未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―



ドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』より以前に、その魅力を報告していたのが本書。
ドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 より以前に、その魅力を報告して…
投票(10)コメント(0)2019-09-01
本が好き! 1級
書評数:103 件
得票数:981 票
ライフワークの沖縄関係を中心に人文系を読んでいます。



ドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』より以前に、その魅力を報告していたのが本書。
ドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 より以前に、その魅力を報告して…




アナーキストがテロリストに転じ、左翼が右翼に合流する。高邁な思想が敢えなく資本になびく。その時代的ごった煮は歴史小説を読む愉しみとしても頁をめくらせる。
1963年に発表された本書の著者・高見順は、若き日にダダイズムの影響を受け、その後プロレタリア文学…




それにしても、なぜ著者は「ヤンキーと地元」に受け入れられたのだろうか?かれらは外部に対し閉鎖的であるはず。この場合、ウチナーンチュもナイチャーも「外部」であることに変わりはない。
本書は沖縄の若い男たちの生活──その多くは中卒、または高校中退で学歴を終え、解体屋、風俗経営者、ヤ…