グレアム・グリーン全集〈22〉叔母との旅
イギリスの作家、1969年の作品。最初は「叔母」、途中で「伯母」になった。何かのトリックかと思ったら、最後はまた「叔母」だった。
母親の葬儀でオーガスタ叔母に初めて会った。母親より12才年下の75才だが、いたって元気で彼女を慕う中…
本が好き! 1級
書評数:390 件
得票数:7964 票
花の年金生活者です。
勤労者の皆様お仕事ご苦労様です。皆様のお陰で朝からお酒を戴きながら本が読めます。
二年ほど前まではアウトドア派で、山渓の「日本の山1000」を目指していました。五街道まで足を広げたら、歩きすぎで戸塚宿で足萎えになり、525山で中断しています。
代わりに、「ガーディアンマストリード1000」を目標としています。難しい本は読めませんが・・
イギリスの作家、1969年の作品。最初は「叔母」、途中で「伯母」になった。何かのトリックかと思ったら、最後はまた「叔母」だった。
母親の葬儀でオーガスタ叔母に初めて会った。母親より12才年下の75才だが、いたって元気で彼女を慕う中…
ポーランド生まれのユダヤ人、アメリカへ亡命した作家、1965年の作品。
主人公の少年は、1939年に戦火を逃れるため両親と離れて里親に預けられた。ある夜里親は死亡し、家も火…
チェコスロヴァキアの作家、1923年著者死亡により未完。一次大戦がはじまり、プラハに住むシュヴェイクはオーストリア、ハンガリー軍に参戦し戦地に向かった。
シュヴェイクの職業は犬の売人だった。実在した居酒屋「ウ・カリハ」でいつも酒を飲むが、戦争開始とともに…
イギリスの作家、1995年の作品。英国ヨークシャーのルビー・レノックス一族四代の庶民女性史。
巻頭に一族の家系図があり、栞では間に合わず、読者はこのページに人差し指を挟んで読み進めなければならな…
イギリスの作家、1981年の作品。シリーズものの冒険小説で、全21巻あるらしいが、地方の図書館には、1しかない。
1809年に史実として、イベリア半島でタラベラの会戦があり、イギリス軍、フランス軍とも多くの死傷者を…
イギリスの作家、1764年の作品。250年前のゴシック小説、
舞台は大陸のどこかにあるというオトラント城。この城の領主マンフレッドには18才の娘マチルダと15才の…
イギリスの作家、1964年の作品。007ことジェームス・ボンドは密命を帯びて来日し、「轟太郎」なる聾唖の炭鉱夫として「死の館」に潜入したが行方不明となった。上司Mはタイムズにボンドの死亡記事を載せた。
日本での使命は植物学者として日本に身を隠したブロフェルド夫妻を殺害することだった。ボンドは彼等には個…
イギリスの作家、1965年の作品。日本語なのに、何という題の本か読めなかった。図書館の司書も読めなかったので、ちょっと安心。読める方に座布団進呈。
碾臼の素材は石なので重い。「重荷」の物語。未婚の女性にとって重荷とは妊娠だった。主人公のロザマンド・…
フランスの作家、1935年の作品。「人間の条件」のレヴュー。時は1927年、舞台は上海。一時は手を結んだ蒋介石の国民党と共産党の関係は険悪だった。
世界史の教科書では、「四・一二事件」あるいは「上海クーデター」と呼ばれる国民党と共産党の武力衝突を元…
ドイツのノーベル賞受賞作家、1901年の作品。「ブッテンブローク商会」社主三代の大河小説。副題が「ある家庭の没落」で、商会は百年ほどで歴史を閉じる。全三巻。
舞台は作者の故郷でバルト海に面する北ドイツの都市リューベック。世界史で覚えさせられた「ハンザ同盟」の…
イギリスの作家、1982年の作品。大人向けの漫画です。テーマは原爆。
ジム夫妻は退職して田舎に住んでいる。昼食時にラジオから、「今日の午後、わが国の首相は…全国民に警告を…
アメリカの作家、1964年の作品。若きユダヤ教ラビは若い女性の殺人事件に巻き込まれてしまった。
金曜日ラビは寝坊した。前日の木曜日に帰宅が遅くなってしまっていた。ラビなので歓楽街に行ったわけではな…
イギリス人の旅行家、1878年(明治11年)、日本を訪れ「日本奥地紀行」を書いた女性。1894年から中国、朝鮮を旅行し、「中国・・」「朝鮮・・」が三部作のようになっている。1~2の二巻。
イギリスが世界中に植民地を増やしていた頃の英国人旅行者は、スパイと呼ばれてもおかしくない。イザベラ女…
イギリスの作家、1987年の作品。原題は「THE PASSION」。恐怖と性欲の間に存在する、人を根底から揺さぶる激情と説明されている。
主人公アンリはナポレオン1世に心酔して、彼の召使として8年間仕えた。イギリス侵攻を狙ってブーローニュ…
イギリスの作家、1995年の作品。エニグマは二次大戦時にドイツで開発、Uボートなどで使用された暗号機の名称。この小説はフィクション。ノンフィクションの「暗号解読」と併せて読むのがおすすめ。
主人公数学家のトーマス・ジェリコは1943年2月、ケンブリッジのキングス・カレッジから政府の暗号解析…
1965年の作品。「美しさと哀しみと」が、ガーディアンマストリード1000に選ばれている。かなり色っぽい川端劇場。教育的でないところがあるので、お子様に与えるときは要注意。
好色なイギリス人が川端を選ぶなら、「眠れる美女」だと思うが、当時のガーディアン担当者がよく知らなかっ…
オーストラリアの作家、1993年の作品。19世紀半ば、オーストラリア東北部のクイーズランドの開拓が進んでいた頃の物語。
よろず屋兼郵便局と飲み屋が一軒あるだけの小さい開拓村。「狩人ごっこ」していたラクラン少年と従姉妹ジャ…
フランスの作家、1880年の作品。「ジェルミナール」が面白かったので、〇十年ぶりに読んだが、これは少し駄作の部類か。
ナナは歌や踊りはうまくはないが、ヴァリエテ座の「ブロンドのヴィーナス」を演じて、肉感的な女の魅力でパ…
イギリスの作家、1973年の作品。お子様向けだが、大人でもOK。ドイツとの戦争が激しくなり、11才のキャリーと10才のニックは、救急隊で働く母親と離れて田舎へ学童疎開した。
疎開したのは近くに「ドゥルイドの谷」という鉄器時代の遺跡のあるところ。姉弟を引き受けてくれた食料品店…
アメリカの作家、1956年の作品。「虎よ、虎よ!」のレヴュー。「巌窟王」パロディーの空想小説。
主人公ガリヴァー・フォイルは宇宙船ノーマッド号の三等機関士だった。地球を含む内惑星連合と外衛星同盟は…