82年生まれ、キム・ジヨン

男性として世の女性が自分らしく自由に生きる世の中であって欲しいと強く思う。
はいそうですよ。ぼくは男です。でも、本書を読んで大いに共感するんです。女性に対して物の言い方、接し…

					本が好き! 1級
					書評数:1582 件
					得票数:21165 票
					
本が大好きで、毎日本のページを繰っています。
小説なら、どんなジャンルでも挑戦しております。
小説の神様は山田風太郎と皆川博子とスティーヴン・キングだと思っています。
あと川谷絵音も大好きです。よろしくお願いします。

男性として世の女性が自分らしく自由に生きる世の中であって欲しいと強く思う。
はいそうですよ。ぼくは男です。でも、本書を読んで大いに共感するんです。女性に対して物の言い方、接し…

読んでおもしろいのは、そのとおりなのである。
話題作だもんね。しかも、ちょっと前に「雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール」を読んで、こり…

ヒーローなのか、殺人鬼なのに?
切り裂きジャックの事件が起こってから、もう百年以上たっている。そんなに昔の事件なのに、いまだにその…

本を読む喜びが溢れていて、ワクワクするのです。
この活字中毒者による1979年から1994年の15年間の読書ガイドは、もっぱら彼の独断と偏見に満ち…

この本で語られる話は、実体験者のみが伝えることのできる重みを持っている。
この本で語られるベトナム戦争の体験談は、さほど目新しいものではない。でもこれは児童書、戦争から遠い…

、本書は真相を知ってからもう一度読み返すと、反転した世界を楽しめてしまうという二度おいしいミステリ。
久しぶりにミステリを読んでいて完全にひっくり返されてしまった。はっきりいってこの衝撃は「十角館の殺…

本書を読まなければこのことは一生知ることがなかっただろう。本を読む悦び、躍動に溢れた本だった。是非多くの人に読んでいただきたい良書である。
インドネシア諸島のレンバタ島にあるラマレラという村に銛一本で巨大な鯨を仕留める鯨漁があるという噂を…

歌舞伎と江戸の魅力満載の好読物!
歌舞伎を通して江戸の風俗を味わう好読物。 それも爛熟期の江戸ではなく、大きく変わろうとして…

世間では、半沢直樹が席巻しておりますが、物語としてのカタルシスは本書のほうが数段上なのであります。
記憶は風化する。それが自分の体験でなければなおさらだ。必ずそこにあったはずの事実はボヤけて曖昧な心…

ほんと、マニア心をくすぐるねえ。
本好き、それも古本に目が無い人にとって本書の登場はまさしく垂涎ものの喜びだったに違いない。少なくと…

報道ではここまでの状態を知ることはなかった。
東日本大震災では多くの人命が失われた。行方不明者も含めると、その数約二万人だという。そのほとんどの…

以前にドラマ化もされましたね。
デビュー作の「A HAPPY LUCKY MAN」がことのほかおもしろく、この人はミステリも書け…

そこにいて、そこで見た人だけが書くことのできる真実。
著者の彩瀬さんは、震災のあったあの日に福島県のJR常磐線新地駅で被災、たまたま乗り合わせた女性と一…

サブリナが消えた。そして波紋が広がった。
BD(バンドデシネ)は何冊か読んだのだが、本書はアメリカ産だ。もちろん日本の漫画とは感触が違う。ま…

まず、なんの経験もない著者が、これだけ精巧なミニチュアを作成していることに驚く。そして次にそのミニチュアが突きつけてくる厳しさ、寂しさに打ちのめされる。誰もがそれを知らない。知りたくないと思っている。
孤独死の現場の惨状を平常に戻す特殊清掃と遺品整理を生業にする著者(二十七歳の女性である)が、写真で…

読み始めは嫌な人物だと思っていたが、読了したいまでは、ぼくはこの竜崎に魅力を感じてる。それほどに本書のラストは清々しくて気持ちがいい。
読み始めた当初は、本書に登場するあまりにも特異な主人公に驚き、いまいちノレなかったのだが、読み進め…

傑作ドキュメントなのでございます。
本書の単行本が発売されたのが、1987年。それが幻冬舎アウトロー文庫になったのが1998年。ようや…

知らなくてもよいことかもしれないが、知っても損はしない。世界は広い。まだまだ知らないことっていっぱいあるんだろうなぁ。
死体となって後、人類のために貢献している人たちがいる。 解剖用の献体や臓器移植などはあたり…

この本をひらけば、およそこの世のこととはおもえない地獄絵図が現出する。
平山夢明のノンフィクションは読む気がしないのだが、本書だけは別である。 この本をひらけば、…

まさに、それは衝撃以外のなにものでもなかったのだよ。
この本も一読忘れがたい印象を残す。失踪人捜しというハードボイルドの定番ともいえる展開と、少しづつ浮…