本が好き!ロゴ

閉じる
アリーマ

アリーマ さん

本が好き! 1級
書評数:587 件
得票数:7873 票

食い意地と悪性活字中毒に、ベイスターズ愛と猫愛をぶっかけて、隙間にフィギュアスケートを押し込むと、もうほぼエネルギーは残らないダメ中年。日々標高の上がる積読山がコワイです。

書評 4ページ目(587件中 61~80件目)

ローズ・アンダーファイア

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ローズ・アンダーファイア

辛い話の随所に見える、素晴らしいユーモアのセンスと生きることへの強い意志、そして飽くなき言霊への渇望が胸を打つ。前作『コードネーム・ヴェリティ』似たような背景ながら、全く違う味わいの作品だった。

昨年かなり多くの支持を集めた『コードネーム・ヴェリティ』と同じ作家の作品。 一応姉妹作という位置付…

投票(24コメント(5)2018-10-14

蘭の館 (セブン・シスターズ)〈上〉 (創元推理文庫)

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

蘭の館 (セブン・シスターズ)〈上〉 (創元推理文庫)

歴史大河ロマンス大長編第一部。舞台はリオデジャネイロ。かなりベタな大ロマンス展開を背景に、過去と現在の繋がりを探る謎解きも絡んで一気に読ませるストーリー展開。全七部構成。乗り遅れないで済んでヨカッタ♪

(上下巻分の感想です) 歴史大河ロマンス大長編の第一部。 スイスの大邸宅に住む大富豪は6…

投票(14コメント(0)2018-10-10

跳べない蛙 北朝鮮「洗脳文学」の実体

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

跳べない蛙 北朝鮮「洗脳文学」の実体

北朝鮮国家主席の独裁王朝に人民が虐げられる話はあちこちに出てきたことがあるのだが、北朝鮮で作家活動をしていた、という背景は目新しい。脱北に成功する辺りが一番面白そうだが、続巻狙いか省略されていた。

在日朝鮮人として育ち、北朝鮮帰国事業で帰国し、後に脱北した著者の体験記。 国家主席の独裁王朝に…

投票(13コメント(0)2018-10-02

ガルヴェイアスの犬

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ガルヴェイアスの犬

前半はどうも冗長で正直なところぶん投げたくなった。それでも中盤から話が繋がり始めて、ようやく面白くなってきて、堪えて読み切れば気持ちのあちこちに不思議な刺さり方をしている作品。ブン投げなくてヨカッタ。

ポルトガルの小さな村ガルヴェイアスに、ある日空から何か巨大な謎の物体が落ちてくる。 激しい衝撃に驚…

投票(19コメント(0)2018-09-27

真夜中の太陽

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

真夜中の太陽

追われるダメ男がグダグダ逍遥する話なのだが、北欧の小説によくある取り澄ましたところがなく魅力的。暴力の予感を見せながらも緊張感のないユルい空気が持続。実は緻密に描かれて、アンバランス感が面白かった。

前作の『その雪と血と』は、なにもワタシの心に触れてこなかった。 そもそも北欧ミステリーが口に合わな…

投票(14コメント(0)2018-09-21

通い猫アルフィーのはつ恋

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

通い猫アルフィーのはつ恋

謎要素も特になく、小さな町の人々が、日常に起こるちょっとした小さな事件に小さくゴタゴタするのを、猫がちょこまか動いて良い方に向けて行く。そんな予定調和ハッピーエンドをのんびりと楽しむストーリー。

1巻目を読んだきりだったが、いつの間にか着々と巻を重ねていた猫小説シリーズ。 もうすでに4巻目が出…

投票(12コメント(0)2018-09-20

ギケイキ2: 奈落への飛翔

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ギケイキ2: 奈落への飛翔

ギケイキ、つまり義経記。源義経の戦記物。町田康の独特の狂った繰り言のような語り口が、戦記物の生臭さは中途半端な時代調より、血生臭いはずの戦国軍記ものの世界にしっくりきて面白不思議な味わいになる。

ギケイキ、つまり義経記。源義経の戦記物。 人を喰ったようなこのカタカナのタイトルが、この小説の…

投票(16コメント(0)2018-09-19

世界で一番美しい ペンギン図鑑: 絶景・秘境に息づく (ネイチャー・ミュージアム)

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

世界で一番美しい ペンギン図鑑: 絶景・秘境に息づく (ネイチャー・ミュージアム)

タマラン酷暑となったこのひと夏の間、ふとした折ごとに涼をもたらしてくれて感謝。 図鑑として資料的に優れているうえ、目の保養にもなる。良い本だ。 ペンギン好きにはお勧めの一冊です。

夏向けの一冊として購入。 水口博也さんの写真集は、写真の美しさ素晴らしさは勿論のこと、ちょっと…

投票(11コメント(0)2018-09-07

ブラックボランティア

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ブラックボランティア

東京五輪のボランティア動員体制を批判するタイムリーな一冊。とりあえず「ボランティア、ステキじゃん♪」と思っている人がいたら一読をオススメ。やりがい詐欺に引っかからぬように、どうぞ気をつけて・・・。

最近ようやく話題になっている、東京五輪のボランティア動員体制を批判するタイムリーな一冊。 ボラ…

投票(20コメント(2)2018-09-06

天智と天武 1 -新説・日本書紀-

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

天智と天武 1 -新説・日本書紀-

飛鳥から奈良時代を中心に据えた歴史大河コミック。中大兄皇子対蘇我入鹿、そして対大海人皇子の確執から日本書紀成立の背景までの歴史の裏側を辿っていく。相当斬新な説がガンガン盛り込まれてきて面白かった。

(1〜11巻、全巻分の感想です。) どっかで見たことある絵だなぁ、と思ったら、その昔レディスコ…

投票(8コメント(0)2018-09-05
前へ12345次へ
4ページ目 587件中 61~80件目