記』ドストエフスキー著を読む。 主人公の「元小官吏」の−こっぱ役人ね−40男…
読後感は豆乳鍋のように、ほっこり、ほっこり
『冠・婚・葬・祭』中島京子著を読む。 タイトル通り、結婚式や葬式など人生の節目節目の儀式に関わ…
XTCの「ScissorMan」と「Complicated Game」がモトネタ?
『ハサミ男』殊能将之著を再び読む。 やはり、素晴らしい。デビュー作にして、すでに完成していた。…
不気味、不思議、不条理…。ふ、ふ、ふ
暑気払いに、『妻が椎茸だったころ』中島京子著を読む。 趣向の異なった5篇の短篇集。とびきりの弁…
菓子パンをベッドの上で、わしわしと、こぼさずに上手に食べる
菓子パンをベッドの上で、わしわしと、こぼさずに上手に食べる。 猫は明け方にペットグラスを根元の方か…
『晩菊』と聞いて想像するものは 小説?映画?山形の漬物?
『晩菊』林芙美子著を読む。 いやあ辛口の小説でした。 元芸者の三人の女性。芸者を卒業した…
期待して読んだけど、空振りってのが偽らざる気持ち
小説の設計図』前田塁著を読む。 現代日本文学の作品の批評ではなく、その構造について述べたもので…
汎詩論でパンパンパン
『詩の構造についての覚え書 ぼくの≪詩作品入門(イニシアシオン)≫』入沢康夫著を読む。 詩集は…
はじめて読む「実証分析」入門書
『実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法』 森田果著を読んだ。 これは、企画用の参考書…
あいだ、はざま、あわい…「あわいとは、ふたつのものが交わったり、重なったりしている領域」
『傷のあわい』宮地尚子著を読む。 あわいって言葉、知らなかった。 「あわいを漢字で書けば「間…
詩は死であり、屍であり、私であり、思であり、視であり、刺であり、諮であり、史であり、刺でもある
『パウル・ツェラン詩集(双書・20世紀の詩人 5)』飯吉光夫編・訳を読んでいる。なんといっても飯吉光…
弁士が斜陽となって俳優に転進した頃を書いたもの
『徳川夢声のあかるみ十五年』を読む。 『徳川夢声のくらがり二十年』が活動弁士になるまで・なって…
リリック、短歌、コピー
暑いんで、ちょいエロというか官能路線での三題噺(?) 「体だけさ それが目当てなんだ 悪い…
作者の近況と過去を重層的に描いた短篇集。長い散文詩といってもいいだろう
『雨の裾』古井由吉著を読む。 仕事で翻訳もののビジネス書を一気読みした後に、ご褒美で頁を開く。…
『新青年』では読めなかった、エロい、グロいホラー小説
『バビロンの吸血鬼 戦前日本モダンホラー傑作選』高垣眸ほか著 会津信吾編を読む。 戦前、映画、…
「腹をくだして朝顔の花を眺めた。十歳を越した頃だった。厠の外に咲いていたのではない」
図書館で借りた『槿』古井由吉著をよむ。 主人公は中年男・杉尾。彼と関係のある三人の女性の物語。…
談す・談す・談す・談す・談す
『問答有用 徳川夢声対談集』阿川佐和子編を読む。 昭和の「座談の名人」夢声の対談集を平成(令和…
私小説的な素材を私小説にせず、独特の濃密で幻想的な世界に仕立てる作家の来し方の記
『半自叙伝』古井由吉著を読む。 『古井由吉自撰作品月報』と『古井由吉作品巻末創作ノート』からな…
喪失と再生の物語。と書いたが、ごめん、再生ではないな
『櫛の火』古井由吉著を昨日、今日と再読。 久しぶりに読み直すと、若者(広部)よりサブキャラクタ…