1964年の東京オリンピック : 「世紀の祭典」はいかに書かれ、語られたか



1964年と2064年のオリンピック
オリンピック反対論者の主張にも理はあるが、きょうの快晴の開会式を見て、私の感じた率直なところは、「…

本が好き! 1級
書評数:46 件
得票数:549 票
誰かが書いた本を読んで紹介するよ。何かしら気になったら読んでほしいよ。コーヒーゼリーが好きです。



1964年と2064年のオリンピック
オリンピック反対論者の主張にも理はあるが、きょうの快晴の開会式を見て、私の感じた率直なところは、「…



何かしらの新しい出会いや気付きがあるかもしれない、そんな一冊。
表題作である「舞踏会」とは、主人公や著者が、心底嫌いながら、 そこから出ることのできない職場や社会…




おかしくて、せつないもの
天気予報を信じなかったからだ ドラフト…



旧約聖書(タナハ)の要約を読んでみた
旧約聖書は、正確には「タナハ」と呼ばれているユダヤ教の聖典である。 なぜ「旧約」と呼ばれているのか…




詩的瞬間をうつす、詩と白目
普段、めったに詩集などを読まない。たとえ読んでみても、 実のところ、腑に落ちないというか、よく分か…



不気味なものと家の境界
この薄紫の本を手に取ってみると、帯に「ドーナツの空洞を“成分”として摂取したことはありますか?」とい…





解放と自由のあいだの悲劇
白い鶴よ 翼を貸しておくれ 私は遠くに行くのではない リタンを巡って戻る…


二つのberufをめぐる緊張
職業のことを、beruf(=calling 呼び声)に従うことだ と表現したのは、マルティン・ルタ…





すべてのものが、孤独じゃない宇宙
宮崎夏次系のデビューは、2010年だから、今年でちょうど 10年になる。この短編集には、2013年…



構造と空気について。
無意識、社会、言語、数学、など構造という言葉と結びついて 示される領域が、それ以前の研究から大きく…

ピーター・アトキンスと作者のいない世界
Conjuring the Universe: The Origins of the Laws of…




夏次系から宮崎への変身。そして空へ
本作「変身のニュース」は、宮崎夏次系「初」の単行本である。 20~30ページくらいの短編が9つ収録…



「ブランドは、なぜブランドなのか?」ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルを通して、その条件を考えはじめる一冊。
ブランド品は人気だ。 とくに女性なら、聞いたことのないメーカーの商品よりも、 伝統と格式をもった…



惑星系の神話的な飛躍
この本のカバーを折り返した「そで」の所に、 著者、松本准平のプロフィールが書かれている。 映画製作者…



二つのバイアス循環路
本書の原題は、 Thinking Critically about Research on Sex …



シャンタル・ムフにおける民主主義・社会主義・自由主義
最近、移民排除を訴える右派ポピュリズムとは、別に 新自由主義に対抗する、左派の政治勢力が台頭してきて…



介護と農業、そして研究へ。
この物語世界の大きな特徴は、トリフィドという大きな歩く植物(最大で213cmほど)が、 食用油の資…



世界各地の資源と価値
地理五月号の以下の4つの記事に関しての書評となります。 ①チョコレートから世界を観る ②日本におけ…




荒唐無稽で豪快なファンタジー
本作は、地上で暮らす日本人を、自分たちが、甘んじてきた地下世界に 押し込め奴隷化しようとするテロリ…



地政学と地政学的状況
地理2018年3月号、特集「地政学を識る」。 本特集を読んで、地政学が何かは、よく分からなかったけ…